上海・北京に移住しなかった理由【中国】


上海や北京への移住を検討する時、
良いところも悪いところも条件として見つかった。

近くにある蘇州・杭州についても条件は似ているので、
合わせて見ていくことにしよう。



中国の中でも発展している街であり、
繁栄を象徴している街でもある。

特に経済・金融の街の上海はバブルの色合いが濃厚で、
東方明珠塔、上海環球金融中心、
上海中心大厦等の高層ビルが立ち並ぶ。

異様なまでの発展の勢いがどこまで続くのか、
そしてバブルが弾けた時にどんな変化が起こるのか
現地で暮らしながら生で観察するのは興味深い。


これまでもマレーシアやフィリピンで暮らしてきたが、
こちらは投資修行の意味合いも強く、
力強い成長を遂げている街を選んで住んだ。

上海・北京の場合はすでにピークを越えている可能性もあり、
いつ不動産バブルが崩壊してもおかしくない状況。

一方、思いの外現在の成長が長く続く可能性もある。

どちらにしても、
現地に移住して間近で眺めていく対象として
十分すぎるほどに面白い対象。


食事の面で考えても、
中華料理は日本人にも馴染み深く、
さらに和食レストランも北京や上海には多いので
食べるものがなくて困ることはない。

この点は重要なところで、
マレーシアで最初に住んだコンドミニアムは
この点が立地条件的に厳しかった。

それはさておき、
中国の中で考えても、
北京・上海はいくつかハードルが高い部分があったり、
マイナス要素が存在していたりする。

もちろん他の国と移住条件を比べた場合には、
他にも問題が噴出する。

では、なぜ上海・北京での生活を断念したのか?

その理由を見ていこう。



食や空気の安全性

北京はPM2.5を含めた大気汚染がひどいことで知られる。

霧がかかったように遠くの視界が遮られる様子は
生活環境として適しているとは到底思えない。

空気は生きている以上吸わなければならないし、
あの環境は東南アジア諸国の首都以上に問題がある。

上海にしても、
決して空気のきれいな街ではない。


食に関しても不安要素は強い。

以前に中国で駐在員をしている人と香港で話をしたが、
野菜を洗剤で洗って食べているということ。

そして、食器用の洗剤でも普通の石鹸でもなく、
野菜を洗うための洗剤が販売されているらしい。

それだけ農薬が使われているということだし、
地下水の汚染等も含めると問題は根深い。

中国に移住して健康を残ってしまったのでは、
後悔してもしきれない。

絶対に失敗したくない点だし、
この点は大きなマイナスポイントと考えざるを得ない。

現地で仕事を探そうという趣旨ではないので、
わざわざ空気や水、食べ物が汚染された街で
暮らしていこうとは思えなかった。



治安が悪化するタイミング

中国といえば世界でも珍しい反日感情の強い国。

そして、共産党政権が自国の問題から
庶民の関心を別のところに誘導するために
反日運動を焚き付けてきた経緯もこれまでに見られる。

日本人の経営する店舗等にもそれなりに被害が出たところで、
程々のところで暴動を止めるのが彼らのやり方。

ある意味でしたたかな方法ではあるが、
現地在住の日本人にはたまったものではない。

中国の警察がまったく信用できないのは
過去の個人的な体験でも痛感している。

中国において、
警察は味方でも何でもないと思って暮らさざるをえない。


こうなってくると、
治安は平常時と反日運動が激化した時期で分けて考える必要がある。

これに嫌気が差して、
珠海からセブに移住した友人の一家もいた。

わざわざ世界でも珍しい反日の国で、
そして治安も良いとは言えない中で暮らす必要があるのか?

そう考えると、共産党政権のお膝元の北京も、
あるいは上海にしても問題を抱えている。



生活費の面ではマイナス評価

東南アジア諸国やヨーロッパの一部の国と比較しても、
すでに上海や北京の物価の方が高くなっている。

それだけ生活費が高騰している上に、
住環境が整っているとは決して言えない。

同じ金額で買い物をしたとしても、
手に入る物の質が悪いという問題もある。

これは工業製品だけではなく、
むしろ食べ物について顕著。

先程も触れた通り、
安全性に大いに問題があるため、
単純な物価の比較以上に現実には費用対効果に
開きがあると考えておいた方がいいだろう。


中国全土で見ても、
上海は特に生活費が高い街として知られるし、
北京もそれに近いコストがかかる。

2017年にエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが
発表した世界の生活費ランキングでは、
上海が16位にランクインしている。

ちなみに、前年の5位という順位からは大幅に下落したが、
それでも世界の中で高い部類に入ることに変わりはない。

ちなみに、香港は2位にランクイン、
1位はシンガポールとなっている。


では、移住すれば
それだけの質の暮らしができるのか?

こうして考えると、費用ばかりが高騰して
まだまだ環境がついてきていない状況。

仕事を求めてやって来るならともかく、
純粋に生活環境を追い求めてやっていくなら
もっと安い費用で質の高い暮らしを期待できる街が無数にある。

蘇州・杭州であれば、
上海に比べれば生活費は安く抑えられる。

しかし、コスト面以外の悪いところは依然として残り、
あえて蘇州や杭州に移住しようと思うには至らない。



国境沿いの深セン等と違ってビザが必要

日本人が中国に入国する場合、
15日以内の滞在ならビザは不要。

ビザランについても取り締まりがゆるく、
実質的にビザなしで住むことも可能。

この方法でマカオの隣の珠海や、
香港の隣の深センで暮らす日本人の知り合いもいる。

ただし、上海にしろ北京にしろ、
出国するなら陸路で簡単にとはいかない。

国境沿いの街ではないため、
珠海や深センのように気楽に入出国は繰り返せず、
いちいち飛行機で海外に行かなくてはならない。

15日というスパンを考えると、
これはなかなか疲れる生活。


台湾も同様にビザランには寛容だが、
こちらは一回の滞在期限が90日。

実に6倍もの開きがある。

3ヶ月に一度旅行に行けばいいと言われれば気楽だが、
半月に1度は必ず行かないとアウトというのは
随分気が重い。

ビザランのために訪れるのは近隣諸国になるが、
ロシアはビザや入国条件を満たすのが厄介な国で、
手続きが面倒なことで知られる。

それ以外の国に行くにしても、
早々に飽きるのは目に見えている。


となると、中国の中でも北京や上海に住む場合、
正式にビザを取ることが移住の条件となるだろう。

こうして事前に余計な仕事が増え、
手続きが増えることになる。



ネット環境の悪さ

よく知られている通り、
中国はネットへの規制が世界的に見ても厳しい国。

Google、Facebook、Twitter、LINE等の
様々なサービスが規制を受けている。

もちろんVPNを使えば北京や上海にいながら
これらの禁止されているサービスにアクセスすることは可能。

とは言え、VPNも必ずしも安定しているわけではないし、
普通のサイトにアクセスするのに
わざわざ裏技を使わなければいけない環境が
住むのに適しているとも考えがたい。

仕事でもgmailを使っているので、
何か支障が出ても困る。


こうした独自性は中国へ移住する上で
大きなマイナス要因。

自由な情報の交換すらできない閉鎖的な国であることも、
長い目で見ると不安要素になってくる。



国民性が合わない

これは単純な趣味の問題になるが、
中国人との相性が悪いというのも
移住を後悔することになりそうなポイント。

マレーシア在住時は何度も訪れてきたが、
彼らのがさつな性格とは合わなかった。

海外で暮らすようになって、
やはりそれぞれの国の国民性との相性は
重要な事がよくわかった。

それはロングステイのレベルの期間でもそうだし、
より本格的に移住するとなれば、なおさら。


こうして考えると、
北京・上海の発展とバブル崩壊の現場には興味があるものの、
住環境としては物価・治安・ビザの条件等、
様々な面で問題がある。



秘密の話

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

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