マレーシア移住の手続き、海外引越しの実態

マレーシアのジョホールバルに移住することは決まった。問題は、それまでの準備や手続きの方法だ。

海外旅行にすら一度しか行ったことのない私にとって、移住のための手続きなど知るよしもなかった。ということで、とりあえずはネットで情報を集めたり、市役所に出向いて質問してみることになった。

結果として必要な手続きはたったの3つ。

まず、市役所に行って住民票を抜くことと、住民税の手続きをすること。これは合わせて1時間もかからずに終了した。なお、住民税は1月1日にいた国(私の場合、日本)に1年分を納めることになり、1年の途中で海外移住しても同様の処理となる。

次に、移住先のマレーシアでの住居の確保。今回は知り合いから不動産業者を紹介してもらうことで、実際に現地に行ってから探すことになった。つまり、住所未定のまま移住していくことになる。

最後に、私の場合にはネットビジネスの分を青色申告していたので、青色申告の取り下げや廃業届、翌年分の納税代理人の決定が必要だった。要するに、税務署に行って事情を伝えれば、向こうで教えてくれた。

なお、納税代理人とは、移住した年の分(移住するまでの分)を翌年に確定申告をしてもらう人のこと。これは家族に頼んだ。

というわけで、実質的に市役所と税務署に一回行くだけで、すべての手続が終わってしまった。個人で確定申告をしていない人なら、税務署に行く必要はないので、市役所に1度足を運べば海外移住の手続きは終了することになる。

なお、人によっては国際運転免許証を取る必要がある。これは最寄りの警察署に行くか、運転免許試験場に行く必要があるが、私の場合にはペーパードライバーなので見送ることにした。

日本を出て暮らすというと一大決心のようだが、少なくても国としてはややこしい手続きを用意しているわけではなく、よその市町村に引っ越すのと変わらないレベルの手続きだけで簡単に終了した。




移住先での手続きは?

日本側での手続きは上記のとおりだが、マレーシアではどうか?

まずはビザの問題をクリアする必要がある。私の場合、MM2Hビザを取得したが、こちらは事前に手続きを行っていたわけではない。入国してしばらくしてから、エージェントに連絡を取って手続きを始めた。

では、当初はどうしたか?単純にビザなしでの滞在だった。この場合、期限は90日となっているが、その間に出国して戻ってくれば再び残りの日数が90日にリセットされる。

これはいわゆるビザランだが、もちろん無限にこの方法で滞在できるわけではない。延々続けていれば、どこかで入国拒否されるし、移住して1年程度でイミグレでの当たりが厳しくなってきた。

ビザ以外の手続きとしては不動産の契約があるが、こちらは外国人だからと言って難解な手続きがあるわけではなく、現地の不動産会社を通して普通に部屋を借りられた。契約書にサインをし、あっさり契約完了。

この他には、日本大使館への在留届の提出がある。これは失踪や災害の際の身元確認、情報提供等に役立つので、一応手続きをしておいた方が安心。

こうして見ると、ビザの問題さえ解決できるのであれば、マレーシアに移住するのに必要な手続きはそれほど難解な問題ではなかった。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


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「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

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