
2014年になってからライアンエアーの利用規約が幾つか変わっていて、使い方が大分変更された。
基本的にはプラスの方向に変わっているので、顧客にとっては改善の動きになっている。
特に良くなったのは、これまで一つしか手荷物を持ち込めず、このルールがかなり厳格に運用されていたのが、手荷物が二つまで持ち込めるようになったということ。
つまりスーツケース、もしくはバックパックを一つ持っていて、なおかつ手提げカバン等を持ち込むことが許されるようになった。
これは旅行者にとってはかなりプラスだし、私自身も一つに荷物をまとめることは困難だったので助かった。
座席についての変更
持ち込み手荷物以外にも変更点があって、これまで基本的に有料で座席指定をしない限りシートは完全に自由席だった。そのため、ライアンエアーに乗る場合、早い時間から待機をしておいて、すぐに搭乗ゲートに移動し、ベストな席を確保しようとする人が溢れていた。
それに対して、現在ではwebチェックインをした場合に自動的に席が割り振られるようになったため、席取りをする必要がなくなった。
これ自体はライアンエアーの特有の事情がなくなったというだけで、アジアのLCCと同じような流れになる。
ライアンエアーに搭乗してみた
今回、ライアンエアーに乗ってみて感じたのは、そこまで悪評高い部分がなくなっているということ。ライアンエアーというと料金が安いというプラスの側面と、様々な利用規約が独特のものがあり、使いづらいという二つの側面があったが、悪い方の側面は2014年になってから大分変わっているのを実感した。
利用上の注意点ということで、様々なサイトが問題を喚起しているし、そこら辺は心配なところではあったが、実際に乗ってみて特に問題が起こることはなかった。
とは言え、webチェックインを事前にしないと罰金を取られるとか、旅人にとって困るのは航空券をプリントアウトしておかなければいけないので、ホテルによってはプリントアウトの設備がなくて、わざわざインターネットカフェを探さなければいけないとか、そこら辺は面倒なところ。
そこら辺についてはiPhone等のアプリを利用することによって、そちらを提示すれば済むという話もあるが、よく分からなかったので念には念を入れて紙で印刷して持っていくことにした。
いま現在エアアジアやタイガーエアなどのアジアのLCCは、パソコンの画面等でPDFを見せれば済むようになっているし、ほとんどの場合、それすら見せずにただパスポートを出すだけで済んでしまう。
それに比べると、ライアンエアーのやり方は、かなり厄介なところではある。
とは言え、物価の高いヨーロッパにおいてアジアと同じ、もしくはそれ以上に安く空を飛ぶことが出来るのはかなりの利点。
もうすでにバスや鉄道よりも価格が安いことは当たり前になっているので、ここら辺は日本人が考える飛行機の感覚とは大分違い、不思議に感じる。
今回はライアンエアーを利用すること以外に、思ったよりも空港に到着する時間が遅れたので間に合うかも若干不安ではあったものの、特に問題なく通過することが出来た。
ダブリンの空港についてはかなり荷物検査が厳しいのが印象ではあったが、それ以外には特に問題もなく無事にリスボンへ飛び立つことが出来た。
リスボンではトラブルもなくInternacional Design Hotelにチェックインし、9年ぶりにジェロニモス修道院やサン・ジョルジェ城、発見のモニュメントを訪れることができている。