フィリピン生活はどう?治安や食事、住環境から語った

マカティのラウンドアバウト
マニラに移住してフィリピンで生活するようになって
半年以上が過ぎた。

そろそろ、ここまでのことを一度振り返ってみようと思う。

大前提となるのは私が住んでいるのは
マカティという地区であるということ。

※後日セブで暮らし始めたので、
その点は最後の方に追記した。


同じフィリピンでも地域の差が大きく、
日本の感覚とは随分違う。

マニラの大部分の地域とマカティでは
雰囲気が大きく異なるため、
旅行で来たことがある人の感覚とはずれている部分もあると思うが、
それは当然のことなので。

フィリピンで生活すると言っても、
日本人や外国人が住むのはこの国の中では特殊なエリア。


政府が治安の改善に積極的に取り組み、
街並みもしっかり整備された特別な地域なので、
生活していく分には不安も不便もなく過ごせる。

旅行に来て街並みが汚く感じたり、
危険に感じる場所とは活動するエリアが違う。



たとえば、サンチャゴ要塞やマニラ大聖堂のある
イントラムロス地区はそこまで治安が良くはない。

観光地なのであやしい呼び込みもある。

そうした場所もフィリピンの一部には違いないが、
マカティやグローバルシティは雰囲気がぜんぜん違う。


それを前提に読んでいただければと思う。



フィリピンで生活する上での治安

マカティの公園
マカティやグローバルシティといった
外国人エリアで暮らす限り、
危険な雰囲気を感じたことはない。

一般に安全と言われるマレーシアに暮らしていた時よりも
よほどリラックスできている。


これはフィリピンに来る前のイメージとは違っていた。

ただ、最初に泊まったホテルのあったエリアは
マラテ地区というマニラでも別の場所。

ここは皮膚感覚で危険な感じがひしひしと伝わってきた。

妙な緊張感が漂っているし、
街並みもきれいとは言いがたい。

うさんくさい人も多数声をかけてくる。


こうした場所に住むのであれば治安も悪いだろう。

日本人が住むようなエリアではないが・・・。


あるいは先程もちらっと出てきたイントラムロス。

こちらもあまり治安が良くはないが、
旅行者にも移住者にもなじみのある場所。

というのも、旅行者にとってイントラムロスは
サンチャゴ要塞やマニラ大聖堂、
カーサマニラ博物館、サン・アグスティン教会がある場所。

どれも近いので歩いて簡単に行けるが、
うさんくさい男達が寄ってくる。

トライシクルの勧誘で、
マニラ大聖堂の前からサンチャゴ要塞まで
10ドルでいいと言われたが、
徒歩1分〜2分の距離。

無知な観光客につけこんだ価格設定なのは間違いない。


一方、マニラで生活する移住者にとって
イントラムロスは移民局(イミグレーション)がある場所。

観光ビザの更新を自分で行う人や、
永住権、リタイアメントビザ等の手続きで
移民局を訪れる人もいるだろう。

私もクオータビザ取得の際、
最後の面接をイントラムロスの移民局で受けてきた。

面接官がスマホのテレビ電話で
姪と話す片手間という意味不明な状況だったが。


マラテやイントラムロスから一転して、
マカティの安全度は夜でも安心して1人で歩けるレベル。

特に警戒することもなく歩ける。

それだけの違いがある。



日本で暮らすのと食の部分では大差ない

フィリピン料理
私は普段フィリピン料理を食べることがほとんどない。

生活の場がフィリピンだからといって、
その土地の料理しかないわけではないので。


むしろマレーシアに住んでいた頃に
アジア各国のローカルフードを食べ過ぎて
今では1人の時にはまず行かない。


では何を食べているかと言えば、まずは和食。

平均して1日1食は食べている。


マニラには通常の和食料理屋がいくつもあるだけではなく、
味噌カツやきりたんぽ、釜飯などのこった料理を食べられる店も。

日本で下手な地域に住むよりも
色々な和食を食べることができる。


あとはイタリアンやスペイン料理、トルコ料理等を
食べている。

特にイタリアンの店は多く、
フィリピンで生活していると頻繁に足を運んでしまう。

こうした食生活なので、
日本にいる時と比べても変わらない味を楽しむことができる。



フィリピンに住むメリット

コンドミニアムのプール
やはりコストが安いことが大きい。

家賃は一等地のコンドミニアムであっても
6万円や7万円から。


さらに人件費が安いため、
美容院のカットは120円程度の店からある。

グリーンベルトというマカティでも最高級のショッピングモールの
美容院でも1200円。

日本に比べると極端に安い。



マッサージも1時間800円ほどだし、
月2万円もあればメイドさんを雇うことも可能。

こうした人件費の安さはフィリピンで生活する上で
大きなメリットになっている。

なお、コストが安いだけあって
ATMで一度におろせる金額が小さく、
銀行によっては15,000円程度のペソしかおろせない。

そのため、ATMにはこまめに行く必要がある。


他にも季節による寒暖の差が小さいので、
体調管理が容易ということもある。



セブにも住んでみた

セブシティのスポーツクラブのラウンジ
マカティで1年生活した後、
19ヶ月ほど期間を空けてセブ生活を始めた。

同じフィリピンでもずいぶん様子が違う。

ただし、私が住んだのはセブシティの中心部で、
多くの人がイメージするビーチリゾートエリアではない。

ビーチがあるのはマクタン島の南側で、
そこから渋滞がなければタクシーで20分ほどの距離にある
商業エリアの中心部のコンドミニアムを借りて暮らしていた。


こちらも治安は悪くない。

マカティよりは多少問題がある気もしたが、
マレーシア時代よりは安全に暮らせている。

また、物価は2割ほど安くなった印象を受けている。


さすがに国民性は変わらないので、
フィリピン人のゆるさは健在。

まだ当面はセブ生活が続くので、
こちらもいずれ改めて詳しく書いていこうと思う。


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