フィリピン、あるいはマニラに移住しなかった理由は
大きく分けると2つあった。
まず1つ目は漠然とした悪いイメージ。
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いかにも治安が悪そうで危険な印象がついて回っていたし、
当時は東南アジアのこともよく知らなかったので
フィリピンには負の印象が先行していた。
2つ目の理由は、
これといった取っ掛かりがなかったこと。
マニラに知人が住んでいるわけでもなく、
何か魅力を感じていたわけでもない。
当時はマカティやグローバルシティといった地名も知らず、
マニラ湾やリトルトーキョーのような
スポットも聞いたことがなかった。
要は知識も興味もなかった状態で、
調べようとする動機すら持っていなかった。
そんな状態で急にフィリピンに住もうと思い立つわけもなく、
たまたま縁があったマレーシアを生活の場に選んだ。
こうして、海外生活の当初は
フィリピンには移住しなかったが、
マレーシアの次に暮らす場として選ぶことになった。
マレーシアの次の移住先に選んだ理由
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当初はマレーシアを選んだが、
2年住んだら飽き飽きした。
MM2Hと呼ばれる退職者ビザも取得したが、
どう考えても一生住みたいと思える住環境ではない。
むしろ一生どころか、2年が限界だった。
かと言って日本に戻りたいという気持ちはなく、
海外での生活は続けたかった。
そこで白羽の矢が立ったのがフィリピンであり、
マニラのマカティ市。
マレーシア在住時に各国の情報を集めており、
その中でアンテナに引っかかった国の1つがフィリピンだった。
特にビザ事情がゆるいため、
すぐにでも住み始められるという魅力もある。
治安面もマカティなら安全という話を聞いたし、
まずは移住を前提に渡航してみることにした。
現地入りして住みたいと思えなければ
いったんマレーシアに戻ればいい。
いつでも引き返せる状態でマニラのニノイ・アキノ国際空港に降りたが、
マカティを見て住めると確信した。
早速マカティ市のレガスピ地区にあるコンドミニアムを借り、
マニラ生活が始まった。
住んでみてイメージが変わった
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一般的な先入観として、
マレーシアは安全でフィリピンは危険というものがある。
しかし、両国に住んでみた率直な感想としては、
マレーシアよりもフィリピンは治安が悪いものの、
マカティ限定なら話は変わる。
フィリピンはミンダナオ島のように
きなくさいニュースが定期的に流れてくる地域もある。
マニラは地域によって治安の差が激しく、
マラテのようなピリピリしたエリアから
マカティ・グローバルシティのような穏やかな地域まで
生活水準も治安面も差が大きい。
マニラの中でもマカティで暮らすなら、
マレーシアよりもむしろ安全に暮らせた。
これは移住前に持っていたイメージとは違った点。
マレーシアは全体的にそこそこ安全で、それなりに危険。
フィリピンはエリアの差が激しいため、
住む場所と行動範囲によって違いが出る。
マカティなら徒歩圏内で用事が基本的に完結するため、
わざわざ犯罪の被害に遭うリスクが高い地域に
頻繁に出かけていくこともない。
そんなわけで、安全で快適に暮らすことができた。
こうしてマカティでの生活を終え、
その後はセブでも暮らしてみたが、
セブ移住の話はまた別の機会にでも。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
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日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
![](https://ijuusya.com/immigrate-book.jpg)
電子書籍の目次等も掲載しているので、
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