「海外移住をするなら、事前に下見をしたり、
まずはロングステイから始めるのが失敗しないための・・・」
ネット上で海外生活について調べると、
こんな話がウダウダと語られているのが見つかる。
しかも、書いているのが
海外生活の経験もない人だったり。
そんな話を聞くたびに思う。
「うるさい!」と。
机上の空論を語っても意味がない。
私が初めて海外移住したのはマレーシアだった。
その前に日本から出たのは1回だけ。
6年前にヨーロッパに旅行に行っただけで、
日本出国すら2度目だった。
しかも、東南アジアは初めて。
移住先はマレーシアの中でも情報が少ないジョホールバル。
ここに下見なしで飛び込んだ。
しかも持っていったのはパソコンと着替えだけ。
手荷物だけで日本を出て、マレーシアに移住した。
結果、どうだったのか?
事前にメールで連絡を取っていた不動産業者に到着した日に会い、
その日の昼にはコンドミニアムの契約が終了した。
それから初めての海外生活が始まった。
私は駐在員でもなければ、学生でもない。
会社がもろもろの手続きをしてくれるわけではない。
単なる個人事業主なので、
初の海外で自力で生活していかなくてはならない。
この時には、まだギリギリ20代ではあったが、
移住してまもなく30代になった。
10代のような環境適応能力はないのだろう。
それでも、意外に困らないことに気づいた。
仕事はネットがつながれば問題ないし、
食事はすべて外食で済ませても問題ない。
英語もできないが、
普段はレストランの注文ぐらいしか英語を使う機会もない。
そして、マレーシアの食事は日本人の口に合うし、
意外に美味しい日本食レストランが多い。
こうして、気候が温暖なマレーシアを起点に、
タイやシンガポール、インドネシア、マカオ、香港、
ラオス等の国へ旅に出て、
2年で約20都市を訪れた。
日本から出て、世界が広がったことを感じる。
距離の上では近くのアジアのイメージも変わった。
荒れ果てた新興国のイメージが間違っていることもわかった。
部分的に見れば、
タイやマレーシアは先進国レベルの建物やコンドミニアム、
ショッピングモールもある。
シンガポールはもはや先進国と変わらない。
様々な刺激を受ける日々だった。
そして、マレーシアに住むこと2年。
ビザなしで住み始めたのだが、ようやくビザも取った。
もう入国するたびに止められるので、
そろそろビザがないと住み続けられないと感じていた。
これで好きなだけマレーシアに住める。
足場が固まった1週間後、フィリピンに移住した(笑)。
これは元々決めていたことで、
一応ビザだけ取っておこうという趣旨だったので。
本当はもっと早く取ればよかったのだが、
つい後回しにしてしまって。
そして、フィリピンへの移住もまた、
下見なし・手荷物だけで。
もはやシリーズ化するつもりなんじゃないかと思う。
今後も他の国に住んでみる予定だし。
フィリピンに行く時には、
数日前まで情報もろくに調べていなかった。
アジア各国を旅してきた中で、
行けばどうにかなる気がしていたので。
とにかく持っていた服の9割ほどを捨て、
靴も10足以上捨ててはいていくものだけを残し、
とにかく身の回りの品を整理した。
冷蔵庫と洗濯機は、
ちょうど引っ越すタイミングの友人がいたので
プレゼントしてきた。
まともに準備もせずい飛び立ったのだが、
案の定どうにかなった。
1週間かからずにコンドミニアムを契約し、
住み始めることができた。
こんなわけで、
動き出してしまえばどうにかなるもの。
もちろん、子供がいたりしたら話は変わるので、
条件によって違うのは間違いないが。
何にしても、
海外に移住するのと国内で隣の県に引っ越すのが、
私には同じ感覚になってしまった。
移住前は海外旅行も1度しか行かなかったのに、
人間変われば変わるものだ。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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