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ルーマニア・シビウからハンガリー・ブダペストへの行き方



ルーマニアのシビウから当初は国境沿いの町アラドか、シギショアラに行こうかと思っていたが、どうやらあまり交通の接続もよくないようなので、ダイレクトにハンガリーのブダペストまで鉄道で移動することにした。

所要時間はかなり長く、なんと8時半に出発をして、到着するのが17時50分。

9時間20分の道のりということになるかと思ったが、実を言うと、ルーマニアとハンガリーの間には、時差が1時間あるため、実際には10時間20分かかっている。

これだけの時間がかかるとなると、東欧から日本まで飛行機で移動するのと大して変わらないぐらいになってしまう。

理由は明白で、とにかくルーマニアの国内移動が遅いから、距離の割に明らかに時間がかかりすぎる。

今回時間を見ていたら、シビウ駅を出たのが8時半で、ルーマニアの国境を越えるということで、ルーマニア側の警察がやってきたのが3時。

そこからまたハンガリーに向けて走って、ハンガリー側のイミグレの警察がやってきたのが4時前だった。

これは両方ともルーマニア時間の話。

ということは、8時半から午後3時までの間、6時間半に渡ってルーマニアの国内を移動していたことになる。

どのようなルートを通っていたかは定かではないが、地図で見る限り、あまりにも遅すぎる。

実際鈍行列車のようなもたもたしたスピードで常に走っているので、一向に進まない。

そうは言っても、それなりに風光明媚で、途中二ヶ所ほど丘の上にある小さな城塞を見ることができたし、菜の花らしき黄色い花が一面に咲き渡っている光景も、ルーマニア側とハンガリー側の両方で何度も見かけた。

今回乗った電車は、外見はSLのようであまりにも旧型で驚いたが、内装はそこそこしっかりしていて、電車の中はまあまあ綺麗だった。

とはいえ、シートは倒れないし、妙に座りの悪い首の背もたれとか、そこら辺はさすがルーマニアという感じ。


複数の不審な乗客

鉄道内には怪しい乗客が何人かいて、1人はどう考えても精神が正常ではないと思え、すれ違う人の顔を1人1人異常にぎょろぎょろとした目で覗き込む40歳過ぎの男。

彼は頻繁に電車内を巡回していて不気味だった。

そしてもう一人は、唐突にフッフッというよくわからない掛け声をかけている20歳ぐらいの学生で、周りの乗客も何度も振り返っていた。

彼ら2人が連れ立つようにして同じ駅で降りていくと、これで安心したかと思いきや、浮浪児のような10歳ぐらいの3人組が乗ってきて、騒ぎながら何度も車内を往復していた。

置き引きということも十分に考えられるので警戒していたが、一駅先で彼らは降りて、ようやく車内は平和になった。

なんだか無駄に心労がたたった感じだが、そこから先は特に何があるわけでもなく、途中で二回イミグレ代わりに電車の中にルーマニア側とハンガリー側の警官がやってきて、スタンプを押すぐらいだった。

シェンゲン協定に加盟している国であればこういったことはないはずだが、ルーマニアかハンガリーのどちらかが加盟していない、もしくは実施していないということなのか、わざわざスタンプまで押されたし、入国の目的とか、滞在日数とか、そういったことも聞かれた。

ブダペストが近づいてくると、警官や車掌も交代になったらしく、普通の席にやってきて乗客と同じように座っていたりした。

ちなみに今回は乗り換えなしで直通だったため、途中で食事を買うことはできないので、Hotel Levoslav Houseで朝食として受け取ったサンドイッチを昼食にして、それにプラスして朝食に食べようかと思っていたバナナを食べきれなかったので、そちらも昼食に回した。

結局10時間以上の旅となったが、最後の方は若干鉄道に酔ってしまって、気持ち悪かったものの、10分ほど時間に遅れただけで、無事に10年ぶりにブダペストのケレティ駅に到着することができた。

そして、難民問題に揺れる中でもハンガリーの治安はルーマニアに比べて良いことを、この後の滞在で改めて思い知ることになった。


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

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