ソフィアの町に来て印象的だったことの一つに、食のレベルがそこそこ高いことが挙げられる。
この町はレストランが少なく、そういった意味で言うと食事は残念なのではないかという思いが最初のうちはあった。
ヨーグルトも明治ブルガリアヨーグルトと全く変わりがなく、わざわざこの国までやってきてまで食べるような意味はなかったと感じていたが、レストランで大きなハズレがなかったのも、これまでの滞在で感じたところ。
例えばビクトリアという店のミネストローネは絶品だったし、ハッピーという店のシーフードリゾットも美味しかった。
ただし、ハッピーが提供していた寿司は色がおどろおどろしくて、とても注文する気にはなれなかった。
ソフィアには、寿司屋も2軒ほどあるようだが、結局そこに入ることはなく、現地の料理を食べている間に次の町プロヴディフに移る日がやってきた。
それはそうと、雨が降ってきた日にはレストランまで移動するのが大変だったので、町中でよく見かけるピザの切り売りの店で食事をすることにした。
こちらは1レバ(約70円)で、大きなピザを1切れ売っている。
そして至る所にこの手の店があって、その中の一つでピザを買ってみた。
雨が降ってきていたので軒先で食べようとしていると、中に席があると招かれたのでそちらに入っていった。
1階ではなく、ロフトのような2階の席に通されて、階段がかなり不安定でギシギシいうので不安だったが、これはロフト部分の造りもかなり簡素になっていて、後から来たブルガリア人と思われる男が貧乏ゆすりをし始めたが、床全体が揺れるほど。
それはそうとしてピザの味がどうだったかというと、安いなりの味で、一度食べたら十分という感じだった。
健康的な感じもしないし、ピザも冷め切っているし、頻繁に食べたいようなものではない。
70円で1食分になるので、そういった面でのメリットはあるだろうが、わざわざ物価の安いブルガリアまで来て、たまたま天気が雨でもなければ、これを食べる意味はないのではないかと思う。
雨が止んだ後、再び出かけて小腹がすいたので、町中でケーキを買ってみた。
シュークリームのシューの部分を、スポンジのところに織り込んでいるケーキがあったので、興味本位でそちらを注文してみることにした。
こういった選び方はハズレを引くことも多いものの、現地特有の食を楽しむことの魅力には抗えない部分もある。
これは何というケーキなのか尋ねてみたが、ブルガリアではほとんど英語が通じることがなく、ここでも苦笑いされるだけで、返答は返ってこなかった。
とにかくそのケーキを食べてみたが、これは味の面でも大正解だった。
シュークリームのシューの部分は、見た目と歯ごたえにおいて、アクセントになっているし、クリーム部分も美味しい。
味をしめて翌日もソフィアの別のパン屋でケーキを買ってみたが、こちらは日本でも昔あったバタークリームのようなもので、おそろしくまずかった。
正直最後まで食べることができないほどで、やはり当たり外れがあるという印象。
とは言え、全体として考えてみると、ソフィアではちゃんとしたレストランに入れば、美味しい物が食べられるという感じがした。
しかしながら、ソフィアの中でも中心部にいかない限りレストランがほとんどないので、そこら辺は若干困るところ。
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