マドリッド近郊にトレドという町がある。
スペインの画家であるエル・グレコが愛した町としてもトレドは知られている。
そんなわけでマドリッドから日帰りで旅行に行く人も多い。
私も以前にこのトレドに行こうかと思って、結局はセゴビアという別の町に行くことにしたことがある。
セゴビアは面白い雰囲気を持つ町で、特に旧市街は昔の趣を残していて、まさに私が思い描いていたヨーロッパの雰囲気だった。
今回は改めてマドリッドに来たので、トレドに行こうかと思ったものの、結局は中止にした。
というのも、この時期のスペインはかなり暑く、あまり町歩きに適した気温ではなかったため、トレドに行ったところで日帰りでしっかりと色々なものを見て戻ってくるということはかなり厳しいと感じたから。
スペインのシエスタを列車内で決め込むのも、治安面で不安があった。
起きたら財布やスマホがなくなっていることも、マドリッド近辺の鉄道内なら十分にありえる。
それであれば、もう少し気候のいい時期に改めて行った方がいいという結論に達した。
しかしながら、今回マドリッドを再訪してみて、この町は長期滞在にはあまり適していないと感じたし、再び訪れるような魅力も薄いと判断した。
そうなってくると、これから先マドリッドに行くことが、基本的にはなくなるだろうし、そうなってくると、トレドにつながるルートで動くことがなくなってしまう。
基本的にトレドはマドリッドから移動する場所にあるので、そのついででもない限りはなかなか足を向ける機会がない。
わざわざトレドだけを訪れるためにマドリッドを経由して移動するとか、そこまでの魅力があるようにも見えないので、今後の人生も含めて、もしかしたらスペインのトレドは訪れる機会がないまま終わってしまうのではないかという気もしている。
それ自体はそれほど残念なことだと思っていないものの、どちらかというとセゴビアの丘の上から見た町並みの方が印象に残っているし、再び目にしたい気もする。
そう考えてみると、マドリッドという町そのものにはそれほど滞在する理由は見当たらないにしても、日帰り旅行の拠点として足を運ぶのはいいのかもしれない。
あるいは、セゴビアやトレドに1泊するという方法もあるので、無理矢理マドリッドに泊まることもないし、そこまで長居しないのであれば、1日たりとも居たくないとか、そういった敵意のようなものがマドリッドにあるわけではなくて、他の町に比べると魅力が薄いとか、あとは単純に生活しずらいとか、そういった問題があるだけのこと。
そうなってくると、変に可能性を閉ざすよりは、今後近郊の町への拠点として活用する可能性は残しておいた方がいいのだろう。
最近つくづく思うのは、移動のルートが重要であるということ。
いかに効率よく周るかということは、移動を減らして身体的な負担を軽減することにつながる。
ただ単に時間がないから効率よく周るというだけではなくて、体力の節約という意味でも、うまく移動していくのは重要ではないかと思っている。
特に最近は北米のカナダやアメリカをどうやって横断するか考えているが、アメリカ大陸を東西に横断するだけに長距離になってしまうので、なおさら移動効率の重要性を感じている。
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