台湾のオンライン入国カードを使わない理由

スポンサーリンク

台湾のオンライン入国審査カードが導入されたのが
2015年7月からで、
飛行機の機内で配られるカードの代わりに
事前にwebで情報を電子申請することができる制度。

大抵の国に旅行や仕事、留学等で行く時には、
飛行機の中で名前や職業、性別、渡航目的、ホテルの名前等を
記載する入国審査カードをCAから手渡される。

それを記入する目的で、
海外旅行に行く時にはペンを持参する人が多いだろう。

この手間を省略できるのが、
台湾のオンライン入国審査カードで、
こちらから手続きができる



メリットとしては、
いちいち飛行機の機内でテーブルを広げ、
覚えていなければパスポート番号を調べるために
パスポートをガサガサ取り出したりしなくていい。

たしかに狭いスペースで、
場合によっては乱気流等で揺れる機内で
ペンを走らせるのは面倒といえば面倒。

また、入国審査カードの書き方に慣れていない場合、
ぶっつけ本番よりは事前に手続きをwebで済ませる方が
記入例を見ながら書けるので安心かもしれない。


とは言え、記入する内容なんて簡単だし、
わざわざ揺れているタイミングで書く必要もない。

私はパスポート番号も憶えているので、
身をよじってポケットからパスポートを出す手間も要らない。

そう考えると、
わざわざ台湾旅行が決まった段階で
オンライン入国審査カードを登録しておく方が面倒。

現在は常に海外を動き回っているので、
手続きが済んでいるかどうかを忘れる可能性も高い。

そうなると、二度手間になりかねない。

せっかくweb上で手続きを済ませていたのに、
飛行機で再び紙にも記載したのでは手間が増えるだけ。


しかもオンライン入国審査カードを記入しても、
入国日も記載欄にあるため、
一度しか使えない。

登録したら1年有効というわけでもなく、
わざわざ毎回登録するために手続きのURLを探し、
そこから手続きをすることになる。

パスポート番号や生年月日という個人情報を盗むため、
公式サイトに似せたフィッシングサイト等も
今後生まれる可能性は否定できない。


そう考えると、わざわざweb上で手続きをする必要があるのか?

この点が疑問として残っている。

そもそも台湾だけが他の国と違うシステムを取っても、
それを覚えて対応するのが手間。

いつも通りのルーティーンとして
機内で入国審査カードを記載する方が
無駄に意識することが増えなくて楽だと感じる。



1年で3回台湾に旅行に行くと申請資格を得られる常客証のように、
申請する価値が十分にあるものもある。

Taipei Free Wifiのように、
困った時の解決策として登録しておくものも。

ただ、向こうが用意した制度に
ことごとく乗る必要もない。

オンライン入国審査カードについては、
わざわざ活用する意味を感じない。

そこに脳の容量を使うほうが無駄ではないかと。


そんなわけで、
先日バンコクから台北に入った際も、
日本で急用ができて高雄から東京に飛び、
数日後に戻ってきた時にも使わなかった。

普通に飛行機内でペンを走らせ、
2分とかからずに記入は終了。

あとはフライトの間は足元のカバンに入れておき、
イミグレで提出しただけ。



なお、かつて住んだマレーシアのような国の場合、
システムが落ちたり、係員のスキルが低すぎたりで、
こうした制度がまともに運用されないことが多々あった。

結局、向こうの落ち度によって
手続きをしていなかったかのような扱いを受け、
改めて目の前でやり直しになったり。

台湾はそのようなことは少ないようで、
オンライン入国審査カードを利用したからと言って、
不利益を被ったという話は聞かない。

このあたりはさすが。

こうしたところから国としての信頼が積み重なったり、
信用を失ったりするところだし、
入り口である空港の印象は大きい。

そこを外さないというのは、
快適に旅行をするために重要な要件だろう。


スポンサーリンク

海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事