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チロル地方の絶景にはかつてからあこがれていた反面、
どこか別世界のような気もしていた。
毎年恒例となりつつあるヨーロッパ3ヶ月の旅の中で、
その場所に行ってみることにした。
まずはモスクワ経由でミュンヘンに飛び、
そこから陸路でオーストリアのインスブルックへ。
チロル地方は複数の国にまたがり、
オーストリアの他にもスイス、イタリア、ドイツと
4つの国に広がっている。
その中でも中心となっているインスブルックに来ている。
特にルートも決めずに旅をしているので、
この後でイタリアのドロミテも気が向いたら行く予定。
ひとまずここまでの感想では、
チロル地方は想像以上に絶景だった。
のどかで穏やか、そしてアルプスの山々だけではなく
自然豊かな土地。
インスブルック旧市街はヨーロッパ的な街並みだが、
その向こうには常にアルプスが姿を見せているという
不思議な場所。
ミュンヘンからはMeinFernbusを使って移動したが、
チロル地方が近づいてくると山間ののどかな村が増えてくる。
単なる移動手段として乗ったはずのバスからの風景が、
すでにヨーロッパまで来た甲斐があったと思わせてくれるレベル。
日本でたとえると軽井沢周辺の別荘地に近い。
そして、何よりも雄大な自然。
アルプスの名峰が絶景なだけではなく、
眼下に広がる川も美しい。
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そんなこんなで景色に見とれている間に、
チロル地方の町、インスブルックに到着。
中央駅と隣接したバスターミナルなので、
場所は分かりやすい。
人口が12万人程度ということからも分かる通り、
かなりこじんまりとした街となる。
一部エリアはアルプス山脈に隣接しており、
街のどこにいても山々の姿を望むことができる。
一昨年のブルガリア・ソフィアも山との距離が近いと感じたが、
インスブルックはその比ではない。
距離感も、隣接する山の数も。
ひとまずホテルへ。
今回は2つのホテルに宿泊したが、
どちらもサウナ施設(ウェルネスエリア)が充実していた。
ミストサウナやドライサウナ、
背中の痛みを取るためのPhysiotherm社製の特殊なサウナがあり、
ビーチに並べられているような椅子もあって
くつろぐこともできる。
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その割には、チェックインの時にも説明はないし、
特に売りにしているわけでもなさそうなのが不思議なところ。
オーストリアは久しぶりの訪問だが、
サウナがあるのが普通だっただろうか?
ウィーンの記憶をたどるが、
利用した覚えはない。
今回はオーストリアつながりでは
ザルツブルクとグラーツにも行くので、
そちらでもチェックしてこようと思う。
念願のチロル地方に来たが、
最初の数時間は歩いているだけで絶景の連続。
これほど近くにアルプスがあるとは信じられず、
何度も山々を見上げてしまう。
そんなわけで、街歩きも身が踊るようだった。
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旧市街に行くと、
伝統を受け継いだ古い町並みと
アルプスのコントラストが素晴らしい。
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せっかくなので、
アルプスの山に登りたいということで、
ノルトケッテへ行くことにした。
まだ山頂は雪が積もっているのが遠目にも見えたが、
そちらを目指すことに。
ホテルから近くに見える山の方に向かい、
後は道なき道を自らの脚力を頼りに登っていく・・・
わけがなくまずはトラムで移動。
まずは旧市街の北、ホーフガルテンという公園の近くの
コングレス駅からトラムに乗った。
そこからHungerburg駅まで移動すると、
すでに標高は800メートルを越えた。
インスブルックの街を一望するには、
この高さがちょうどよかった。
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しかし、アルプスの山を登るのはここで終わりではない。
そこからケーブルカーに乗り換え、
Seegrube駅へ。
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こちらは標高が1900メートルを越え、
先ほどのHungerburg駅よりも1,000メートル以上高い。
辺りは雪景色となり、バーも出ていた。
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その先に進むにはもう1度ケーブルカーを乗り換え、
Hafelekar駅を目指すことになる。
こちらは2,256メートルの高さ。
山頂が目で見える位置まで登れる。
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ここまで来ると街ははっきり見えず、
5月を目前にしても雪に包まれた絶景が広がる。
南国暮らしをしている身としては、
これだけ多くの雪に囲まれる機会はないし、
アルプスでこんな絶景を見ることができるとは。
チロル地方まで来た甲斐があった。
帰りはトラムを途中下車し、
日本やアジアとは違う動物もいるだろうと思い
アルプス・ズーという動物へ寄ってきた。
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夕食を取ったGoldener Adlerも雰囲気が良く、
充実した一日だった。
翌日はアンブラス城へ。
こちらは孔雀のいる美しい庭園と、
その周辺に広がる広大な自然が魅力的な場所だった。
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アンブラス城の後は、
バスでチロル・パノラマという展望台があるというので、
そちらに向かうことにした。
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前日のノルトケッテに比べると圧倒的に迫力不足だが、
街を一望することはできた。
そしてインスブルックといえばスワロフスキーということで、
クリスタルギャラリーへも足を伸ばしてみた。
こちらは中央駅から30分ほどバスで移動するが、
途中は防音のためか壁に囲まれているエリアもあり、
あまり絶景を楽しみながらの移動とはならなかった。
スワロフスキー・クリスタルギャラリーの写真はこんな感じで、
謎のモニュメントに迎えられて中に入ることになる。
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なぜか来場者の8割ほどがインド人で、
インスブルックの街ではそこまで多くはないはずなのに、
なぜかクリスタルギャラリー内はインド人ばかりだった。
スワロフスキーの人気に地域差がここまであるのだろうか?
ホテルに戻る途中にバーに寄ろうとしたら、
適当な店が見つからなかったので、
近くのSPARというスーパーマーケットでGasserのビールを買って帰り、
ホテルでアルプスを眺めながら部屋飲み。
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チロル地方を去った後は、
ザルツブルク・グラーツとオーストリアでの移動が続いた後、
スロベニア・クロアチア・イタリアへ行く予定。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
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日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
![](https://ijuusya.com/immigrate-book.jpg)
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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