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8月のリスボンは暑くて出歩く時間が減る



ちょうど8月にやってきたこともあって、リスボンは夏の真っ盛りだった。

夕方でも外を歩いていると、27度とか、28度といった気温が表示されている。

もちろん日中は30度を連日越える。

こういった気温の中歩き回るのは、それなりに体力を消耗する。

同じ時期の東京に比べればずっと涼しいし、朝晩はだいぶ気温が下がるので過ごしやすいとはいえ、町歩きに適した気温とは言えない。

例えばダブリンの場合は、道に迷っている間に2時間ぐらい歩いてたりもするが、それでも心地よく町並みを堪能しながら散歩することができる。

これに対して、リスボンで昼間に2時間も歩いていたら汗だくになってしまうし、まずそんなことをしようとは思わない。

いくら治安の良いポルトガルでも、太陽が凶悪なほどにギラついていることまでは止められない。

そうなると、ジェロニモス修道院やベレンの塔のような郊外に足を伸ばすのも億劫になるし、ロシオ広場は泊まっているAvenida Palace近いからいいにしても、サン・ドミンゴス教会を見に行ったり、ベレン宮殿を見に行くのははばかられる。

本来マニラから比べると、リスボンはたとえ8月であっても5度ぐらいは気温が低いわけだし、そういった意味では快適に感じてもいいはず。

しかしながら、よく考えてみるとマニラであっても外を出歩くのは食事の時ぐらいで、1時間丸々歩くとか、そういった機会はあり得ない。

そう考えてみると、マニラでそれなりに快適に過ごせていたのは室内で主に生活していたからで、リスボンであっても多少気温が低いとはいえ、やはり外を歩くには30度近い気温はかなり厳しい。

結果として朝晩に出歩くぐらいにしたものの、何しろ陽が沈むのが夜9時ぐらいなので、夕方頃に歩いたところでそこまで涼しいわけでもない。

それでもだいぶ陽が傾いてくるので影になる場所も多いし、影を選んで歩けばだいぶ心地い。

リスボンにいる間は1度も雨に降られることなく、ほとんどの日において雲すらろくに出ていない状態だった。

それだけに陽射しがサンサンと降り注いでいる中で歩くことになったので、日蔭かどうかは非常に重要だった。

結局、観光らしい観光もほとんどすることなく、以前に訪れた場所をブラブラ歩くとか、そんな風に怠惰な毎日を過ごしていた。

ヨーロッパの中でもロンドンやダブリンは、かなり町歩きを楽しんだ印象があるが、リスボンに関してはアジアにいる時と同じで、基本的には室内で過ごして、昼食や夕食の時にちょっと出歩いたりとか、あるいは朝の涼しいうちにブラブラして町並みを楽しむぐらいだった。

こういった生活密着型の旅も悪くないし、おかげでだいぶ仕事も進んだ。

もっとリスボンでは、遊びに出歩く時間が多いと思っていたので、予想外に仕事がはかどり、結果的にはプラスに働いている部分もある。

今後はオビドスやナザレを経由してポルトまで行く予定なので、その辺の町でもあまり焦らずにのんびりと旅行をする予定。

というのも、こういった気温の中で次々に移動するのはかなり体力を消耗するし、そういった予定は全て破棄した。

本来であれば、このままスペインからフランスを抜けて、ドイツもしくはイタリアに入ってから東欧に行く予定だったが、そういった陸路の旅はやめて、スペインのマドリッドからポーランドのクラクフまで一気に飛行機で移動することにした。

それまでの期間は、ポルトガルとマドリッドでのんびりと過ごせばいいので、あまり焦らずに1つ1つの町をじっくりと楽しんでいこうと思う。

特にポルトガルに関しては、リスボン以外の町を再び訪れる可能性はそれほど高くないので、今回の滞在でじっくりとその魅力を味わってくる予定。


最後に

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

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