アメリカ留学をして失敗したと思ったこと


※以下はニューヨーク在住の鈴本さんからの投稿

ニューヨークに留学をして失敗したと思ったことは、学校の交換留学のプログラムで語学留学をしていた時にあるんですけれども。

その語学学校は日本人が多いんですね。

大半が日本人と、台湾人で構成されていて、同じ大学からその語学学校に派遣されているので、アメリカに行く前から友人同士だったため、やっぱりどれだけ英語でしゃべろうと思っても、その友人たちとの付き合いとかもありますから、やっぱり日本語をゼロにするわけにはいきません。

やっぱり日本人の子達にどこかへ行こうと誘われたら、特に理由がなければ断ることもできないし、やっぱり付き合いは大切。

時に頑張って1人で行動しようと思っても、そういう存在って浮いてしまうので、やっぱり行く大学や語学学校の状況はすごく大切とその時実感したし、学校のプログラムでその語学学校を選んだのはちょっと失敗だったなと思いました。

台湾人や中国人の友達が多く出来たのはすごく良かった点なんですけれども、アジア人同士だと価値観とか文化が結構似ているんですね。

なので、自分がすごく拙い英語で話しても、相手もわかりますし、相手の拙い英語を聞いても、こっちもきちんと理解ができる。

特に、ずっと同じクラスで勉強をするわけですから、だんだん相手の英語の癖がわかってくるんですね。

発音だけじゃなくて、表現だとか、彼女はこれが言いたいんだとか、なので慣れて会話が進むことはすごく大切ですし、それはすごくメリットだと思ったんですけれども、その後にアメリカ人の現地の学生とか、ヨーロッパから来ている別の国の留学生と話した時に、すごく大きな英語のギャップを感じました。

というのも、全てのアジアの言語とは私も言い切れないんですけれども、アジア人同士で理解が出来ることでも、ヨーロッパとかアメリカではその概念がなかったり、使う表現に関してもギャップがすごく大きいです。

もちろんアメリカとかヨーロッパのスタイルになるのがいいとは思いませんけれども、ギャップが激しいなと思いました。

またもう一つ、ニューヨークの前にロサンゼルス留学中に失敗したなと思うのは、やっぱり自分の国についてよくわかっていなかったんですね。

人並みの知識もあるし、人並みの教養もあるし、もちろん高校も卒業しているし、わかっているとは思うんですけれども、例えば日本の選挙の仕組みだとか、日本の有名なもの、富士山の高さだとか、そういうすごく基本的なことを英語で説明しろと言われた時に、実際にわからなかった、答えられなかった点が多かったんです。

選挙の仕組みだって、二院制で、日本は首相がいて、でも大統領はいなくてと日本語だと説明できるんですけれども、それを英語できちんと日本のバックグラウンドがない人達にわかりやすく端的に言うとなると、すごく難しい。

でもそれが出来ないというのは、自分の国についてよくわかっていない、ちゃんと理解していないということなので、自分の国について知らないことを改めて実感させられて、もっと勉強しておけばよかったなと思いました。

日本人の感覚で、大学生だとなんでも教務部とか学生部が連絡をきちんと回してくれたり、何か書類にミスがあってもすごく丁寧に対応してくれますけれども、アメリカの大学は意外とそういうことがありません。

自分で確認をしなかったあなたが悪いというふうに言われてしまうので、責任感を持っていなかった、自覚が足りなかったのと、アメリカと日本の文化の違いがわかっていなかったことが、留学をして失敗したな、自分がちゃんとわかっとかなくちゃいけなかったなと思ったことの1つですね。

なので、語学学校を選ぶ時の選択にしても、その前の事前の準備にしても、詰めが足りなかった、それが大きな失敗でした。


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