アメリカ留学のメリット


※以下はロサンゼルス在住の金本さんからの投稿

アメリカへの留学での最大のメリットというのは、やっぱり日本だけではなく、世界中の国の人間に出会える事だと思います。

アメリカは知られている通りに多国籍、多民族国家で、アメリカの国内には、キリスト教徒、ムスリム教徒、仏教徒、その他色々な宗教の人もいます。

宗教というのは基本的な価値観を作る上で大切だと思うんですね。

例えば日本は、基本的には宗教はないと言われていますけれども、やっぱり神道とか仏教で学んだこととか、それがある意味一般的な自分たちの習慣、慣習になっていたりするので、やっぱり宗教と基本的な価値観は切り離せないものだと思います。

で、日本国内だけにとどまると、外国人とか在日韓国人の人とかもいますけれども、基本的には周りを見れば日本人なので、個人の差による意見の違いはありますけれども、基本的には似た価値観を持っている人間で構成されている国ですよね。

留学をすると、一つのクラスに今言ったように、多国籍の人間がいます。

日本国内での授業だと、ディスカッションをした時でも、意外とみんな同じ意見が出たり、個人によって差はあっても相手の言いたいことはわかる。

「あー確かにそれも一理ありますね」という状況が多々とあると思うんですよね。

でも、アメリカだと、アフリカとかヨーロッパとか、他のアジアの国から学生が来ているので、日本では当然の価値観とされているものでも、他の国の人にとっては信じられないというものもあるんですね。

逆も然りで、彼女達が大多数の意見を言っているのに、私一人だけ理解ができないというのもあります。

例えば、すごく驚いたことでは、何かの記事を読んだ時に、女の子が料理が上手だったらポイントが高いという話になった時に、アジア人やアフリカの子達は、「あーわかる」ってなったんですね。

それは私達の国にもあるって。

でも、ヨーロッパや、アメリカになると、自分の料理だとかそういうものは全部、自己責任でやるものという価値観を植えつけられているので、それを当然のようにポイントが高い、それが人をジャッジする上での一つのポイントになるっていうのがびっくりだった。

国内では、全然何も言わずに料理が出来る子はやっぱりポイント高いよねっていう話をしていて、みんなうんうんと言っていても、他の国からしたらその価値観、その概念すら生まれていない場合もあります。

なので、1つの物事について、日本国内にいる時よりも多くの価値観とか意見に出会える、これはアメリカ留学におけるメリットだと思います。

ただ、その代わりアメリカ人と一緒のクラス、授業を受けようと思うと、基本的にはクラスに日本人が自分だけだとか、いてもせいぜい2人、3人とかなので、時にはマイノリティーになる覚悟が必要です。

自分はこうだと信じていて、絶対に曲げられない意見の時にでも、大多数は反対だという場合もあるんですよね。

なので、それをマイノリティーになることを恐れて、大多数の意見に流されるんじゃなくて、大多数の意見を聞きながらでも、やっぱり自分の意見を貫くのもまた大切なことです。

でも、意固地にならないのも大切なので、そのさじ加減は大変なんですけれども、とりあえず自分が少数派になってしまう状況が多々起きますけれども、それを恐れないことが必要。

で、もちろん今言ったようにさまざまな意見にも出会えますので、それを基にして、今度は自分が今まで持ってた価値観と組み合わせて新たな自分自身の考えを持つようになるのが大切ですし、嫌でもそれを持つことが出来るようになると思います。

ですので、少数派になってしまう時には、それはおかしいよと批判されるかもしれませんけれども、でもその上で、新たな自分自身の価値観に出会えるそういう場が用意されているのがアメリカ留学だと思いますし、それが留学における最大のメリットだと思います。


よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ