※以下はロサンゼルス在住の金本さんからの投稿
アメリカに留学するためには、まずどんな留学がしたいのかを決める必要があります。
語学学校に行くのか、大学に行くのか、大学院に行くのか。
どの学校に行くのか決める必要があります。
もし、語学学校に行くのであれば、もちろん英語を学びに来る人達ばかりです。
ですので、その学校にどれぐらいの日本人がいるのか、どれぐらいのアジア人がいるのか、学生の総数は何人か、またどれくらいの期間行くのか決めて調べなくてはいけません。
またロスで語学学校に行った後に日本に帰るのか、それともアメリカの大学に行くのか、次の進路についても考えておく必要があります。
私は今日本人の数を確認しておく必要があると言いましたけれども、語学学校は特にアジア人が多いです。
アジア人同士は似たような文化を持っているので、拙い英語でも結構通じやすいというのがあるんですね。
なので、実際にヨーロッパ人やアメリカ人と話すと、また感覚が違って英語が聞き取れないことも起こります。
特に日本人が多いと、やっぱり同じ国の人間同士親近感が沸きますので、常に一緒に過ごしやすいという状況が起こりやすいです。
なので、よっぽど強い意志を持っていない限り、あまり日本人がいない所に行った方が英語の上達は早いんじゃないかなと思います。
もしも、大学や大学院留学をしたいのであれば、次に専門分野を決めなくてはいけません。
経済を勉強するのか、言語学を勉強するのか、まず分野を決めて、その分野が学べる学部がある大学を選ぶ必要があります。
大学の名前を先に選ぶのではなくて、先に学びたいものを選びます。
学べる分野があれば、教育内容が整っているのか、たとえば言語学といってもすごく幅が広いので、自分が学びたい内容をきちんと提供している、カリキュラムが整っている大学を調べる必要があります。
奨学金について
アメリカの授業料はすごく高いので、奨学金の制度もきちんと調べておく必要があります。アメリカの大学が独自で奨学金を持っているのであれば、留学一年目からもらえるのかどうか、または日本の奨学金にも応募することができますので、調べておく必要があると思います。
日本学生支援機構とか、あしなが奨学金など、多くの奨学金の制度が日本にもありますので、授業料の支払いに関しては大きな心配はないかなと思います。
実際私は今、日本語のティーチングアシスタント、助手として働いているんですけれども、大学院の留学をする人であれば、このTA制度も探せばいいと思います。
TAは自分の言語以外にも、数学とか物理とか、自分の得意分野のクラスのTAもありますので。
TAのポジションをもらえれば、大学によってさまざま制度は異なるんですけれども、授業料が全額免除になったり、例えば給料が他のアルバイトと違って多めに出るとか、大きなメリットがあります。
どんな奨学金制度があるのか、または授業料免除ではどういうシステム、仕事の内容が用意されているのかを調べておくといいんじゃないかなと思います。
語学力について
行きたい大学や大学院が決まった後は、英語力の問題があります。多くの大学や大学院は留学生に向けて、英語力の条件を持っている大学が多いですので、例えばiBTで90 点以上と書いてあるのであれば、90点以上ないと入れないので、まずどれくらいの英語力が必要なのか、その英語力があるのかどうか、もしもなければ試験を受けてちゃんと点数を取れるようにするという準備段階がとても大切です。
また、大学院であればそのTOEFL以外でもGRE、または推薦状などの準備もたくさんあります。
GREはアメリカの学生も受ける試験ですので、とても難しいです。
日本人にとっては数学のセクションは簡単だと思うんですけれども、GREには英語のセクションもあるんですね。
で、ネイティブスピーカーが受ける英語の試験ですから、すごく専門的な英語で難しいです。
アカデミックなものです。
そして、推薦状であれば、日本の大学を卒業している人であれば日本の大学の教授でも大丈夫ですので、英語で推薦状を書いてもらう。
枚数やページ数に関しましては、おのおの大学院が基準を設けていますので、それに沿って出す必要があります。
そして、学びたいものが決まっていて、大学も決まったというのであれば、その後は基礎知識、予備知識を日本語でもいいのでつけておく必要があります。
まったくもって新しいものを学ぶ時に、一からすべて英語で学ぶ事は大変な労力がいります。
ただでさえ新しい言葉を覚えなくてはいけないのに、それが新しい英語の言葉で出てきて、日本語で確認していかなくてはいけないのは、とても理解に時間がかかるので、予備知識をつけておくと今わからない英単語があっても理解の速度が速いので、ディスカッションとかリーディングの量についていくことができると思います。
アメリカに留学するためには、何がしたいのか、何が出来るのか、そのために自分に何が必要なのかを私の場合は図に表して書いたんですけれども、こうしておくと、より明確に自分が何がしたいのかがわかって、準備が早く進められます。