ワルシャワ観光のため半日かけて歩き回ってきた



地下鉄のRONDO DASZYNSKIEGO駅の近くにあるヒルトンホテルを出て少し南下し、中央駅に立ち寄ってから、ワルシャワ観光に出掛けることにした。

中央駅に行ったのは、何か用事があったわけではなくて、せっかく近くにあったので、ちょっと見てみようという程度の話。

今回ワルシャワからは、バンコクにウクライナ航空で飛ぶことになっているので、陸路での移動はもう終了となる。

中央駅から東に歩いて行くと、セントラム駅という地下鉄駅があるが、その手前のところに、ワルシャワのあちこちから見える文化科学宮殿という建物がある。

ニューヨークを思わせる雰囲気の建物で、Facebookに投稿したら、外国人の人からモスクワかというコメントも入っていた。

ある意味で言うと、ワルシャワらしいというわけではなく、西洋の古き良き建物という感じがする。

この文化科学宮殿をさらに東に抜けて行くと、セントラムの辺りで大通りにぶつかり、巨大なショッピングモールがある。

そこを左折して少し右に行くと、観光客にとってのメインストリートに出る。

ひとまずはそこを北上することにした。

これがいわゆるワルシャワ歴史地区と呼ばれるエリアで、観光には外せない場所。

当然ながら、この町にも旧市街の広場はあって、そこが一応周辺部の中心にはなっている感じもするが、さすがはワルシャワクラスの町になると規模が大きいので、クラクフやブロツワフのように、明確に真ん中になっているわけではない。

それ以外にも見所となる建物は多く、ショパン博物館やキュリー夫人博物館もあれば、聖十字架教会や旧王宮博物館、さらに北側の端の方には、ワルシャワ蜂起記念碑とワルシャワ蜂起博物館もある。

あとは、見落としてしまいそうだが、コペルニクスの像とか、先程のワルシャワ蜂起博物館よりももう少し手前のところにある王宮広場もあって、ここからは東側のビスワ川も見える。

ちなみにこのビスワ川の東にはワルシャワ国立競技場があって、スタジアムが独特な形をしているので、一発でそれだとわかった。

基本的な色は、赤と白で構成されていて、王冠を逆さにひっくり返したような形になっている。

海岸の東側は緑が多くて、西側の方が発展しているという印象。

ビスワ川の東には、ミエイスキ動物園や先程のワルシャワ国立競技場、昔ながらの町の佇まいを残しているプラガエリアというところがあるが、治安が悪いこともあり、今回は見送ることにした。

とりあえず旧市街広場の中にあるレストランで、食事をとることにした。



絶品料理に偶然恵まれた

最初はせっかくなのでオープンテラス席で食べようかと思ったが、ちょうど日差しのきつい日で、パラソルの下であってもかなり暑かったので、注文をする前にレストランの中に移ることにした。

ビールと肉料理を頼んだが、前菜で出てきたクリームチーズや生肉が頬が落ちるほど美味しくて、それだけでジョッキのビールを飲み干してしまい、午後のワルシャワ観光に不安を抱えながらも、もう一杯ビールを頼むことにした。

相変わらず東欧のビールは文句なしに美味しいが、それはポーランドも例外ではない。

今回は鶏肉にほうれん草を詰めたものを頼んだが、相変わらず食べ物も美味しく、大きな外れがないのがうれしいところ。

午後はこのエリアを南下するところから始まった。

王宮広場を通って、聖アンナ教会やバルバカンを通過し、さらに南下したが、このバルバカンというのは城壁が残っている場所で、勝手にホームレスが荷物を置いて住み着いている様子だった。

普通に歩いているだけではわからないのだが、一部城壁を登れるようになっているところがあって、そこを歩いていたら、上から彼らの荷物が見えたので、若干ワルシャワの闇を垣間見た気持ちになってしまった。

ワルシャワは公園も多く、ずっと南の方に行くと、ワジェンキ公園というものがあるし、他にもサスキ公園とか、いくつかのそこそこ大きな公園がある。

そして、プラハやブダペストに負けず劣らず、ワルシャワにも国立オペラ劇場があったりとか、そういった芸術の町という側面もあり、幅広い一面を見せてくれる。

国立博物館には入ろうか迷ったが、あまり時間がなかったこともあって、とりあえず飛ばすことにした。

私の場合は、基本的に美術館の方が博物館より好きなので、それ以外の民族博物館やワルシャワ鉄道博物館についても、そのまま通り過ぎることにした。

ちょうど最近は、あちこちでショパンの演奏会が行われているらしく、うまくいけばワジェンキ公園辺りで、そういった催しがあるかもしれないと思ったが、残念ながら雨が降ってきたこともあって、私が行った時にはそういったパフォーマンスの人には出会うことがなかった。

ワルシャワの場合、地下鉄が一応は通っているものの、南北と東西に2本あるだけで、そういった意味で同格のブダペストやプラハに比べて、かなり市内交通という部分では不便なところ。

トラムももちろん使えるが、観光客にとっては、なかなかハードルの高い乗り物。

ただし、ワルシャワの中を走っているトラムは、バス停に車内からでも読めるように駅名が書いてあるので、そういった意味で言うと、比較的使いやすい。

土地勘がない場合でも利用しやすいトラムはかなりレアなので、そういった意味では観光の際にも使えそうな感じがした。

ワルシャワの見所は比較的小さなエリアに偏っているので、歩いて見て周るのも可能だし、効率を考えれば、トラムや地下鉄、あるいはタクシーを使って、周って行くのも効果的。


懐かしい再会

ワルシャワでは懐かしい名前を目にした。

というのも、この街にはクラクフ郊外通りというメインストリートがある。

私が初めて訪れたポーランドは、このクラクフという町で、ワルシャワよりもずっと南にある。

今回の東欧の旅では、ルート的にいまいちうまく組み込むことができなかったので、クラクフは外すことになったが、東欧の中でも特に好きな町の一つで、確実にベスト5に入る。

観光地としての価値で比べるとワルシャワの方が見所が多く、派手な印象があるが、クラクフの場合はこじんまりとしながらも過ごしやすかったため、2週間ほど滞在しても全く飽きることはなかった。

観光そのものは半日もかからずに、終わってしまう町であるものの、住みやすさとか、居心地の良さという事で言えば、ワルシャワにも負けていないし、それ以外の東欧諸国、さらに言えば世界中の様々な町と比べても見劣りしない。

ワルシャワの観光も、ざっくりと周るだけだったら半日ぐらいあれば十分だし、首都としてはそれなりに周りやすい部類に入ると思う。

とはいえ、別に私は一泊だけしてすぐに立ち去るわけではなかったので、残りの日程についてはブラブラしながら、バンコク行きのタイムリミットが迫るのを待つことにした。


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