台湾の冬の寒さは、ある意味日本より厳しい面も

台湾には冬があり、
これは今まで住んだ東南アジアとは違うところ。



位置的には沖縄のさらに南、
フィリピンよりは北という位置づけになる。

石垣島の近くなので、
季節によってある程度の寒暖の差があるのは
地図で見ても納得なところだが、
実際に住んでみて気づいたこともある。


まず、台湾に四季はない。

夏と冬があるだけで、
12月前後が寒さのピークとなる。

それでも最高気温が24度まで
上がる日もあったし、
逆に日中でも15度を越える程度の日もあった。

常夏の国のように年中半袖というわけにはいかず、
薄手のダウンジャケットを着込む人の姿も目にする。

サンダルでは足が冷えるので、
久しぶりに靴を履くことになった。

これはフィリピンやマレーシアで暮らしていた頃とは違う点。


ちなみに、日本の冬と台湾の冬の大きな違いは湿度。

日本だと冬は湿度が低いが、
台湾は高い。

そのため、体感的には気温以上に肌寒く感じる。

しかも、家にある乾燥機が冬になってから調子が悪くなり、
湿気が中にこもるようになってしまった。

乾燥機の中が高温多湿になるだけなので、
服がまったく乾かない。

湿ったホカホカの服が出てくるだけ。

そのため、仕方なく外に干すようにしたが、
湿度が高くて気温が低いため、
なかなか乾かなくて参った。


基本的には冬でも寒いというより涼しい程度だが、
冷え込む日は部屋の中でも裸足ではいられず、
靴下を履くようになった。

加えて、床がひんやりするタイルなので、
室内用スリッパも買って来た。


台湾は日本のように寒い国ではないため、
暖房設備は充実していない。

エアコンは付いているものの、
暖房機能はほとんど機能しない。

27度に温度設定をしても、
出てくるのは室温の風だけ。

他に頼りになるヒーター等もなく、
唯一あったのはこれだけ。


赤外線を照射した範囲だけ温かいので、
足元だけを冷えから守ることはできる。

しかし、室温を上げたり、
全身をまとめて温かくすることは不可。

私が台湾で住んでいるコンドミニアムには
サウナと露天風呂が付いているのだが、
こちらは土日にしか使えない。

しかも朝から使えるわけではなく、
夕方になってようやく稼働を始めるので、
気休め程度の役割。

本格的に寒さをしのぐには不十分だった。


寒い日は室内でもそれなりに冷える。

そのため、自宅でも厚着をする必要がある。

台湾だけではなく、
香港も似たような環境にあるという話は
現地に住んでいる友人から聞いたことがある。


何かしらの暖房器具がほしいと思うのは
年間に数日程度なので、
たしかに部屋のオーナー側としても
わざわざ費用を出して購入したくないだろうし、
入居者としても自前で買おうとまでは思わなかった。

ただ、時には冷える日もあるので、
そうした時には暖房やこたつがある日本の方が
室内環境では恵まれている部分もある。

もっとも、部屋の外に出た時の寒さは
東京の方がはるかに厳しいのだが。


北海道民から見ると東京の寒さが大したことないように、
日本から見れば台湾の冬の寒さは厳しくない。

ただ、日本を出て6年を南国で過ごし、
そこから北上してきた身には
台湾の冬もなかなか応える日もあった。

とは言え、
タイの4月のような酷暑に比べれば、
大半の日は涼しくて過ごしやすい。

時々寒さが厳しい日が続くだけ。

その厳しい日は
最低気温が10度を下回ることも。

1年住んでみて、
そんな日が5日あった。

連続で5日ではなく、
最初に3日続けて、
1ヶ月ほど間を開けて2日。

家の中が寒いので暖かいカフェに行こうと思っても、
台湾の店には多くの場合暖房がない。

下手をすると、
寒いのにドアを開けっ放しにしていることすらある。

お客さんもコートやマフラーを
着けたままのことが珍しくなく、
室内が外と同じ程度に寒いのは普通。

この時は台湾の冬の寒さを思い知らされる思いだった。


しかも台湾ではバイク(ほとんどは原付)に
乗っている人が多いので、
寒空の下で風を切るのは寒さが厳しそう。

急に冷えてくる日もあるので、
うっかり軽装備で街に出ようとすると
予想以上に寒くて身震いする事もあった。


冬だけあって日も短くなり、
日の出も午前7時近くになったが、
このあたりは特に不都合はない。


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