海外移住の妥当な予算が年々上がっている



海外移住には予算としていくら必要か?

この答えは時代や国とともに変わるが、
最近の傾向としては金額が上がっている。

特に東南アジアの新興国でその傾向は顕著。


たとえば、日本人に人気の国として
タイやフィリピン、マレーシア、
インドネシア、ベトナム等があるが、
これらはどこも物価が上昇している。

新興国なのだからインフレは日常的だし、
実際にマレーシアやフィリピンに住んでいても
それは肌にしみて感じる。

また、定期的に訪れるタイにおいても同様。


海外移住の予算を考える時、
当初かかる費用と毎月のコストの2つがあるが、
どちらも上昇傾向にある。

物価が上がれば月々の生活費が増えるのは当然だし、
東南アジアの不動産価格は過剰なまでに高騰しているので
家賃やデポジット(日本で言う敷金に該当)等も上がっている。

もっとも、投資家としての目線で言うと、
家賃はどの街も物件の上昇率ほど伸びていない。

そのため、不動産市場ほど急激に家賃の負担が重くはならず、
バンコクのように需給バランスが供給側にかたよっているために
家賃相場が相対的に安くなっている場合も。

言い換えると、売買代金の高いコンドミニアムに
安い家賃で住めるということ。

投資家としては悩ましい問題だが、
居住者としては嬉しい環境にある。


また、東南アジアばかりではなく、
オーストラリアのように一昔前までは
サラリーマンが老後にリタイアしてから
ゴルフを楽しんだりしながら悠々自適に暮らせる国だったのに、
今では日本よりも物価が高くなった国もある。

今、オーストラリアのシドニーやメルボルン、パース等で
悠々自適に暮らそうと思ったら、
標準的なサラリーマンが出せる予算ではなくなる。

日本で地方都市に引っ越した方が
毎月の生活費はずっと安い。

日本はデフレが長く続いたこともあり、
インフレが続いた国とは物価が逆転していることもしばしば。

当然、コストの高い国への移住は予算が増える。

最初に必要な額も、毎月の生活費も。



たとえばマレーシアの場合の初期費用

KL
海外移住先の人気ランキングで幾度もナンバーワンに輝いたマレーシア。

私も日本を出て最初に住んでみた国でもある。

このマレーシアの場合には、
まず当初の予算として必要なのが
部屋を借りるための費用。

前払い家賃1ヶ月とデポジットが家賃2ヶ月分、
物件によってはユーティリティー・デポジットと言って
水道光熱費の保証金が半月分、
不動産業者への仲介手数料が1ヶ月分、
その他に印紙税が多少掛かる程度。

つまり、家賃4ヶ月半分が必要になる。

なお、デポジットとユーティリティー・デポジットは保証金のため、
問題がなければ退去後に返還される。

実際に戻ってくる家は仲介業者による違いも大きく、
最初のコンドミニアムは3ヶ月以上引き伸ばされた上に
一部の金額を勝手に差し引かれた。

退去時の物件確認の際には、
全額が戻ってくると太鼓判を押した本人に。


2年目に住んだコンドミニアムは、
退去前日に部屋をチェックして、
その場で全額デポジットが返ってきた。

手続き的には前者が標準で、
普通は退去して1ヶ月〜2ヶ月後に
銀行に振り込まれることが多い。


これ以外の予算として必要なのは、
日本から渡航する際の航空券代、
コンドミニアムに入居するまでの当面のホテル代、
その他の雑費程度。

ほとんどが部屋を借りるためのお金ということになる。

マレーシアだとクアラルンプールの郊外にある
モントキアラという地区に住む日本人も多いが、
こちらは一人暮らしでも家賃が8万円程度の物件はざら。

月々の家賃が10万円を越えることも珍しくないので、
日本と比べて特に安いことはない。

また、モントキアラの物件は視察してきたが、
申し訳程度のプールしかなく、
15メートルの長さもなくて
泳ぐのには不向きなコンドミニアムもあった。

郊外の新興開発地にしては
妙に貧相な物件だったので驚いたが、
そういったコンドミニアムも中にはある。

と言っても、家賃の予算は月10万円を若干下回るぐらいだったが。



フィリピンのように初期の予算がかさむ国も


マレーシアは家賃の4.5ヶ月分が
部屋を借りる祭に支払う場合の目安だった。

しかし、国によってはルールが違う。

たとえば、フィリピンの場合。

マレーシアの後、マニラに住んだ時、
デポジットが家賃の2ヶ月分、
仲介手数料が1ヶ月分なのは同じだった。

水道光熱費の保証金は不要。

ただし、前払家賃が12ヶ月分だった。


というのも、フィリピンは元々小切手社会で、
通常は家賃を小切手で納めるのが慣行。

この場合、最初にまとめて12ヶ月分の小切手を振り出すが、
支払日は各月となっているので
銀行から引き下ろされるのは毎月1ヶ月分の家賃だけ。

これなら特に負担が大きくはない。

しかし、小切手を持っていない場合、
最初に1年分の家賃の支払いを求められることが多い。

大家側としては、
入居者が支払いを勝手に止めるリスクを懸念しているのだろう。


それなら小切手を用意すれば良さそうなものだが、
フィリピンの銀行制度の関係で難しいところがある。

というのも、フィリピンは表向き、
非居住者の口座開設は認めていないから。

パスポート等の身分証明の他に、
フィリピンでの住所を証明する書類、
たとえば公共料金の請求書等の提示を求められる。

これから住む予定の段階では、
住所証明がないために口座が開設できない。

そのため、移住当初は部屋を借りるために
1年分の家賃を支払う必要がある。

そこにデポジットや仲介手数料が上乗せされ、
家賃15ヶ月分を予算として用意する必要がある。

もっとも、これは大家サイドとの交渉次第で
3ヶ月ごとの支払いとか、半年ごとの支払いに
譲歩してもらえる場合もあるとのこと。

ただし、甘い見通しでフィリピンに来て、
部屋を借りられずに挫折するリスクを考えると、
ある程度現金・預金はあったほうが安心。


なお、現実には非居住者であっても
銀行口座の開設ができる場合もある。

不動産を購入する際にローンを組む場合とか、
永住権やリタイアメントビザを取得する場合なら
特別に許可している銀行があったり、
行員が適当で居住者かチェックが漏れているだけの場合も。

私の知人も、セブのHSBCで試してみたら
何も指摘されずに口座が開設できたらしい。


1年目に部屋を借りてからは
堂々とフィリピンの銀行の口座が開設できるので、
2年目以降は1年分の家賃をまとめて払う必要はない。

小切手で毎月分割しながら支払うことができる。


このように、一言で海外移住と言っても、
国によって当初の予算も変わってくる。

やはり鍵になるのは部屋を借りる時の費用だし、
国によって慣行が違う。

以前に聞いた韓国のソウル郊外に住む人の話では、
2年分の家賃を一括で最初に支払ったということ。

この点については、
住もうと思っている国の契約方法を
事前に確認しておいた方がいいだろう。

日系の不動産会社がある街なら、
質問を送ってみる手もある。



率直に言うと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

しかし、断片的な情報が散らばるブログでは
限界があるのも事実。

そこで無料で学べる場を作ったので、
詳しくは以下の案内をどうぞ。

メールアドレス

よく読まれている記事

1位:パワハラ・リストラからの人生逆転

2位:【無料】海外移住オンラインセミナー

3位:お茶会・食事会のお知らせ















本当に伝えたかったこと


メールアドレス
取扱い上の注意
執筆者、伊田武蔵
伊田のこれまで
カテゴリー
人気記事

ページの先頭へ