ブルガリアの警察で被害届を出してきた




プロヴディフで、パソコンの盗難にあった翌日、警察に行くためホテルのフロントに降りていった。

時間になっても誰も来ないので待っていたが、10分ほど遅れて、ホテルのマーケティングスタッフという人がやってきて、そこから近くの警察署までタクシーで移動した。

プロヴディフの警察署は恐ろしく殺風景で、椅子が2つ置いてある他は、ほとんど何もない。

屈強な警察官が歩いていて、最初は軍人かと思ったほど。

そしてどういうわけなのか、セキュリティーポリスとトラフィックポリスがいるが、なぜか交通警官であるはずのトラフィックポリスの方が人相が悪かったりする。

てっきり予約というか、警察に話が通っているのかと思ったが、結局その場で2時間以上待つことになり、ホテルのスタッフが突然誰かと親しそうに話始め、そしてその50歳ぐらいの男性が、こちらにも満面の笑みでやってきたので、この人が前日聞いていた日本語通訳なのかと思った。

しかしながら相手が英語が話せるのかと聞いてきたので、どうもそうではないということを悟った。

話を聞いてみると、その人も同じホテルの宿泊客で、しかも私と同じ日に、パソコンの盗難にあったということだった。

4つ星ホテルということで油断していたのは、どうも私だけではないらしい。

話していたら、どうやら彼が盗難にあったのは、3時から5時までの間で、私は5時40分から8時の間なので、どうやら連続した犯行ではないかという疑いが出てくる。

しかも質問してみたら、彼もまたその時間の中にルームメイキングのスタッフが入っているということで、同一犯の犯行という可能性も色濃く疑われる。

もっと色々聞きたかったが、ようやく警察の順番が回ってきたということで、引き離されてしまい、その後彼と遭遇することはなかった。

ブルガリアの警察なので、さぞ役に立たなくて感じが悪いのだろうと思っていたが、意外にも調書を取る警察官は、それなりに礼儀正しく、通訳として付いてくれた40代後半ぐらいの男性はにこやかだった。

但し、前の日にホテルで聞いていた日本語の通訳ではなくて、あくまで英語とブルガリア語を通訳するだけだったので、全て英語でのやり取りとなった。

それであれば、同行しているホテルスタッフが担当しても良さそうなものだが、よく考えてみると、ホテルのスタッフというのは、加害者側の一味である可能性もあり、そういった疑いを払拭するためのセレモニーのようなものなのかもしれない。

結局事件の推移というのを、かなり詳しく説明をして、盗難にあったのがわかった後、どのように行動したのかとか、フロントに降りて話した後で、その日は何をして過ごしたとか、スーツケースは開いていたのか、閉まっていたのかとか、色々なことを聞かれたが、結局のところ捜査をする気はないのだと思う。

スーツケースに指紋が残っているかどうかということすらも、確認をしないということだったし、全ては形式的なものではないかと。

事実、数日経っても、全く経過の報告もなく、捜査が行われた形跡はない。

ホテルのスタッフに聞いてみたが、防犯カメラには、録音機能が付いているので、そういった映像も見ることができるということだったが、結局その機能は活用されず、おそらくはホテルの内部犯行によって、今後も被害者が生み出されるのではないかという風に感じる。

ブルガリアでは4つ星ホテルだからといって、信用することができないし、その点は私も若干の油断があった。

パソコン以外に盗まれたものがなかったとはいえ、仕事道具なのでないと困るし、データの大部分もバックアップを取っているとはいえ、それでも困ることに変わりはない。

ブルガリアはソフィアを見た段階で、微妙な国だと思っていたが、こんなトラブルにまで巻き込まれるとは思わなかった。



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執筆者、伊田武蔵
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