安全と言われるチェンマイの治安には落とし穴があった




一般にチェンマイの治安は良いと言われているし、これはタイ全般にも言える。

更に言うと、首都のバンコクには世界中から旅行者が集まってくるし、商業が盛んなこともあり、スリや置き引き等の軽犯罪がタイの中では比較的多いが、それに比べると地方都市のチェンマイというのは、かなり長閑な空気が漂っている。

地方都市と言いながらも、人口ではタイで2番目の町なので、そこまで小さいわけではないが、バンコクと比べると圧倒的な差があることが現地を訪れるとよくわかる。

この町に移住してきた日本人に聞いても、チェンマイの治安はとても良いという話だったし、カタコトの日本語が話せるタイ人の美容師さんもとても安全なので、リラックスして過ごして大丈夫と言ってくれた。

但し、バイクに乗る時には気を付けなければいけないという話で、中国人観光客が増えて自己が多発しているので、できれば乗らない方がいいし、乗るのであれば事故に巻き込まれないようにということだった。

3週間ほどチェンマイに滞在していたが、不穏な空気を感じるようなことが一度もなく、日本の中でも福岡駅の周りとか、新宿とか、そういったところよりもよほど危険がないような印象を受けている。

では、手放しに安全と言えるかというと、そうとも言えないところもあって、先程の交通事故の問題もその一つ。

チェンマイという町は、基本的に歩行者にあまり配慮していない町作りをしている。

歩道があるだけ、新興国の中ではマシな方ではあるが、道を渡ろうと思っても信号は滅多になく、車の流れが途切れたところで、様子を見て渡らなければいけない。

この町はバイクも多いので、車の陰からバイクが飛び出してくることもあり、そういったところにも気を付けないと、大けがをすることになり兼ねない。

そこら辺はかなり不便なところはあるし、更に言うと、人間と車やバイク以外にも、少々厄介な存在が一つある。


チェンマイで二日続けて危険を感じた

せっかくこの町を訪れたので、寺院巡りをすることにしたが、さすがに雨季とはいえ、昼間に歩くのは暑い。

チェンマイの寺院の多くは、運河で囲まれた中心部に密集しているが、それぞれに分散していて、トータルで見るとかなり歩くことになるので、昼間に全てを回るよりは、夕方の食事前に行くことにした。

その時間帯であれば、まだ陽は沈んでいないものの、傾いて随分と日差しが弱まる。

赤道に近い南国のセオリーの常として、直射日光があるかないかで、随分と体感気温は変わるので、ギラギラした太陽が真上にある日中よりも、夕方頃の方が格段に涼しくなる。

夜になってしまうと、寺院が閉まってしまうので、その前の時間帯を狙うことにした。

しかし、ここで危険な思いをすることになった。

始めは、市街中心部の東側にあるWAT CHAI SRIPHOOMという寺院を訪れた時のこと。

この町の中では、特別大きな寺院ではないものの、かなり立派な建物であることは、敷地の外からもうかがえた。

そこで中に入ってみると、もうすでに観光客や参拝者はおらず、私一人のようだった。

軽く一通り回ってから、別のところに行こうと思っていたら、入口の方から犬がものすごい勢いで吠え立ててきた。

4本の足で地面を踏みしめて、絶対に逃がさないと言わんばかりの態度で吠えてくる。

思わず逃げようとしたが、何しろ犬が出入り口の側にいるので、そこから外に行こうと思うと、犬に向かっていかなければいけないことになり、見回してもやはり誰もいないので、自分で切り抜けるしかなかった。

仕方がないので、木の植え込みをぐるりと回る形で、犬が後ろをついてくるように誘導し、出入り口が開いたところでそちらに全力でダッシュをすることにした。

結果として、噛まれたりすることはなかったものの、背中から汗がどっと出ていたし、寺院を出たあたりで更にもう1匹の犬が加わり、益々状況は悪くなるし、思わず道に飛び出してしまうと、今度は車やバイクにひかれる可能性もあるしで散々だった。

結局そのままその日の寺院巡りは終了して、食事をとって早めにホテルに戻ることにした。

その翌日には、同じぐらいの時間帯にWAT CHIANG NANという寺院に行ったが、前日の件もあって注意深く中に入っていくと、奥の方から犬が吠え立てる声が聞こえた。

どうやら首輪等は繋がっていないらしく、走ってきたのが見えたので、結局入口の辺りで引き返してそのまま逃げ出すことになった。

チェンマイは、タイや東南アジアの他の国と同じように野良犬が多く、今回の犬に関して言うと、半分寺で飼っているようなもので、半分野良犬のような扱いという中途半端なポジションになるのだと思う。

まだ門は閉まっていないので、中に入ること自体は問題はないはずだが、犬については夜になると凶暴化する傾向にあるので、他の観光客も多い時間帯に行った方が安全な模様。

ちなみにチェンマイの中でも、大きな寺院の一つでもあるWAT PHRA SINGHという寺院では、昼間に行った時でも、やたらと吠えている犬が1匹だけいた。

ここは観光客でごった返しているので、自分一人が明確に標的にされるようなことはないという意味で、まだましな方ではあるが、2日に渡って追い回された後だったので、かなり恐怖を感じた。

チェンマイの治安というには、若干外れる内容ではあるが、こういった危険もあるので、野良犬には注意して欲しいところ。

特に噛まれてしまうと、狂犬病のような感染症にかかることもあるし、海外で治療を受けることには不安を覚える人もいると思う。

更に言えば、実務的なことで言うと、実務的な面で保険はどうするかとか、そういったところでも面倒な問題が生じるので、極力海外で怪我をしたり、犬に噛まれたりするのは、避けたいところなので要注意。

基本的に野良犬も人を襲ったりもしないし、チェンマイにいる野良犬の多くは、のそのそと動くか寝そべっているかばかりで、凶暴性を発揮することは滅多にない。

しかしながら、本気で闘争本能をむき出しにし、襲い掛かってくることもあるということは、今回の2回のケースで体感することとなったので、チェンマイに行く際にはご注意を。



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執筆者、伊田武蔵
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