海外の田舎で人間関係のトラブルに巻き込まれないために




最近は、海外生活を続けながらも、田舎の方で暮らしたいという思いが出てきているが、人間関係という面で考えると、トラブルのリスクも考慮しておく必要がある。

特に最近では、セブ島の中で中心部以外のエリアを見てきたが、こういった場所というのはローカル色が強く、基本的に外国人が住まないような場所が中心ということになる。

ということはそこに、日本人が一人入って行くということだけで、十分に目立つし、実際にタリサイというセブシティの西側の村に行った時には、ホテルの近くを歩いているだけでも注目された。

逆に言うと、外国人が通常であれば来ないようなところの方が、素朴で治安がいいという考え方もできるが、そう楽観できないところもある。

実際マニラから離れた位置にある、クラーク空港の近くの村に、友人が引っ越して行ったことがある。

元々はマレーシアにも住んだ経験のある人で、同時期をジョホールバルという町で過ごした。

彼の住み始めた村というのは、とても田舎で、フィリピン人以外は全く住んでいないという。

彼の場合は、単身で住んでいるわけではなくて、彼女やその家族と暮らしているので、一応それなりにフィリピンの社会に馴染んでいるようには話の限り感じるが、それでも車のシートを盗まれたりとか、そういったトラブルにあっているという。

日本もそうだが、田舎というのは基本的によそ者がそれほど入ってこず、流動性の低い社会なわけなので、部外者が来るとどうしても目立ってしまい、注目を集める。

その結果として、じろじろ見られたり、生活の様子を観察されたりして、それ自体が不快に感じる。

更に海外であれば、何か盗もうとしているのではないかとか、そういった懸念まで生まれてくることになる。

彼らと密な人間関係を作るのであればともかく、ただ単に静かに暮らしたいということであれば、あまりにも田舎すぎるのはトラブルを招くだけの結果になり兼ねない。

よくフィリピンの人は、月に2万円以下の給料で生活をしているとか、そういった情報を目にするが、日本人がフィリピンの田舎に行ったからって、そういった暮らしを同じぐらいのストレスで送れるかといえば、そんなことは決してない。

人間関係のトラブルに巻き込まれたくなければ、外国人が目立たないようなエリアに住む必要があり、そうなってくると、コンドミニアムを選んだり、1戸建ての中でも、フィリピンの中ではそこそこのランクに入るような家が立ち並ぶエリアを選んだりとか、そういったことが必須となるため、逆に言うと、そういうエリアであれば、田舎特有の人間関係のトラブルに煩わされることは少ないし、コンドミニアムや塀で囲まれたゲイティッドコミュニティであれば、外とは遮断されているので、基本的に交流を図る機会というのもない。

田舎なわけなので、当然出かける時は車を使うことになるし、徒歩で出かけること自体があまりないはずなので、尚更地域住民との関係というのは希薄になっていく。

それで満足かどうかというのは、その人の好みではあるが、不要なトラブルによるストレスを避けたいということであれば、やはり外国人が住むための環境が整っている程度の田舎を選ぶ必要がある。

あくまでも、こちらが外国人という立場になるわけなので、海外の田舎に住むような場合は、都市部とは違った困難があるというのは当然のことだし、物珍しい目で見られるぐらいのことは覚悟しておかなければいけない。

そうしたことを差し引いても、空気の綺麗な場所で暮らしたいという気持ちは消えないし、その為に適した場所というのも、何ヶ所か候補が見つかってきた。

早ければ半年も経たずに、実現できるかもしれない。



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執筆者、伊田武蔵
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