英語ができないのに海外移住をして4年半




これまでフィリピンとマレーシアで暮らしてきたり、この1年半はホテル暮らしをしながら、アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアと英語圏、非英語圏を問わずに様々な国を訪れ、長い国は1ヶ月以上、短い国なら数日程度で移動してきた。

語学力はない私ではあったが、意外にも海外生活自体は肌に馴染み、当面日本に戻って暮らすことは考えていない。

そして、あまり英語ができないとしても、移住をする上で必ずしも大きな障害にはならないということが、この4年半の生活で理解することができた。

他の国に住むのであれば、その国の言語か、最低でも英語ができないと話にならないというのは、日本にしか住んだことのない頃は、常識的な考えだと思っていたが、今となっては、それが単なる間違いであったと思うようになった。


海外に住むのに必要な英語力

タイのバンコクの一部のエリアのような、日本人が多く住み、日本人向けのサービスが多数提供されているようなエリアを除けば、日本語だけで全てを完結させようとするのは、なかなか難しい。

もちろんパートナーとか、親しい友人が助けてくれるということであれば、本人に英語力がなくてもどうにかなるが、そうではない場合、多少の語学力というのは必要になる。

そのレベルがどのくらいかと言うと、基本的には中学生が習う程度の英語力で十分。

海外移住にあたって、高度な英会話をマスターする必要はないし、所謂カタコトの英語ぐらいで、大抵のやり取りは出来るようになる。

普段の生活を思い返していただきたいのだが、日本で暮らすとしても、仕事以外で人と話す機会というのは、かなり限られるはず。

例えば日常的に買物や食事をする際に、交わす言葉の数というのは限られているし、仮に言葉が通じなくなっても、ほとんど困ることはないはず。

それは海外移住をしても同じことで、英語ができないからといって日常生活に、著しく支障をきたすことはない。

但し、不動産の契約、こちらは賃貸でも売買でも同じことだが、そういったある程度金額のまとまった契約をする際には、英語力が低すぎると困難になる。

但し、こういった場面は、年に1回とかそのくらいしかないはずなので、日系の業者を使うとか、あるいはその時だけ通訳を付けるとか、そういった方法で解決することも十分に可能。

後は、携帯電話を購入するとか、そういった限られた場面で少々英語を使うぐらいで、生活をしていくという観点から見ると、言葉を駆使する場面というのは、それほど多くはない。

もちろん現地で仕事をするような場合であれば、その仕事に求められる語学力というのは必要になるが、海外で移住をして、のんびり暮らすだけとか、そういったことであれば、求められる英語力のハードルというのは実は低い。


英語の勉強は1ヶ月だけ

そういった事情は実際にマレーシアに住み、その後はフィリピンに移って感じたことだが、私も移住前には、1ヶ月ほど勉強をしていた。

と言っても、1日30分程度だったので、熱心に学習したというよりは、少しだけ練習をしておいたという程度で、内容は完全にインプットを中心にした。

何しろアウトプット、つまり物を書いたりとか、自分の口で話したりとか、そういったことは現地に行ってからやればいいことで、とりあえずインプットをしっかりとしておかないと、取り出すべき語意であるとか、言い回しというのが、そもそも頭の中に存在しない状態になってしまう。

これではどうにもならないので、一先ずインプットだけは、いくらかしておこうと考えたが、それは正解だった。

何しろ海外に出れば、外国人が周りにいるわけなので、アウトプットの環境としては申し分ない。

わざわざ日本で英会話学校に行ったりする必要もないし、自宅にて教材で学ぶだけで十分だった。

私の場合、大学は法学部だったので、英語の授業というのは、1年の頃に少しだけあった程度で、それ以降は10年近く英語を学ぶ機会というのは、全くなかった。

1日30分1ヶ月間続けても、単純計算で15時間程度の勉強ということになるが、それが意外に役に立ったという感覚はある。

普段全く使わない言語だし、日本にいる時には、英会話なんかしたこともなかったから、やはり仮初程度のレベルであっても、事前に学んでおいて、英語のテンポとか、忘れていた表現とか、そういったものを思い出すだけでも、それなりの効果はあった。


英語圏の方が便利なのか?

フィリピンはアジアの中で、シンガポールと並んで、もっとも英語が通じる国と言われる。

フィリピンのマカティに移住して生活をしている時には、レストランのウエイターやウエイトレスに、英語が通じるのも当然のような感覚になっていたが、それから後、フィリピンのコンドミニアムを引き払って、タイやマレーシアに旅行に行くようになってから、やはりフィリピンの英語力というのは、高いということに気付いた。

何しろタイやマレーシアにおいては、ホテルのレセプション等の一部の人を除くと、ほぼ英語が通じない。

しかしながら実際、マレーシアには2年住んでいたし、タイはビザを持っていないので、30日までしか滞在できないが、29日とか、30日とか、期限ギリギリまで何度も滞在していて、特に不便を感じていない。

英語圏が便利かどうかという話しになると、必ずしもそうではなくて、まともな国、特に日本人から移住先として人気のあるような国であれば、ホテル関係や不動産関係の職業であれば、まず向こうも英語が話せる。

スタッフの中には英語ができない人もいるかもしれないが、外国人を担当するのは、当然それなりの英語力がある人なので、その点に関しては、英語圏でもそうじゃなくても、あまり関係がない。

更に言うと、非英語圏の良いところは、言葉がスムーズに通じなくても、お互いがネイティブではないので、どちらが悪いのかハッキリせず、互いに歩み寄って、コミュニケーションを取ろうとできるところと、一方的に自分が悪いわけではないという感覚があるので、プレッシャーを感じ過ぎずに済むこと。

例えばロンドンに旅行に行った時には、向こうの言っていることを一度で理解できないのは、100%こちらが悪いと思わざるを得ない。

何しろ向こうが話している英語が、世界の中でも基準の一つのわけで、努力すべきなのは、一方的にこちらだけで、コミュニケーションが円滑に進まない原因も、全てこちらということになる。

このプレッシャーを感じた時に、お互いに相手を理解しようとか、相手に理解してもらいやすいように、言い換えようとするアジアの英語というのは、温かみや人間味があるし、話しやすいということに気付いた。

もっと厄介なのはオーストラリアで、一応彼らは、自分達がネイティブの英語を話しているという意識を持っているが、あまりにもなまりがひどすぎて、何を言っているのかよくわからないところが多々あるし、彼らの英語を身に付けても、世界標準からは程遠いので、それが良い事なのかどうなのか、甚だ疑問がある。

ワーキングホリデーの滞在先や留学先として、オーストラリアを選ぶ人も多いが、もはやアメリカやイギリスよりも物価は高いし、真剣に英語を学びに行くということなのであれば、相応しい滞在先ではないように感じる。

ここまでを総括すると、英語圏でもそれ以外の国であっても、外国人向けのサービスをしている人は、だいたい英語ぐらいは話せるはずなので、どちらで暮らしても、大きな支障はない。

英語ができないとしても、海外移住の為に必要な最低限のハードルというのは、高くはないので、真剣に学ぶのであれば、2、3ヶ月程度でとりあえず最低限のラインにまでは、押し上げることも十分可能だと、実際海外に住んでみて感じる。



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執筆者、伊田武蔵
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