ジョホールバルで詐欺師と再会


マレーシア第二の都市、ジョホールバルへの移住翌日に詐欺にあった。
ジョホールバルで詐欺にあった参照)


その2ヶ月後、
私はシティスクエアにあるスターバックスのテラス席にいた。

この席は表の通りに面している。
パソコンに向かっていると、声をかけてきた男がいた。

あの時の詐欺師だ。


向こうは私を覚えていないらしく、同じ手口で声をかけてきた。

今回は時間帯の関係なのか食事に誘う手順は飛ばして、
最初から観光案内だった。


前回は1時間程度の案内のところが、
今回は30分ほど案内するという話。

このあたり、食事の部分を飛ばす時には
信用がまだ築かれていないということで、
小さなオファーにしているのだろうか。

そして、今回のこの詐欺師の職業はシンガポールの大学教授だった。

そう言えば、私の友人が騙された時にも肩書きはそれだった。

ちなみに、前回私が騙された時の奴の肩書きは
シンガポールの貿易会社の役員だった。



私は英語がろくに話せない。

マレー語は全くわからない。

その上、この当時は警察の電話番号も知らなかった。


ということで、この場で問い詰めても逃げられるだけ。

ジョホールバルの中心地だけに人は腐るほどいるが、
マレー語・英語を話せる現地人と、
言葉がろくに分からない外国人がやりあっていれば、
通行人に助けを期待するのは難しい。


ということで、とりあえず付いて行くことにした。

その途中で写真を撮ったりすればいい。

まずは徒歩でいけるジョホールバルの役所前へ。

そこで役所を取るフリをして詐欺師の写真を何枚か撮影した。

一緒に写真を取ろうといった時にはかたくなに拒んだし、
携帯を向けるとすぐに制止したところに
後ろめたさがにじんでいる。


ジョホールバルの詐欺師


その時の写真



それとは別に電話番号を聞き、紙にメモさせた。

電話番号は嘘だろうが、それはどうでもいい。

これで写真と指紋・筆跡付きの紙が手に入った。



そして、タクシーを止めようとする詐欺師を横目に、
通りかかった軍人に助けを求めた。

詐欺師がマレー語で何か言い、
軍人はけげんな顔で去っていった。

その後、私が以前に騙し取られたお金の返還を要求すると、
軍人が視界から消えたのを確認してから、
男は持っていた傘を振り回し始め、指先をかすめた。

そこから詐欺師は逃亡を図り、
人通りが少ない道に入ったところでは石を投げてきた。


その道を抜けて人通りの多い道に出たので
周囲に警察を呼ぶように頼んだが、
関わりあいになるのが嫌だったり、
英語が通じなかったりということだと思うが
誰も連絡はしてくれない。

男は逃げていくので追わなくてはならない。

結局、そんなことをしている間に逃げられてしまった。



この手の詐欺に証拠は残らない。

警察に突き出しても起訴すらされない気がする。

かと言って、実力行使でいきなり殴りかかったりすれば、
こちらに正当性があっても詐欺師が言い逃れるだろう。

結果として、こちらが犯罪者になってしまう。


かと言って、周囲に警察を呼んでもらうという試みは
予想通り不発に終わった。


こうなると、どう対処すべきだったのか分からない。

騙された時点であきらめるというのが賢明な判断かもしれないが、
さすがにもう一度ノコノコとやってくれば神経を逆なでされた。

事実、詐欺にあった時よりも、この時の方が腹が立った。


ちなみに、男の持っていたのは折りたたみではない通常の傘。

ジョホールバルでは雨の降っていない時に傘を持っている人はまれ。

ジョホールバルに来る際には、
傘を持っていて
(最初に騙された時も持っていたような、いなかったような)
50歳ぐらいのマレー系(自称シンガポール人)の男が
観光案内を申し出てきた時にはご注意を。



PS.
腹の虫がおさまらなかったので帰りに警察に行ったが、
4箇所をたらい回しにされた。

1箇所目はその時にパスポートを持っていなかったので
改めて最寄りの警察署に行くように言われた。

最寄りの警察署では聴取の後、
上級の署で手続きをするように指示を受け、
そこでも同様に次の手続きのための上級の管轄を指定されたので、
その足で行ったらすでに閉まっていた。

翌日に改めて4箇所目を訪れた所、
詐欺師の住所は知っているのかと聞かれたので
知らないと答えると、捜査はできないという結論になった。

それならそうと最初から言ってほしかった。

というより、詐欺師の住所を知っている
シチュエーションはあるのだろうか?

それぞれの警察署で写真は見せたが取り合われず、
指紋・筆跡が分かるメモも受け取り拒否ということで、
警察署を回る時間がムダになっただけで、不毛な時間の上塗りだった。



それから2年後、あるメールが私の元に届いた。

2年後にも活動していた詐欺師



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執筆者、伊田武蔵
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