台湾を移住先にする場合の唯一のメリット



これから先、台湾に移住する可能性はあるのか?

フィリピン・マレーシアで生活し、
その後は1年近く自宅を持たずにホテル暮らしをしているが、
次に住む場所についてもリサーチしながら各国を周っている。



そんな中、住みたいと思う多くの国において
問題になるある要素について、
台湾は条件を満たしているという強みがある。

台北でも台中でも台南でも、
住むエリアを問わずにこのメリットは通用する。


それは何かというと、ずばりビザの問題。

ビザなしで90日滞在できるため、
期限が来る前に他の国に一度出国し、
再び入国すれば住むことが可能。

長々旅行をしなくても、
近隣の国にちょっと行ってくるだけでもいい。


この制度はマレーシアと同様だが、
地続きの国がないだけに移動距離は長くなる。

私がかつて住んだジョホールバルは隣街がシンガポールのため、
簡単に出国することができた。

ただ陸路で移動するだけで、
国境を越えるための専用のタクシー乗り場まで行って、
そこからはイミグレも車に乗ったままで通れる。
(もちろんパスポートチェックはある)


あまりに何もない街だったため
頻繁に他の国に遊びに行っていたこともあり、
90日を意識して出国する必要はなかった。

3ヶ月に1度以上の頻度で、海外に遊びに行っていたので。



台湾に移住する場合も、このようなビザランが可能になる。

地理的に考えると、
一度言って戻ってくるのに便利なのは
香港や中国本土、フィリピン、日本あたりだろう。

LCCを使えば2万円もせずに往復できたりするので、
3ヶ月に1度と考えれば大きな負担ではない。


ビザなしで90日滞在でき、
複数回の出入国が可能というゆるい条件の割に、
リタイアメントビザはなぜか180日しか滞在できないという
不思議な制度があるのも台湾の特徴。

この180日を現地で延長申請できるかというと、
それもできない。

どのみち55歳以上が対象となる制度なので
年齢的に私には関係のないものだが、
それにしても意味不明な仕組みと思わざるをえない。

わざわざ無犯罪証明や財産証明等の必要書類をそろえ、
手間をかけて申請する意味がまったく見当たらない。

リタイアメントビザを取ることで滞在日数は倍になるが、
ノービザで一度出国する方が楽に思える。



上記が台湾に移住する場合のメリット。

もちろんリタイアメントビザが謎の制度という点ではなく、
ビザなしで事実上暮らせるという点が。


しかし、今のところ有力な候補としては認識していない。

それはビザ以外の面で大きなメリットを感じないから。

私はクアラルンプールに行くと台湾スイーツの店に頻繁に行く。

しかし、それは伝統的な味の店ではなく、
ゴマや抹茶等のかき氷の上にアイスクリーム、タロボール、
パール、あずき等を乗せたもの。

わざわざ現地に行ってまで食べる必要はない。


また、台湾料理は食べたくない。

台北は美食の街と言うが、
このニュアンスはマレーシアのイポーに似ている。

その国の、あるいは街の伝統料理が
当地の人の味覚を基準にすると美味しいだけで、
日本人の舌にとってどうかは別の話。


マレーシア時代にローカルフードには飽き飽きした。

その中には、中華料理も含まれるし、
台湾料理も根底にある味としてはもうお腹いっぱい。

とても毎日食べたいものではない。

食という面で見れば、個人的には魅力を感じない。

多くの旅行者が美味しいものを求めて行く場所でも、
マレーシアで散々アジアの料理を食べたので、もういい。



親日的であることも移住先としてのメリットに挙げられるが、
世界を周って感じるのは、
そもそも反日の国の方が珍しいということ。

大抵の国は日本に特別な感情を持っていないか、
親日的かのどちらか。

中国本土との対比もあって、
台湾の親日度は強調される傾向にある。

しかし、そもそも中国に引っ越そうなんて思ったことはないので、
この2箇所を対比する意味もない。



物価が安いと言っても、
為替レートによってメリットは薄まっているし、
フィリピン等のより安い国もある。

こうして考えてみると、
台湾に移住する場合のただひとつのメリットは、
わずらわしいビザの手続きがないことだけ。


と言っても、永住権を取ったフィリピンなら、
すでに何も特別な手続きなしで無期限の滞在ができる。

それに対し、
台湾だと海を越えて90日以内に移動が必要。

この点の手間を考えても、
総合力としての魅力は少ないという結論に至った。



決定的に不安な点

実は台湾を下見しにいくめどが立ったのだが、
移住にあたってどうしても拭えない不安がある。

この点がだめであれば、
仮に他の条件がどれだけ整っていても生活に支障をきたすほど
重大な問題点が。

というのも、トイレの問題。



世界的に見て、先進国や多くの新興国が
水洗トイレを使っている。

当然、トイレットペーパーは便器に流す。

しかし、台湾はゴミ箱に紙を捨てる文化。

においや衛生状態、それを処分する時のことを考えると
暗澹たる気持ちになる。

そんな場所に移住して暮らしたいとは思わない。


もちろん伝統的に紙に流す文化がないとは言え、
近年は改善の方向にむかっている。

特に高級コンドミニアムやホテルについては、
例外的に流せるようになっているらしい。


ただし、元々台湾で市販されているトイレットペーパーは
水に溶けにくい性質を持っている上、
トイレのパイプが細くて詰まりやすい。

そこまで貧しい国ではないのだから、
トイレットペーパーの質ぐらいは変えられそうなものだが・・・。


そんな悪条件が重なっているため、
比較的高級なコンドミニアムでも
トイレが詰まりやすいという問題がある。

これは気持ちがなえる。


このあたりの事情を含めて、
というよりもこの部分をメインにフォーカスして
台湾が移住して住める街かどうかを見てこようと思う。

その様子は、またメルマガででも改めてレポートする予定。



これまで住んだ国でも、トイレ事情は重要だった。

たとえばマレーシア。

この国は本来、トイレットペーパーを使う文化がない。

水で洗うため、レストラン等のトイレはびしょびしょ。

もちろん紙なんて設置されていない。


外でお腹が痛くなったら、
高級ホテルや高級ショッピングモールを見つけないと
用を足せないという状況だった。

もちろん自宅にはトイレットペーパーを置いていたし、
最後まで手と水で洗うということはしなくて済んだ。

こんなところで現地になじもうとは毛頭思わないので、
苦痛にならない程度の衛生環境は必須。


まさか台北ですら、いまだに紙を流せないとは
思わぬところに伏兵が潜んでいたような印象。

もっと発展している国だと思っていた。



後日談:台北視察を経て

移住の下見というわけでもないが、
台北に半月ほど滞在してきた。

本当は台中にも足を運ぶ予定だったのだが、
途中で用事が入ったので今回は見送り。

どちらにしても台南については
高雄国際空港経由で改めて行く予定だし、
台中も次回以降に回すことにした。



台北に来て感じるのは、
懸念通りトイレ問題は大きなストレスということ。

ホテルに泊まっている間は、
毎日ルームクリーニングの人がゴミ箱を替えてくれるが、
コンドミニアムを借りて住み始めれば
自分でやらなければいけない。

これは気が重い・・・。


一方で台湾の食事は思いの外口にあったので、
この点は朗報だった。

やはり移住にあたっての大きな問題はトイレ。

この部分を軽視すると後がつらいので、
慎重に考える必要がある。


なお、治安は基本的に良いし、
不思議なほどに日本語が通じる反面、
英語はあまり通じない。

台北市内ならMRT(地下鉄)が発達していて、
移動についてはストレスがかからない。

そんなことも現地にやって来て感じた。


現状としては、
まだまだ台北への移住については懐疑的な部分が消えず、
判断は先送りの段階。

旅行先としては魅力的な反面、
住環境としては問題が残った。


台湾の人がもっとも住みたいのは台中ということだし、
次に訪れた時には足を伸ばしてみたい。


後日談2:台湾縦断の旅=移住?

上記の文章を書いてから時間がたち、
来週からは再び台北に行くことになった。

今回は南へと縦断していく予定で、
台中、台南、高雄にも足を伸ばすつもりでいる。

期限はノービザの90日以内で考えていて、
ひとまず高雄から香港行きの航空券も予約した。



ただし、縦断という部分にこだわる気はなく、
場合によっては台湾に移住してもいいかもしれないと思い始めている。

もちろん10年住むというスパンではなく、
長くても1年という期間で。

トイレ問題については、
新しい建物の中には紙を流せる物件もあるし、
そうしたところを選ぶのも1つの手かと。


本来、今の時期は6ヶ月のビザを取って
バンコクで過ごしている予定だった。

しかし上記ビザの取得に失敗したため、
ひとまず台湾に行くのだが、
この際住んでしまうのもありかと。

ビザ問題がないということは、
旅行に行ってそのまま住み着くことも可能。

私の場合は荷物をスーツケースにまとめて
ホテル暮らしをしている状態なので、
部屋を借りたらそのまま暮らせる。

わずらわしい転居の手続きも必要ない。


また、airbnbのような民泊のサービスを使えば、
もはや部屋を借りてしっかり根を張って住むのと、
旅行気分で滞在することの差がどんどん小さくなっている。

そう考えると、
気が向いたら移住してしまうぐらいの感覚でも
十分に成り立つことに。

ホテル暮らしにこだわっているわけでもないし、
現地の不動産屋で話を聞いてみる予定。

ただし、中国語が話せないので、
日系の業者を選ぶ必要があり、
台北はともかく台中や高雄は会社が少ない模様で、
その点がネックになりそうな予感がある。



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執筆者、伊田武蔵
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