トルコ語習得について

※以下はトルコ在住の有坂さんからの投稿

トルコ語の習得についてなんですけれども、日本にトルコ語学校がいくつあるか正確にはわかりませんが、たぶん東京に一つか二つくらいだと思います。

日本にいる時点で勉強されてくる方は少ないので、やはりトルコに来てからトルコ語学校に入学して勉強されるのが通常です。

イスタンブールには有名なトルコ語学校が二つ、小さい学校が一つありまして、一つはトメル(TÖMER)というアンカラの大学が経営しているトルコ語学校です。

トメルはだいたい一クラス10人くらいで初級者ですね、日本人もいますし、他の国の人たち、ロシア人ですとか近郊の国の人たちが多いです。

そういった人たちが一緒になってトルコ語を勉強しています。

住んでいる方が多いので、ゼロからスタートすると言っても、例えばご主人がトルコ人であったり、職場でトルコ語を使っているという人も多いので、トルコ語だけを勉強をしにわざわざトルコに来ている人はほぼいません。

日本人の方たちからは、もうすでに周りの人たちは生活の中で使っているのでかなりレベルが高くスピードが速いということをよく聞きます。


トルコ語は日本人と相性が良い

ただ、日本人にとってトルコ語は簡単で、まず文法がすごく似ています。

語順の並びが同じですので、英語のようにいちいち置き換えて考える必要がありません。

日本語のように考えて、日本語と同じ語順で言葉を並べれば文になるところがあります。

あと文字もアルファベットですので、全く難しいことがありません。

あと発音も子音をあまり使いませんので、どちらかというと日本語の母音を多く使った発音に似ていますので、ボーっとしているとトルコ語を話しているんですけれども、時々日本語に聞こえたり、日本語が混じっているかのように聞こえたりすることもあります。

ただ例えば主語によって述語が変わるので、それはフランス語とかスペイン語とかと似ています。

例えば「私は行きます」と「あなたは行きます」の「行きます」の語彙といいますか、グラマーが変わりますので、そのへんは日本語より少し難しいかと思います。


トルコ人と話す上での注意

次にトルコ人と話す上での注意なんですけれども、イスタンブールは特に色々なエリアからトルコ人が集まっております。

一目見ただけでどこから来たのかなっていうのはだいたいわかるんですけれども、顔の特徴があります。

東の方は割とアラブ人の濃い顔をしておりまして、西の海側の方はギリシャ人とのハーフが多いので割ときれいな顔立ちをしています。

北の方はヨーロッパとの融合ですので、割とヨーロッパに近い顔をしておりまして。

私なんかはまだまだなんですけれども、20年近く住んでいる日本人の方によりますと、だいたい7割8割くらいは出身エリアが見た目でわかるということですので、相当顔に出ているようです。

エリアによって違うのですけれども、まず共通して話さないほうがいい内容は、一つは宗教の話ですね。

宗教の話は逆に向こうからされることはあると思います。

でも、こちら側が何かイスラム教についての意見を言ったりするのは、ちょっと危険だと思います。

話しをふんふんと聞いて、聞き側に回るのが安全です。

やはり宗教の話は熱くなりますので、どこで何をポイントにキレたり怒ったりされるのかわかりませんし、こちらは掴みようがない話ですので、そちらの方は避けた方がよろしいかと思います。


次に民族の話は触れないほうが無難です。

トルコの中では幾つか少数民族がありまして、有名な民族で言いますとクルド人ですね。

こちらの方は堂々と自分はクルド人と名乗る方もいらっしゃいますが、隠している人もいます。

これはちょっと歴史が古い問題ですので、他国の私たちがあれこれ言えることではありませんので、逆に内緒にしていられた場合に何か意見みたいなものを言ったときに、やはり問題になることが多いので、なるべく触れないほうが良いかと思います。


それから政治の話ですね。

これは最近ちょっとデモですね、激しいデモがあったのでニュースでもご存知の方がいらっしゃるかと思いますけれども、政治の話もやはり他所の国の人間が色々というと、また熱くなられたりします。

やはり他の国の人たちに色々言われたくないというのがあると思いますので、こちらの話題にも触れないほうがよろしいかと思います。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

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