古都クラクフとワルシャワにてポーランドの治安を調査してきた。
ここは今後の拠点や移住先となる可能性もあるので、
細かくスケジュールを決めずにやって来た。
長居したくなる街なら長く滞在すればいいし、
今後の使い道がなさそうなら軽く街を見て回って
次に進めばいい。
結果、居心地が良くていつの間にか2週間がたっていた。
ヨーロッパはロンドンから始まっていくつかの国を周っていたし、
ビザなしで滞在できる期限も合計90日という制限があるため、
その段階で去ることに。
クラクフは今後の拠点の有力候補となった。
ポーランドの治安については、
特に問題を感じることはなかった。
危険を感じた場面はなく、
むしろ穏やかな印象を終始受けた。
少なくてもクラクフの旧市街やその周辺エリアに関しては、
物騒な通りがあるようにも見えない。
もちろんどの国にも柄が悪い街はあるので、
そうした場所を歩いていれば危険なのは当然のこと。
しかし、クラクフに限って言えば、
夜に一人歩きをしても身の危険を感じることは一度もなく、
安心して出歩くことができた。
親日的かどうかということは、
特に感じることがなかった。
そもそもアジア人が少ないので、
見分けが付いているのかもあやしい。
世界中に住み着いている中国人すらあまり見かけないぐらいなので。
ポーランドでは一度だけ、
「ナマステ、コンニチハ」という謎の組み合わせで声をかけられたことがある。
「ニーハオ」や「カムサハムニダ」と組み合わせられることはあるが、
ナマステとの結合は斬新だった。
インド人か日本人に見えるルックスが想像できないが、
ポーランド人にとってはそのくらいの認識なのかもしれない。
クラクフは小さな街だし、
基本的には旧市街の周辺までに生活の範囲が限られる。
地下鉄や電車もないし、
わざわざ鈍足で降りる場所もわかりづらいトラムに乗って、
遠出しようという動機も特になかった。
その意味で言えば、
治安が悪い場所にうっかり足を踏み入れる機会もない。
東欧の中でもポーランドは重要拠点になりそうな感じがする。
ロングステイ先としても使い道がありそうなので、
クラクフ以外の街についても候補は確認しておきたい。
別にクラクフに不満があるわけではなく、
有力な選択肢は数があるにこしたことはないので。
治安ということについて言えば、
東南アジア各国をこの3年で周ってきたので、
多少の問題ぐらいならそれほど気にならなくなった。
ポーランドはもちろん合格点だったし、
今回のヨーロッパ視察で今後の拠点候補がいくつか見つかった。
今後は新しい場所の発掘と、
既存の有力候補の使い道をブラッシュアップさせていくことが
主要なテーマということになる。
現状としては、
資産を作る段階なので物価の安い東南アジアと
東欧等のヨーロッパの一部の国がメインとなる。
この数年のアジア一辺倒の状況に比べると、
ずいぶん選択肢が広がることになるので、
それだけでも十分な収穫となった。
ワルシャワ等でも治安を見てきた
クラクフを訪れた翌年、再び東欧に飛んだ。
今回はブルガリアのソフィアを起点に、
ルーマニア、ハンガリー、チェコと北上していき、
最後の街がワルシャワだった。
今回もクラクフを訪れたかったものの、
行き当たりばったりでルートを組んで行ったら
どうもうまい道筋が見当たらずに断念した(苦笑)。
ワルシャワに辿り着く前には、
ウッチとブロツワフにも立ち寄った。
これらの街に関しても、
基本的に安全というのが概観としての印象。
ただし、ウッチはメインストリートの
Piotrkowska Streetから大きく南下していくと、
多少雰囲気の悪いエリアに行き着く。
ガラの悪い男も見かけたため、
あまり中心部からは離れないところにホテルを取った方がいい模様。
私もウッチは初めてだったし、
地図で見るだけだとどこが街の中心なのかわかりづらく、
あまり良くない場所に最初のホテルを取ってしまった。
そもそもポーランドはヨーロッパの中でも
決して裕福な国ではなく、
不満を抱えている住民も少なからずいるはず。
そうした人が住むエリアに不用意に踏み込むのは避けたい。
ブロツワフは危険を感じるような場面もなく、
私が滞在していた限りでは安全な印象。
ワルシャワも同様だった。
クラクフに比べると人がそっけない印象はあったものの、
危険な雰囲気は特にない。
特に今回はブルガリアやルーマニアといった
治安面で問題を抱えてる国を訪れた後だったため、
ポーランドではなおさらリラックスできた。
注意しなければいけないのは、
チェコと同様にビールが美味しい国なので、
つい飲み過ぎてしまうこと。
ワルシャワを発つ前日には訪れたいところがあったものの、
ランチの前菜があまりにもビールにぴったりのレバーペーストで、
思わず2パイント飲んでしまった。
おかげで午後は軽く頭痛がし、
昼寝の後もホテルで休むことに。
ポーランドでのビールのご利用は計画的に(笑)。
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