マレーシアのATMでリンギットをおろすのは、
この国に住んでいた頃には日常的に行っていたことだった。
しかし、時間を空けたら、
現金が出てこないどころか、
口座まで止められてしまうことになるとは。
投資修行のために2年住んだマレーシア。
ここではRHB銀行とHSBCマレーシアの口座を開設した。
世界一周投資修行の旅に出た時には、
最初の街となるクアラルンプールで
両銀行に入っているお金を当てにしていた。
しかし、空港のATMで試したところ、
RHB銀行もHSBCマレーシアもなぜかお金が出てこない。
楽天のデビットカードがあるので、
いざという時はそちらで引き出しは可能。
レートは悪くなるものの、
現金がない状態よりはいい。
ひとまず、ジョホールバル時代に残っていた
手持ちの現金があったので、
それを持って予約していたホテルへ。
デポジットとして50リンギットを預けることに。
まずい。
財布の中に20リンギット(600円)しかない。
大人の財布じゃない(苦笑)。
どうやら、RHB銀行の口座開設時には
今とは違うパスワードを使っていたらしい。
海外の銀行口座の数が増えてくると、
ネットバンキングのIDやパスワードを
統一するのか、バラバラにするのかという問題が出てくる。
同じものを使うのは不用心な気がするし、
今回のように分からなくなっても困る。
下手にメモを取っておくのも、
かえって危険になる可能性もある。
そう考えると、
3つぐらいのパターンを決めておいて、
その中で分散するぐらいがいいのかもしれない。
ATMでも3回目で正しいパスワードを入れられれば、
口座がロックされる銀行はないはずなので。
ただ、HSBCフィリピンのように
パスワードに関する独自ルールが強い銀行の場合、
他の銀行との共有ができない場合も。
口座が増えるほどに、
そして使用頻度が下がるほどに管理は面倒になっていく。
私の場合は行き当たりばったりでやって来てしまったが、
最初から計画性を持って取り組んだほうが
後々のパスワード管理が楽なのは間違いない。
とりあえず、ブキビンタンにある
RHB銀行の支店に行って凍結は解除できたものの、
今後も同じ問題が起こる可能性はあるだろう。
それはそうとして、
とりあえずトラブルが解決したことを喜びつつ、
ATMでおろしたばかりのリンギットを財布に忍ばせ、
Tg’s Nasi Kandarで早めの夕食を食べた。
マレーシアのATMを旅行で使う時に注意すること
マレーシアの銀行の口座は、原則として現地居住者しか開設できない。
そのため、旅行者がATMを使う場合、
日本等で発行したキャッシュカードやデビットカードを使い
リンギットを引き出すことになる。
その場合も、
PINコードを間違えて入力し続けると
ロックされてしまうことがあるため、
旅行前に確認しておきたい。
また、海外のATMで現金が出てこないとか、
カードが飲まれたまま出てこないといった噂を聞くことがあるが、
十中八九受け取るのがあまりにも遅いのが原因。
操作が終わったら、
現金にしてもカードにしても
早々に受け取るのが得策。
なお、HSBCマレーシアの場合、
PINコードを間違えて入力したら
セキュリティーのためにカードも飲まれた。
支店に設置されたATMでの操作だったので、
そのままプレミア口座向けの階に上がって
事情を話して手続きをしてもらったが、
このようなケースも時には存在する。
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