海外に移住した後できた新しい関係性の仲間

スポンサーリンク
血縁・地縁・学校や職場。

これまでの世界では、
言い換えればリアル世界しかない時代には
こうした人間関係が人とのつながりの大部分を占めていた。


家族に代表される血縁のつながり、
近所付き合い等の地縁、
学校や職場といった所属組織。

こうした狭い範囲の世界でしか
人とつながることはできない。


これらの共通項。

それは、理念への共有も何もなく、
たまたまつながりを持っただけということ。

共通の理念の元に集まったわけでもなく、
なかば偶然に近い形で形成された集団。

その中に自分の存在意義を見出すのは、
時としてひどく難しい。


もちろん、何の気なしにそれが出来る人もいる。

しかし、私のように人付き合いが苦手だと、
その上に人嫌いだったりすると、
集団に身を置く意味すら見つからない。

実際、私は学校でも会社でも、
常に一歩引いた立場でいた。

輪の中に入る気になれない。

部活に入っても、すぐに幽霊部員になったのは、
その部活の中の雰囲気になじめなかった、
もっと言えば、なじみたくもなかったから。

中学でも高校でも、
一応部活に入部はするものの、
幽霊部員を経由して1年で正式に辞めた。


もしも今が昭和だったら、
私はどうなっていたのだろう?

意味もなく集団の中にいることに嫌気がさしながらも、
生きていくのに必要な給料のために出勤し続ける。

それは生きる屍ではないだろうか。



ネット世界の誕生によって、
新しい形で仲間を募れるようになった。

自分の価値観やライフスタイルを発信することで、
そこに共感する人を集める。

そこにいるのは、
単なる偶然によって関係を持つことになった相手ではなく、
つながりたいという意思を有する仲間たち。

私がこうしてメールを出していくのも、
それが目的になっている。

世界4大自由を共に目指す仲間。

各国で会うことができる仲間。

理念を共有できるかどうか、これは重要なことだ。

事実、私の所にはるばる会いに来てくれる人とは、
初対面にも関わらず、
10年来の友人のように話すことができてきた。

年齢が10歳以上離れていても、それは同じ事だった。



マレーシア移住前、今でも付き合いのある友人から
小学校の同窓会の誘いが来た。

私は興味がないので断った。

事前に断っておいたのだが、
丁寧に当日にも連絡が来た。

数人の友人とは今でも付き合いがあるし、
すでに連絡が取れなくなった同級生に
今さら会いたいとも思わない。

私を誘った友人は、
将来のために人脈づくりをするそうだ。

まだギリギリ20代だったというのに、
もう老後のことを考えて友人を増やしたいらしい。

学校というなかば地縁だけでつながった偶然に、
彼は一生すがって生きていくという。

幸い、彼はコミュニケーション能力も高いし、
人と極端に違った人生観や望みも持っていない。

そうした生き方でも対応できる気がする。


ただ、私はそうはいかない。

会社に属することに嫌気が差し、
安い給料で働くのがバカバカしくなった時点で、
もはや半分社会人失格だ(笑)

独立して自分で稼ぎ、
組織も持たずにやっていくなど、
世の中において少数派すぎる。

しかも、主戦場はネット世界。

まだまだ一般には理解されていない。

挙句に海外移住はするし、好き勝手に旅に出るし、
そんなことを地縁で知り合った人に伝えても、
理解しろという方が無理だ。


わざわざ価値観の合わない人を
無理やり説得するのはバカバカしい。

そもそも他人はそう簡単に変わるものではない。

だからこそ、最初から自分の思いを暴露して、
気の合う変わり者の仲間を集めるほうが
よっぽど理にかなっている。



理念や価値観によって集まる仲間。

これは映画や漫画の世界のことだった。

現実世界では、
単なる親近感や他の人より比較的気が合うという程度の
薄い仲間しかできないことの方が多いのだから。


たとえば、漫画ワンピースの主人公、麦わらのルフィ。

彼は仲間に恵まれているが、
その背景には圧倒的多数の嘲笑がある。

「海賊王になる!」という根拠のない宣言をすれば、
馬鹿げた大口とほとんどの人が思うのだから。
(作中でもしばしばそういった描写が出てくる)

それでもルフィが仲間を見つけられるのは、
圧倒的な行動を行なっているから。

文字通り、生死をかけた大冒険をしている。

そこまでして、同じ船の仲間は10人ぐらい。

漫画の話とはいえ、かなりリアル世界に近いと思う。

しかし、最初から理念や思いをぶちまければ、
そこに共感する人が集まってくる。

ネット世界では、自分の声を多くの人に届けられるのだから。

私の声はマレーシアから世界中に届いている。

日本だけではなく、
タイやシンガポール、ベトナム、カナダ、アメリカ、
ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド等から
返信をもらうことがある。

日本語で情報を発信している以上、
さすがに日本人以外からの連絡はもらったことがないが、
世界各国に住んでいる日本人、
国際結婚して名字が外国人名になっている人からも
メールをもらうことがある。

日本に住まなければいけないという枠組みは、
マレーシアに移住したことで壊れた。

そんな今、世界各国に仲間候補がいることは、
心強く、嬉しいことだ。

理念が地縁を越える時代において、
窮屈な人間関係だけにとらわれる必要はない。

無限の可能性は、案外手近にあるのだから。


スポンサーリンク

海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事