海外移住後、初のパスポート更新は日本に戻らず済ませた

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海外移住にはパスポートが当然必須だが、
5年または10年更新となっているため、
どこかで期限が来てしまう。

入出国のスタンプがいっぱいになりそうになったら、
ページを増やす増補申請ができるので、
まずはそちらを使うほうが簡単。

これはパスポートに新しくページを加えてもらう方法で、
40ページ追加してもらえる。

まだパスポートの更新期間が来る前に
ページが足りなくなった場合に利用したい制度。

私もマニラの日本大使館でやってもらったが、
その場で15分ほど待っただけで手続きが完了した。

わざわざ日本まで行かなくても、
各国にある日本大使館や領事館で手続きは可能。


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クアラルンプールでパスポートを更新

上記の増補申請以外に、
パスポートの更新手続きについても
日本大使館・領事館で行うことができる。

私はマレーシアのクアラルンプールにある
大使館に行くことにした。

海外移住をした後に、
わざわざ一時帰国するのは手間なので
大使館で用事が済むならそれに越したことはない。

とは言え、クアラルンプールの大使館は
なんとも中途半端な位置にある。



地下鉄やスカイトレインの駅の近くではなく、
KLCCから徒歩圏内ではあるものの、
決して近くはないという微妙な立地。

しかも訪れた初日には時間外で追い返されてしまった。


というのも、大使館の閉館時間は調べていたが、
パスポートの更新の手続きは
17時半の閉館より1時間半早く打ち切られるとのこと。

マレーシアの暑苦しい日中に出向いたのが
完全に無駄になってしまった・・・。


気を取り直して翌日に出直した。

もちろん今度は時間に余裕を持って。


更新手続きは難しくない

海外に移住してから初めてのパスポートの更新だが、
特に難しい手続きはなく、
対応も日本語だったので簡単だった。

増補とは違い、
即日でパスポートが発行されるわけではなく、
翌日に改めて受け取りに来ることになった。

パスポートなしで海外にいるというのも不安だが、
事前にコピーは取っておいた。

というのも、ホテルにチェックインする時に
困る可能性があったから。


事実、手続きの途中でホテルの移動をしたが、
パスポートのコピーがないとチェックインできなかった。

マレーシア以外の国だとルールが違う可能性もあるので、
更新手続きの間は同じホテルに宿泊するのが無難だろう。

パスポートの現物がないと泊まれないと言われたりしたら、
面倒なことになってしまう。


翌日にはパスポートの更新手続きが完了

翌日にパスポートを大使館に取りに行き、
新旧両方を受け取った。

古いパスポートも今後必要になる可能性があるので、
これはこれで保管しておくとして、
それだけでは手続きが終わらなかった。

というのも、パスポートの更新自体はこれで終了だが、
私の場合はマレーシアのリタイアメントビザを取得済みで、
このビザの移管手続きが必要。

当然マレーシアのビザの手続きを
日本大使館で行えるはずもなく、
今度はマレーシアの移民局に行く羽目になった。

これがプトラジャヤという辺鄙な場所にあり、
しかも駅からも遠い。

正直、行きたくなかった。


しかし、リタイアメントビザの移管手続きをしないと
マレーシアから出国できないということで、
手続きをしないという選択肢はない。

泣く泣くKLセントラル駅まで行き、
そこからエアポートエクスプレスに乗って
プトラジャヤまで移動。


マレーシアのビザ(MM2H)の手続き


駅から移民局までタクシーに乗ってたどりついたら、
システムがダウンしているという。

その張り紙を見て、
「さすがマレーシア」と思ってしまったのが
移住後に見てきたこの国の印象の集大成という気がする。

そして、「今日中に手続きができるのか?」という質問に対し、
悪びれる様子も申し訳なさそうな感じも一切なく、
平然と「明日また来い」と告げるマレーシア人職員。

この感じの悪さもイメージ通りだった。


結局、手続きは遅れに遅れたものの
システムがどうにか復旧し、
移民局が閉まる直前で移管手続完了。

マレーシアではビザを取ったものの、
すでに住んでいるわけでもなく、
今回も旅行で立ち寄っただけだった。

このリタイアメントビザ(MM2H)の価値も大してないし、
次のパスポート更新の前に
廃止の手続きを取った方がいいかもしれない。


ということで、
海外移住をしてから初のパスポート更新は
リタイアメントビザの点で余計な手間がかかったが、
通常は大使館に2回行くだけ。

もちろん一時帰国して手続きをすることもできるので、
都合のいい方を選んだらいいだろう。

語学力に自信がない場合でも、
大使館には日本語の話せるスタッフが通常はいるので
(日本人か現地スタッフかはまちまち)
特に心配する必要はない。


旅の多い生活でも10年のパスポートを選んだ理由

パスポートの期限を5年にするか、10年にするかだが、
確実に4年以内に増補で増やした40ページを含めて使い切る場合以外は
10年ものにした方がいい気がする。

他の国に行く場合、
パスポートの残存期間が半年以上であることを
求められるケースも少なくない。

ということは、5年のパスポートであっても
実際に5年間使えるわけではない。

4年と数ヶ月が限界だろう。


その期間にスタンプでいっぱいになるというのは
かなり限られた人のみ。

また、世界的に見ると入出国の際に
スタンプを押さないケースもある。

以前よりもパスポートのページがいっぱいになるペースは
ゆるやかになっているのが現状。

更新手続きにかかる手間も考えると、
多少割高な10年更新のパスポートを持っておく方が
ほとんどの人にとっては妥当な選択だと思う。

海外に移住しているのなら、
日本から出なくて使う機会がないということもないため、なおさら。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
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