街中に花が少ないマニラ

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フィリピンに来て感じたのは、花が少ないということ。

マニラを歩いていても、あるいはタクシーに乗っていても
花が咲いているのを見ることがほとんどない。

花屋で見かけるぐらいで。

これはフィリピンに限ったことではなく、
その前に住んでいたマレーシアでも同様だった。

さらには旅先のジャカルタ、バンコク、ラオスでも。

東南アジアは年中温暖な気候。

花が咲くには悪くない気候のはず。

実際、ジャカルタの郊外にあるボゴール植物園では
色々な花が咲いていた。

しかし、各国の街中に行くと花は見かけない。

どうも単純な話として、
花を育てようとか鑑賞しようという意識が
新興国には希薄なのではないかと思う。

逆に日本で民家の軒先にもプランターが置いてあったりするのは、
それだけ精神的な価値に時間やお金を使えるだけの
余裕がある証拠とも考えられる。

これは日本に限らず、
やはり先進国では街中に花を見かける事が多い。

それだけ景観が重視されているということ。

別に花に詳しいわけではないし、
人よりも特別花が好きということでもない。

ただ、時折見る機会が少ないのを残念に感じることがある。

そして、マニラではマカティも含めて緑が少ないので、
やはり近くに緑のある公園がある場所がいいと。

私の家からは徒歩2分ほどの位置に
ワシントンSyCipパークという公園がある。

ここは花は少ないが、緑は豊富。

5分以上歩けばAyala Triangle Gardensという
マニラ最大の公園もある。

こうした場所があるからこそ、
自然を渇望することなく暮らせる。

利便性は重要なものの、やはり身近に自然もほしい。

住環境を考える時、この点は外せないと思う。

なお、フィリピンの国花はアラビアジャスミンで、
ジャスミン茶の原料にも使われている。

花言葉は「純粋」や「愛嬌」、「温和」「喜び」等。

路上でこのアラビアジャスミン(タガログ語でサンパギータ)を
販売する人もいるが、
植えられているのを見た記憶はあまりない。


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