飛行機で約2時間の距離。
費用的にも、
エアアジアの安い便なら往復で6,000円台。
東南アジアのイスラム教国の首都を結ぶフライトは
とても便利になっている。
ただし、空港から街への行き方については、
それぞれで時間も利便性も異なる。
クアラルンプールの場合、
KLセントラル駅から
KLIAエクスプレスという特急電車に乗れば
空港まで28分。
実際は待ち時間でプラスαの時間がかかるし、
KLセントラル駅からホテル等への移動時間はかかる。
とは言え、時間が読めるのがクアラルンプール。
一方、ジャカルタの場合はどうか?
まず、スカルノハッタ国際空港から市内へは
タクシーとバスしかない。
ほとんどの旅行者はタクシーを選ぶが、
白タクがブルーバードタクシー等の現地の会社の名前を
堂々と騙りながら近づいてくる。
そのすぐ知覚には実際のタクシー会社の運転手もいるが、
彼らは何もしない。
こうして到着早々白タクの怪しげな勧誘にさらされ、
白タクなり正規のタクシーなりに乗って
ジャカルタの市内を目指すことになる。
距離的には遠いわけではなく、
渋滞に巻き込まれずに30分程度で到着したこともある。
ただし、この渋滞が曲者で、
時には3時間以上かかることも。
しかも、現地の人でも時間を読むのが難しく、
ホテルのフロントに聞いても確かな答えが返ってこない。
ジャカルタに到着した時はともかく、
出発の時はフライトに遅れる可能性もあるので
過剰に早めに出なければいけない。
これはジャカルタの面倒なところ。
また、ジャカルタ(インドネシア)の場合には、
以前は入国時に到着ビザが必要だったが、
これは2015年に廃止された。
以前に訪れた時は
支払い可能な通貨を持っていなかったために
同行していた友人に両替してもらった記憶が。
そんな面倒は今ならない。
現在は30日以内の滞在ならビザは不要。
なお、クアラルンプールを含むマレーシアの場合は
同様に90日以内の観光目的ならビザは要らない。
ジャカルタの出国手続きで注意が必要なのは、
空港税を出発時に現金で支払わなければいけないこと。
そのため、インドネシア・ルピアを
手元に残しておく必要がある。
空港によって金額は異なり、
ジャカルタの国際線なら150,000ルピア。
ちなみにバリのデンパサール国際空港や
スラバヤのジュアンダ国際空港なら200,000ルピア。
【追記】
空港税は航空券に含まれるように制度が変更されたため、
現在は現金での支払いは不要。
クアラルンプールとジャカルタ、どっちが快適か?
イスラム教国という共通点があるため、マレーシアとインドネシアは多かれ少なかれ似ている。
ただし、国としての発展度で言えば
マレーシアの方がずっと上。
一人あたりGDPで見れば、
マレーシアの9502ドルに対して
インドネシアは3570ドルにとどまる。
2.5倍以上の差が根強く残っている。
クアラルンプールとジャカルタの街を見ても、
やはりインフラ等の違いを感じる。
たとえば、クアラルンプールにはモノレールや地下鉄があり、
外国人でも治安面での不安なく乗車できる。
ジャカルタも市内鉄道があるものの、
駅は暗く、電車も日本で廃車になったものを使ったりしているので古い。
夜は駅のプラットホームが不安を感じるレベルで照明が少ないし、
電車の上にも人が乗っているという
インドネシアやインド以外では
なかなか見られない光景が広がる。
そういった意味では、
ジャカルタの方が日本人にとって
カルチャーショックは大きいかもしれない。
一方、空港までの行き方を考えても
不便であることは否めない。
クアラルンプールの方が日本からの距離が近く、
東南アジアの中心部に位置するので
他の国への旅行もしやすいというメリットがある。
もっとも、両国とも治安は決して良いとは言えず、
犯罪に巻き込まれないように十分な注意が必要。
特にトラブルが多いのはタクシーで、
インドネシアではブルーバードタクシーや
シルバーバードタクシーという会社が
比較的安全性が高いとされる。
マレーシアには私も住んでいるが、
私の知る限り安全なタクシー会社はない。
あえて言えば、
流しのタクシーよりは電話で呼ぶほうが
履歴が残るので運転手も無茶を言ってくることが少ない。
また、uberやgrabを使う方が安全。
どちらか一方を旅行先として選ぶなら、
よりディープな東南アジアの
イスラム教国を体験したいならジャカルタ、
現代的な街ならクアラルンプールといったところ。
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