アメリカを本拠地としているメガバス(Megabus)のチケットを予約し、隣国のカナダで乗ってみた。
今回は、トロントからナイアガラの滝に向かう時にメガバスを使った。
チケットの買い方は簡単で、バスターミナルで購入することできるが、事前にネットで予約する方法もある。
人気のある便は、事前に予約しておいた方が安心だろう。
オーストリアの鉄道のように、意味不明な独自ルールがあってネット予約をしても二重に支払いを求められたりもしない。
カナダの国内の移動では、これまで長距離鉄道、VIA Railを使っていたので、メガバスは今回が初めて。
VIA Railをネットで予約すると、予約完了の際に送られてくるE-mailがあって、その中にバーコードがある。
VIA Railの乗り方はヨーロッパの鉄道とは異なり、バーコードを鉄道に乗る際と乗車後に車掌がやってきた時に提示する方法で、読み取りの機械によって不正乗車ではないかを判別している。
メガバスの乗り方
バーコードが送ってくるVIA Railに対して、メガバスがチケットを買った時に送ってきたメールは、特にそういったバーコードとか、その類のものはなく、この番号を必ず控えておいてくださいということだけは書いてあった。そんなこともあったので、特にプリントアウトはせずにCambridge Suites Hotelにいる間にiPhoneで写真だけ撮って、その番号がわかるようにして乗ることにした。
乗り場であるバスターミナルの場所はわかりやすそうで、ベイストリートとダンダスストリートの交わったところにある、と地図で表示されていた。
ちょうどその交差点のところに、コーチステーションがこちらという表示があったので、地下の方に入ってみたが、最初は別の方向に行ってしまって、サブウェイの駅の方に行ってしまった。
少々時間がなくなってきたので焦っていたが、無事にトロントのコーチステーションに到着して、周りの乗客を見ていたら、番号を控えておけば特に手段は問わないらしく、中には紙に数字を書いて持って来ている人もいた。
メガバスの乗り方としては、予約時に割り振られる番号を提示することに尽きる。
後は愛想が良くも悪くもない運転手に迎えられ、移動するだけ。
そんなわけで特に問題もなくメガバスに乗ることができ、無事にナイアガラの滝に到着することができた。
所要時間は約1時間50分ほど。
初めてのナイアガラ
こちらに来て思ったのは、妙にトロントよりも冷え込んでいるということ。昨日のトロントは10月終わり頃にもかかわらず、気温が17度ぐらいあって、いつもと同じ格好ではむしろ暑いぐらいで、シャツを脱いだりしていた。
それに対して今日のナイアガラの滝は、トロントよりもさらに気温が下がったらしく、かなり冷え込みが厳しく、手足が痛いぐらい。
こちらもオタワやモントリオールと同じようにリスがたくさんいて、バスターミナルからホテルまで歩いている間にも、たくさんのリスを見かけることができた。
すぐ近くまでは来ないものの、2mぐらいまでは距離が近づいても逃げないので、かなり人懐っこいのだと思う。
そして、ナイアガラの町には、意外にもアミューズメントパークとか、蝋人形館等の建物が多く、世界三大瀑布というのでもっと厳しい自然環境かと思っていたら、意外にも町は遊びの宝庫という雰囲気になっていた。
しかしながら、アメリカ滝とカナダ滝を見てみると、意外にも小さく、思ったほど壮大なスケールというわけでもない。
むしろこれらはメインではなくて、サブの位置づけの滝ではないかと思っていたが、どうもこれがメインで間違いないらしい。
今回は2泊することにしたが、正直この二つの滝がメインなのであれば、少々退屈するかもしれない。
ナイアガラの滝の後にはカナダからアメリカに一度移り、東海岸のニューヨークやフィラデルフィア、ワシントンを巡る予定。
その時には、再びメガバスを利用することになるのだろう。
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