海外移住の準備に必要な段取りのチェックリスト


海外移住前にはどんな準備や段取りが必要か?

まとめておいたので、チェックリストとして
使っていただければと思う。

見落としがないか確認する段階なら
抜けているところがないかを確認できるし、
まだ実現まで道のりが遠い状態であれば
どんな段取りが必要かの目安になるかと。



なにはともあれビザ

台湾の台南
海外移住の準備で最重要事項の1つがビザの取得。

ただし、こちらは事前に取得しておく以外にも、
現地に渡航してからの手続きで問題ないのであれば、
後回しにできる。

今後の手続きがしっかり判明していれば、
事前の準備としては十分。

中には猶予期間が長い国もある。

たとえば、マレーシアや台湾は90日まで
ビザなしで滞在可能。

数回なら入出国を繰り返せば
通常は特に問題なく入国できる。

この方法で1年程度の時間は滞在できる。

私もマレーシアに移住した当初はこの方法で、
その後MM2Hという退職者ビザを取得した。


見方を変えれば、
1年程度のロングステイなのであれば、
わざわざビザを取得しなくても
マレーシアや台湾には住めることになる。




生活費と収入の確認

ブダペスト
日本は世界一物価が高いと言われるが、
実際に海外各国を周るとそんなことはない。

ロンドンやシドニー、ヘルシンキ等、
同じ生活レベルなら物価がより高い街はいくつもある。

以前にオーストラリア在住の人に何人か話を聞いたことがあり、
その中に生活費が東京時代より下がったという人が射た。

不思議な話だと思って聞いていたら、
ケアンズでルームシェアをしながら自炊しているということ。

東京時代は一人暮らしで、外食も時々していたのが
ライフスタイルを変えて節約することで
若干支出が減ったということ。

一人暮らしとルームシェアが同水準の生活とは捉えがたいし、
実際オーストラリアで一人暮らしをすると家賃は高くつく。

こういった現実は把握しておく必要がある。

海外移住をした後で、
生活レベルを落とさないとやっていけないことが判明しても
何をしにその選択をしたのか分からなくなりかねないので。


一方で、生活費という支出面に対して
収入面、仕事面の問題もクリアしておく必要がある。

こちらはビザとも連動している項目で、
チェックリストの中でも2大重要項目となる。

ありがちなのは、現地で仕事を見つければいいと思って来たものの、
現地採用の給料の安さにうんざりすること。

特に物価の安い新興国の場合、
給料も安く設定されている。

それでも現地の人よりは高いのだが、
外国人らしい暮らしをするには不十分だったりする。

また、社内外の駐在員との格差もあり、
相対的に貧しさを感じる機会が多いのを
嘆く現地採用の人もいる。




役所で必要な手続き


日本側の手続きは段取りを組むほど難しくない。

まずは市役所(もしくは町役場や村役場)に行き、
海外に引っ越す旨を申告。

そうすると、住民票を抜くための手続きとか、
住民税についての説明、
国民健康保険の返納等をすることになる。

手続きの際には、
印鑑と、持っている場合には国民健康保険証の持参が必要だった。


あとは移住先の日本大使館または領事館で
在留届を提出しておくだけ。

あっけなく手続きは完了する。

むしろパスポートの取得の方がずっと時間がかかった。




持ち物はあまり気にせずに


持ち物のチェックリストも作ろうかと思ったが、
実はそこまで重要なものではない。

仕事道具がある場合には、
それらを持っていくことは必要だが、
プロとしてそれを忘れる人はいないだろう。

それ以外で必要なものは、ほぼない。

服なんてどの国にも売っているし、
無人島に行くわけでなければ生活用品は売られている。


数少ない持っていった方がいいものとしては、
世界対応のプラグ。

これは日本製が軽量でコンパクト。

それと持病がある場合は薬。

女性なら移住先で手に入るかわからないので
美容関連のグッズは持参しておくと無難。

以前にセブに住んでいた女性は、
思うようなメイク落としが見つからないとこぼしていた。

なお、マニラでは見つかったらしい。



国によっては予防接種が必要な場合も

アフリカや南米等の一部地域へ渡航する場合、
住むのではなくても予防接種を受けなければいけないことも。

迷うのは、必須ではない場合。

たとえば、私が住んできたフィリピンやマレーシアは
移住や渡航に際して義務付けられた予防接種はない。

しかし、マラリア等を心配するのであれば、
あらかじめ予防接種を受ける手もある。

必須のチェック項目というわけではないが、
一応予防接種も一度は検討した方がいい事柄に入るだろう。


なお、私の周囲の日本人を見ていると、
マレーシアでもフィリピンでも子供を除くと
基本的に予防接種は受けていなかった。

その結果として重い病気にかかった人もいないし、
私自身も特に予防接種は受けていない。




移住は難しかったのか?

ブダペストのレストラン
こうしてチェックリストを作ってみると、
要点としてはビザ、物価の把握と収入源の確保、
役所での簡単な手続き、最低限の持ち物ぐらい。

子供がいる場合には、
教育や年齢によっては予防接種の問題もからんでくる。

私のように独身で、
なおかつ自分のビジネスを持っている場合には
海外移住は思いの外簡単だった。


今までマレーシアとフィリピンに住んだが、
最初はビザなしで渡航。

その後にビザを取得した。

マレーシアだと前述のように退職者ビザのMM2Hを、
フィリピンだと永住権のクオータビザを取った。

そして、次は台湾で1年暮らそうと計画している。

こちらは最後までビザなしで通す予定。


移住というと大掛かりな感じがするが、
要は国を越えての引っ越し。

条件さえ整えば、実はあっさり行える。

しかも家具付きのコンドミニアムに住む前提なら
荷物もおのずと絞られる。

そう考えると、
日本で東京から福岡に引っ越すような
長距離の転居よりも楽な部分すらある。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
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