毎年3ヶ月過ごして感じたヨーロッパの良いところと悪いところ



この数年は毎年ヨーロッパに行って3ヶ月を過ごし、
アジアに戻ってくる生活を送っている。

その中で感じた良いところ・悪いところをまとめておこうと思う。

なお、来年もヨーロッパに行く予定だが、
クロアチアを起点に今回は3ヶ月を越えるかもしれない。

まずはアドリア海沿岸の街、
ロヴィニやポレッチでゆっくりしてから
ポーランド・ドイツ・オランダを周る予定。

その後は予定がないが、
もしかしたらフランスの村巡りをするかもしれない。

このあたりは未定な部分が多いが、
北欧に足を伸ばすのも手だし、
色々と選択肢が広がっていく。

では、まずはヨーロッパの良いところから。


日本人でも安心して暮らせる環境

インスブルックのショッピングモール
毎年東南アジアからヨーロッパに行って感じるのは、
やはりインフラ面の整備具合に格段の差があること。

これはイギリスやドイツのような先進国、
経済が強い国ばかりではない。

一人当たりGDPがそれほど高くない
ポーランドやハンガリーであっても
水道やネット回線、電気等のインフラが整い、
多くの首都や大都市では地下鉄やトラム等の交通手段も整っている。


ジャカルタの一部のホテルのように
シャワーの自ら海の潮のようなにおいが漂ってきたり、
水が濁って歯を磨くにも不安を覚えたりしない。

また、マニラやジャカルタ、ホーチミンのように
交通手段がタクシーしかなく、
その上渋滞が慢性的な街も少ない。

渋滞がひどい街はあっても、
公共交通手段があるので気楽に移動できる上、
タクシードライバーというトラブルメーカーと
頻繁に顔を合わせなくて済むのも
ヨーロッパ旅行の良いところ。

マレーシアに住んでいた間に
タクシーでは散々嫌な思いをしたが、
そもそも地下鉄があればそちらに乗ればいい話なので、
安心して旅や生活をする上で大きなメリットになる。


食事が美味しい

ザグレブのステーキ
香草をたっぷり使ったタイ料理は
好き嫌いがはっきり分かれる。

しかし、ヨーロッパの食事はどうか?

もちろん国によって違いもあるし、
油が多くて重いという声も一部にはあるものの、
基本的には日本人の味覚に合うものが多い。

洋食は昔から食べ慣れているものなので、
その延長線にある味は受け入れやすい。


フランスやスペイン、イタリアは美食の街として有名。

私もマドリッドのタパスで
オリーブを漬けたアセイトゥーナや
スペイン風オムレツのトルティージャ、
マッシュルームをオリーブで炒めたチャンピニョン・ア・ラ・プランチャ、
トマトソースに肉団子が入ったアルボンディガス、
そしてハモン・セラーノという生ハム等を食べ歩いて
幸せな気分に浸った記憶がある。


有名どころ以外でも、
アドリア海沿岸のピランやリエカは
シーフード料理が美味しい街。

このあたりはイワシ料理も美味だが、
イワシで有名なポルトガルと比べると小ぶりで食べやすい。

ポルトガルの方が滋味が豊かだが、
それゆえに好き嫌いは分かれそうだった。

特に子供は嫌いそうな印象。


他にも東欧の肉料理が個人的には好きで、
牛肉・豚肉・鶏肉の別を問わず、
肉の上に生クリームや甘く煮たリンゴ、プルーン、
ラズベリー、ブルーベリー等を載せた物。

それを人に勧めるとたいてい引かれるが、
これが好きで東欧へ行く部分もある。

初めてこうした料理を食べたのは
ポーランドのクラクフだったが、
ハンガリー・ブダペスト郊外のセンテンドレという村の
レストラン、Mjamが個人的には一番気に入っている。


食事だけではなく、
ビールやワインが各国で製造されており、
質が高いのも良いところ。

酒税の関係で価格も安く、
リスボンでワインが200円代で売られているのを見て驚いたが、
これはポルトガルに特有の話ではない。

もちろん物価が高い国は別だが、
スペインやハンガリー、チェコ等、
多くの国でこの価格帯からワインが販売されている。

1,000円代のワインでも、当たりを引けばとても美味しい。


圧倒的な景観

ザグレブのミロゴイ墓地
ヨーロッパと言えば、
歴史的な建造物が立ち並び、
アルプスやアドリア海をはじめとした自然も豊かな場所。

絵的に映えるので、
テレビで映像を見ているだけでも胸の鼓動が高まる。

実際に訪れると、その感動はひとしお。

特にスペインのマドリッドやバルセロナ、
イタリアのローマは装飾のスケール感も大きく、
なおさら圧倒されるものがある。


自然で言えば、
北アイルランドの丘や草原は見事だったし、
インスブルック(オーストリア)でアルプスの一角、
ノルトケッテは実際に登ってきた。

と言っても歩いて登る必要はなく、
トラムとケーブルカーを乗り継ぐことで
山頂付近まで連れて行ってくれる。

すでに5月に入っていたが、
山の中腹を越えた当たりからは雪が残っていて、
冬山のような錯覚を起こしそうだった。

他にも世界一美しい湖畔の町と呼ばれるハルシュタットは
一度は訪れる価値がある。

また、アドリア海の空と海の碧さは絶景で、
こうした豊かな自然もヨーロッパの良いところ。


LCCの安さ

バルセロナからフィレンツェへのフライト
元々、LCCの起源をなぞれば、ヨーロッパにたどりつく。

現在ではイージージェットやライアンエアーが特に有名だが、
各国に無数のLCCが就航しており、
東南アジアよりもさらに安い価格でフライトを楽しめる。

すでに長距離鉄道よりも価格面では優位性があり、
鉄道の旅は車窓の風景を楽しむための少し贅沢なオプションか、
直前になってから思い立って
LCCの航空券が値上がりした後の代替手段になっている。

ヨーロッパまでのフライトは長距離だが、
域内の旅のコストが安いのは財布に嬉しいところ。

これもヨーロッパの良いところに加算できる。



では、ここまでは良いところを見てきたが、
逆に悪いところとしてはどんな要素があるのか?

そちらも見ていこうと思う。


治安は良くない街が多い

ザルツブルクの街並み
日本に住んでいた頃の感覚としては、
先進国は安全で新興国や途上国は危険というイメージがあった。

今でも、そうしたイメージを持っている人は少なくないと思う。

しかし、実際はそうではない。

ヨーロッパの中で言えば、
ロンドンやパリ、フランクフルトは
先進国の首都、もしくは大都市に当たるが
治安面では決して良くはない。

国の中での貧富の差は激しく、
移民問題は解消の糸口すら見えない。

ドイツとフランスは移民政策に関して、
尊重型と融和型という対称的な手法を選択したが、
結果としてはどちらもうまくいっているようには見えない。

むしろドイツに至ってはメルケル首相が
多文化主義の失敗を認める発言までしてしまったほど。


こうした問題が治安の悪化につながり、
先進国でも安全という神話は現実には成り立っていない。

余談だが、世界最大の先進国のアメリカも
ニューヨークやワシントンの荒み方はひどいし、
一部の一等地を除けば安全ではないことは明らか。


先進国以外のヨーロッパの治安が
更に悪いかと言えば、そんなことはない。

街による差が大きいし、
そちらをメインで意識した方が妥当だろう。


サービス水準は低い

日本人の感覚からすると、
ヨーロッパは接客業がいい加減。

もちろん高級レストランに行けばそれなりだが、
中級ホテルや街のスーパーはフィリピンやタイよりも
平均的な水準が低い気さえする。

マレーシアと同じぐらいだろうか。


クロアチアの長距離バスのドライバーや
窓口のスタッフの横柄さにはうんざりしたし、
毎回移動のたびに不快な思いをした。

クロアチアは好きな国なのだが、
この点は決定的に悪いところ。

何しろ旅の始まりや終わりが汚されるため、
どうしても印象が悪くなってしまう。


オーストリアもホテルの受付はいい加減で、
どうも接客業の社会的地位が低いため、
そこにも問題があるらしい。


仕事の一環として接客品質を気にする日本と違い、
ヨーロッパはアジア各国と同様に
本人の性格や資質に丸投げしていることが多い。

そのため、もちろん親切でにこやかな店員さんもいるが、
自動レジにさっさと替えればいいのに、と思う相手も多数いる。


物価は高いのか?安いのか?

ザグレブ旧市街
物価についてはヨーロッパ内でも国によって差が激しく、
良いところとも悪いところとも言える。

たとえばスウェーデンやスイス、ルクセンブルク、デンマーク等は
日本国内の旅行の倍を少し超えるぐらいの感覚。

世界トップクラスで生活費が高い国々なので、
日本人から見ても異常に映る。


逆に物価の安いチェコやハンガリーに行くと、
東南アジアと同じぐらいの費用でホテルに泊まったり、
レストランで食事ができる。

食料品に関しては、むしろ東欧の方が安いぐらい。

ヨーロッパは全体的に食料品、
特に贅沢品以外の生活用品は安い傾向にあり、
これは消費税に軽減税率を適用していることも多いため。

そのため、野菜や果物は安い傾向にある。


90日の壁

クロアチアの城
ヨーロッパの多くの国はシェンゲン協定に加盟しており、
半年で90日までの滞在という制約がある。

標準的な日本人の旅行スタイルを前提にすれば、
そう頻繁にヨーロッパを訪れるわけではないし、
一度にまとめて3ヶ月過ごすにも休暇が取れない。

バカンスの習慣などない国なので、
大部分の人は90日で十分だろう。

ビザなしでこれだけの滞在ができるというのは、
ヨーロッパの良いところと考えるのが主流派になる。


一方、私のように旅暮らしをしていると話は別で、
10時間以上かけてはるばるヨーロッパまで飛んで、
3ヶ月でアジアに戻ってくるのは移動が無駄。

もっと長く滞在したい。

そうなると、シェンゲン協定は邪魔者以外の何物でもなく、
ヨーロッパの悪いところになる。

シェンゲン協定さえなければ、
日本との二国間条約が適用されるので
多くの国は一国単位で90日の滞在を認めている。

それらを渡り歩くことで、
事実上無期限の滞在すら可能になるのだが、
シェンゲン協定がその壁になっている。


そんなわけで、これまでの数年は
3ヶ月弱をヨーロッパで過ごし、
残りは東南アジアや台湾で過ごしてきた。

しかし、クロアチアがまだシェンゲン協定を実施していないため、
来年は最初にクロアチアのザグレブに入って
アドリア海沿岸のロヴィニとポレッチに移動し、
しばらく過ごしてからシェンゲン圏に移動する予定。

これなら3ヶ月を越える旅が可能になる。

良いところも悪いところも踏まえた上で、
クロアチアやハンガリーは今後も訪れる予定だし、
可能なら将来的なヨーロッパ移住も考えている。



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