ヨーロッパの和食は、フィリピン移住者にはあまりにも・・・


初めてヨーロッパで和食を食べたのはドイツだった。

フランクフルトでの出来事で、
世界一周をしている最中で、
ヨーロッパで3ヶ月の旅を終え、
次はカナダへ飛ぶ直前。

日本食が恋しくなっていたというより、
ヨーロッパの和食のレベルの一端を知りたかった。

その翌年、翌々年とヨーロッパで同じく3ヶ月を過ごし、
同様の理由で和食を食べたりした。

ドイツ以外にもハンガリーやイギリス等で。


フランクフルトの時の話をすれば、
まずメニューを見て感じるのは物価の高さ。

この出来事の数ヶ月前まで住んでいたマニラなら、
700円程度で食べられるであろうメニューが
軒並み3倍ほど。

元々のドイツとフィリピンの物価・人件費の差もあるし、
ましてフランクフルトで日本食に必要な食材を調達するには
より大きなコストがかかるのは仕方ないだろう。

とは言え、日常的に使いやすい価格帯とは言えない。


とりあえず、すき焼き定食を注文してみた。

サービス水準については、
他のドイツ料理の店と特に違いはない。

食べてみると、
すき焼きの味は不満はないが、
特別美味しいわけでもないというレベル。

マニラ等の東南アジアであれば、
自宅近くにあればたまにいくぐらいのクオリティー。

わざわざこの店を目当てに
タクシーで移動したりはしないし、
頻繁に通うレベルの味でもない。

日本人経営の和食レストランとしては
中の中か中の下という印象だった。


やはり日本食が充実していて、
寿司や天ぷら、鍋物はもちろん、
釜飯や味噌カツ、きりたんぽ、じゅん菜、ハタハタまで食べられる
マニラと比較すれば料金の高さだけが目立ってしまった。

他にもバンコクやシンガポール、クアラルンプール、香港等、
アジアの様々な国で和食レストランに入ってきたが、
このドイツでの体験は残念だった。

と言っても予想はできていたことで、
日本からの距離と日本食のクオリティーには
かなり強い相関関係があるように感じている。

また、歴史的に移住者が多いかどうかも重要。

ここで言う歴史的というのは、
この30年程度のスパンの話。

やはり日本人移住者が多い街の方が
和食レストランのクオリティーも高い。

それは厳しい目にさらされるというのもあるだろうし、
腕の立つ料理人が移住してくる可能性が高いこと、
ローカル向けに変にアレンジしなくても成り立つこと等があるのだろう。


その点、ヨーロッパは条件的に厳しい。

たしかに駐在員や留学生は昔からいたにしても、
移住者が多い街は限られる。

もちろん日本からの距離も遠い。

アメリカで寿司が独自な変貌を遂げたように、
距離のもたらす効用は大きい。


その後もイギリスやハンガリー、オーストリア等で
和食レストランに入ってみたものの、
毎回残念な結果を確認する作業のようになっていた。

ヨーロッパに住んでいるのなら、
この価格と味でも満足できるかもしれない。

ただ、同じ海外でもアジアで暮らしていると、
価格が3倍で味も落ちるとなるとメリットがなかった。


ちなみに、今まででもっとも衝撃的だったのは、
ブルガリアの首都・ソフィアで見たレストラン。

市内に3つほどチェーン展開しているようだが、
メニューの3分の1程が寿司だった。

ただ、一部に創作寿司があるというレベルではなく、
8割以上が見たことのないもの。

不気味な紫色の巻き寿司まであったが、
全体的にカラフルなので違和感なく溶け込んでいた。

興味本位でその店に入ってみたものの、
数日しか滞在しないソフィアの食事を無駄にする豪胆さも、
その寿司を注文する勇気もなく、
無難に牛肉の赤ワイン煮込みやグラーシュを頼んだ。


その店のメニューがあまりにも衝撃だったので
思わず写真に撮ったのだが、
ソフィアの次に訪れたプロブディフで
パソコンを盗まれてデータがなくなってしまった。

バックアップを取る前だったのが悔やまれる。

すでに不思議な寿司を見かけたぐらいでは驚かないが、
ブルガリアの寿司の色彩感覚だけはヨーロッパの和食レストランでも
突出して風変わりだった。

ちなみに、私の視界に入った範囲で、
それを食べているお客さんはいないようだったが、
あれだけメニューが充実しているということは
注文数もそれなりなのだろうか。

日本食がブルガリアで著しく誤解されていそうで怖い。


当面は海外生活を続ける予定なので、
ヨーロッパへの移住も視野に入れてきた。

その際、和食の部分はアジアに比べると状況が悪く、
移住への意欲を削ぐ要素となってしまっている。

もっとも、食事全般で見れば、
ヨーロッパの中でも魅力的な国は多い。

たとえば、この数年注目している東欧は料理も美味しく、
ポーランドの豚肉のカツレツであるコトレット・スハボヴィや
牛のタルタルステーキ、タタール、
ジェレックというスープやビゴスは絶品。

あるいはチェコのクネドリーキというパンや
クリームソースを添えた牛肉料理のスヴィチコヴァー・ナ・スメタニェ、
ハンガリーのグヤーシュやハラース・レーというスープ等。

あるいはタパスで有名なスペインも美食の宝庫で、
エンサラディージャ・ルサやクロケッタ、アヒージョなど
味覚を満足させてくれる料理は各地にある。

食事がまずいことで有名なイギリスも、
ロンドンに関しては状況が大きく改善されている。


ということで、
ヨーロッパでは和食を食べるよりも
その国の料理を食べる方が美味しいし、
米料理もたいていの国で用意されている。

フィリピンのような米がまずい国は今まで出合ったことがないので、
その点は心配していない。

また、和食レストランが見当たらなかった
ポーランドのクラクフのような街でも
中華料理は店があったりするため、
こうした店で米を食べることも可能。

中国人は世界各地に分散して住んでおり、
ヨーロッパにおいても本当に中華レストランは多い。

装飾の凝った店から、
作り置きのファーストフードまで様々な店舗形態で。

日本人はそこまで海外移住熱が強くないので、
食の面についてはやや不便なのが残念なところ。

もっとも、国内の大気や土壌や水質が途方もなく汚染され、
政府がどう暴走するか分からず、
いつ財産を没収されるか分からない中国人のように
日本人の海外熱が強くなるとはとても思えないし、
その必然性もないのが現実だとは思うが。


たまに米が食べたくなった時も欲求は満たせるし、
毎年3ヶ月をヨーロッパで過ごしている範囲では
日本食が恋しくなったことはない。

本格的な移住となれば話は変わるにしても、
東南アジアのエスニック料理ほど癖が強くないため、
そこまで困ることはなさそう。


ポルトガルやクロアチアのイワシ料理のように、
妙に日本人の郷愁を誘う食べ物もあるが、
意外に食文化は世界各国で相似性があるということだろう。

鮭は日本でも人気だが、
アイルランドや北欧でも盛んに食べられているし、
大抵の国で食すことができる。

あとは、たまに日本やバンコク、マニラ等に戻ってきて
和食をチャージしてからヨーロッパに戻れば
移住しても不足のない暮らしを送ることができそう。



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