オランダ移住のメリット・デメリット7選【住み始めてから後悔しないために】


オランダはビザの取得が比較的容易なこと、
生活環境の良さ等から日本人の移住先として
人気の国の1つ。

私の知人の一人もマレーシアから
オランダに移住していった。

移住先の住環境として考えた場合の
オランダのメリット・デメリットの両面を挙げてみたい。


オランダ移住のメリット

では、まずはオランダの住環境の長所の部分から3つ。


英語が比較的通じる


ヨーロッパの中でも
英語圏の国以外で英語があまり通じないことは意外に多い。

たとえばスペインやポルトガル、イタリアは
生活していく上で英語だけでは
なかなかハードルが高い。

ブルガリアに至っては、
英語ができるだけでは国内旅行すら厳しい。

それに比べ、オランダは英語力が高く、
基本的な生活なら英語だけでも送れる。

もちろんオランダ語が使えるのがベストだが、
それがなくても意思疎通が行えるのはありがたい。


周辺国に旅行に行きやすい


オランダは小国なので、
地続きの国に旅行に行くのも手軽。

隣国のベルギーやドイツに
気軽に日帰り旅行に行くこともできる。

鉄道網や長距離バス網が確立されている上、
空の旅はLCCが発達しているヨーロッパでは
安くで移動できる。

やや北に寄ってはいるものの、
ヨーロッパにおいて地理的に中央に近いオランダは
移住後の旅行が気軽というメリットがある。


先進的な社会制度


オランダは北欧諸国と並んで
先進的な社会制度や教育・社会福祉を
行っていることでも知られている。

サステイナブルやエコの面で、
あるいはイエナプラン教育等の情報を求めて
各国から視察に訪れる人も後をたたない。

社会制度が洗練されていることは
移住する上でのメリットとなるだろう。

ただし、社会福祉の恩恵をどれだけ得られるかは
取得するビザ等によって変わってくるため、
手放しに期待するのは禁物。

過剰に期待して移住後に後悔しないためにも、
外国人として受けられるサポートについては
事前に確認しておいた方がいいだろう。


オランダ移住のデメリット

ここからはオランダの住環境の短所についても
3つ挙げてみよう。


ヨーロッパでも上位の物価の高さ


オランダは社会福祉が充実している一方、
物価の高い国でもある。

ヨーロッパの中でも、
あるいは世界の中でも生活費が高い部類に入るため、
どうしても移住後の生活コストはかさみがち。

たとえば外食をすれば、
比較的安めのレストランを選んでも
一食2,000円程度から。

家賃にしても、
アムステルダムならワンルームで15万円弱から。

基本的に日本に住むよりも生活コストが上がるので、
現地での生活費について甘く考えてしまうと
悲惨な生活を送る羽目になったり、
移住が失敗に終わる原因になりかねない。


オランダ人の威圧感


オランダ人は世界一平均身長が高いと言われ、
実際に現地に行くとヨーロッパの中でも体の大きさが際立っている。

オランダの統計局の発表によると、
2001年生まれの平均身長は
男性が182.9センチ、女性が169.3センチ。

これでも1980年生まれの世代よりは
身長が縮んでいる。

参照記事:AFPBB News 「世界一の高身長国オランダ、平均身長縮む」

ただ身長が高いだけではなく、
男性なら肩幅が広く胸板も厚い。

筋肉量も多いため、
身長以上に圧迫感がある。

相手がたとえ丸腰であっても
危険を感じる場面があるのは否めない。


冬の寒さ


オランダはヨーロッパの中でも
冬の寒さがそこそこに厳しい部類に入る。

ヨーロッパで暖かい国としては
大西洋からの暖かい大気の影響を受けるポルトガルや
緯度が低い南欧が当てはまる。

逆に特に寒いのは北欧やイギリス、アイスランドのように
緯度が特に高い国。

オランダは後者に準ずるポジションに当たる。

そのため、冬の寒さはかなり厳しく、
たとえば1月の平均気温は最高気温が6度、
最低気温が1度。

さらに12日は雨が降るため、
冬でも半分弱の日は雨や雪が降ることになる。


メリットかつデメリットの部分

個人主義の考え方


移住を考える上で
オランダの長所とも短所とも言える部分として
個人主義の価値観が根付いていることがある。

日本人は何だかんだ言っても、
やはりムラ社会的な価値観が強く、
同調圧力も決して軽くはない。

一方でヨーロッパでは個人主義の考え方が根強いが、
オランダは特にその傾向が強め。

これは向き不向きの問題なので、
移住する上でメリットにもデメリットにもなりうるだろう。


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