ホテルズドットコムで経験したトラブルで厄介だったもの

セブのホテル
ホテルズドットコムでのトラブルは軽いものから、
汗だくになるほどかなり苦しめられたものまで、
いくつか経験してきた。

フィリピン生活を終えてからは
ホテルを転々とする旅暮らしになり、
その時の予約に国内外を問わず使っているので
そもそもの宿泊数自体がどんどん増えていった。

他にもagodaやbooking.com等も使っているが、
いまいちメリットがわからないゴールドメンバーにもなった。

一応、問い合わせの時の電話番号が
ゴールドになると普通の番号とは別になっているようで、
それが唯一のメリットであるように思う。

それはそれとして、
ホテルズドットコム関連でのトラブルで
程度がひどかったものをいくつか挙げておく。


ホテルの位置がぜんぜん違う

夜のクアラルンプール
7月にクアラルンプールに宿泊した時のこと。

この時にクアラルンプールを訪れたのは、
バンコクからセブへのトランジットついでに
3泊ほど立ち寄ったのが理由だった。

元々マレーシアには住んでいたこともあり、
特に楽しみな旅行というわけでもなく、
ただうまく乗り継げるフライトが見当たらなかったため、
少し滞在することにしただけ。

クアラルンプール国際空港に夜8時頃に到着し、
そこからKLIAエクスプレスを使ってKLセントラル駅に移動、
さらにスカイトレインを使って
ホテルズドットコムであらかじめ予約したホテルの最寄り駅へ。

Medan Tuanku駅を降りると、
当然ながら辺りはすでに日が暮れていた。

この時が夜9時過ぎ頃だったと記憶している。


それから、ホテルズドットコムの地図を頼りに歩き周るものの、
どうも見当たらない。

住所表記を見ても、それらしい場所が見つからず。

ホテルが複数の名前を使っているケースもあるので、
地図の場所に近いホテルで確認してみたが、
そんなホテルは知らないという。

親切にフロントの人がパソコンで調べてくれたところ、
私が行こうとしている名前のホテルが市内に2つあるという。

そして、どちらも最寄りがMedan Tuanku駅ではないらしい。


この時点で、タクシーを拾うという選択肢も力を失った。

同名のホテルが2つあるとなると、
タクシーが正解を見つけられる可能性は2分の1。

そして、マレーシアに住んだ経験からすると、
この国でタクシーに乗るのはかなりの頻度で不快な思いをする。

しかもすでに日が完全に暮れている上、
男とは言え1人でスーツケースを持って歩いている
いかにもな旅行者。

クアラルンプールのタクシー事情を知らない
絶好のカモと考えられる可能性が頭をよぎる。

面倒に巻き込まれる予感しかしない。


結局、その後Medan Tuanku駅に戻り、
駅員の人に聞いてみたが、
そんなホテルは知らないという。


そこで思いついたのは、
ホテルズドットコム以外のサイトを見れば
正しい住所か地図が載っているかもしれないということ。

すでにスターバックスも閉まっていたが、
その時間帯に空いているカフェをどうにか発見し、
紅茶を頼んでwifiにつないだところ、
まったく同じ写真を使った同名ホテルをagodaで見つけた。

地図はまったく別の場所で、
今まで何度も宿泊したブキビンタン駅の近くだった。

明らかに歩いていける距離ではない。

そこからスカイトレインに乗ってブキビンタン駅に向かい、
ホテルにチェックインしたのが日付けが変わる直前。


同じ通りで若干位置がずれていることはたまにあるが、
ここまで跡形もなく場所が違うのは初めてだった。

結局、3時間近く蒸し暑いクアラルンプールをさまよい、
スーツケースを引きずりながら汗にまみれて
睡眠時間を削る羽目になってしまった。


ダブルブッキングで案内されたのは・・・

ルーマニア
続いてはダブリンで経験したトラブルだが、
日本国内でも噂には聞くし、
世界各地で時々遭遇するダブルブッキング。

つまり客室よりも多く予約を取ってしまったために、
宿泊できないという状態。


ダブリンでの出来事が印象的だったのは、
代替手段として案内された先が
明らかにグレードダウンしていたため。

ボロボロで清潔感に欠ける内装、
カルキのような妙なにおいが漂う室内、
古びた寝具。

半日も部屋にいたら病気になりそうな部屋だった。


この時のダブリンはハイシーズンの8月で、
時期的な関係でとにかくホテルが不足していた。

仮に抗議してキャンセルが認められても、
当日に宿泊できるホテルを見つけるのは骨が折れる作業。

実際、予約をしていなかったであろうバックパッカーが
満室で断られる光景をダブリンでは何度か目にしていた。

また、ホテルズドットコムのサイトを見ても、
直前での予約がいかに難しい時期であるかは
その前の半月ほどの滞在で身にしみていた。


仮に予約をキャンセルとなれば、
すでにお金を払っている以上、
フロントで少し話をするだけでは済まない。

ホテルズドットコム側にも問い合わせをして、
3者間で決める必要に迫られる。

かなり気力を削られるトラブルとなる。

キャンセルの手間と、
その後の当日でのホテルの手配の手間を考えると
仕方なく折れることにした。

もちろん、その日は室内にいる時間を徹底的に短くし、
ダブリン南部のテンプルバー地区のアイリッシュバーで
夜が更けるまで時間を潰していた。


ダブルブッキングは今までも経験したことがあったが、
この時のダブリンほど露骨に質が低い部屋へ
案内されたのは初めてだった。


チェックインまで5時間!?

台北
旅暮らしをするようになると、
ホテルを変わるたびに気になるのが
チェックアウトしてからチェックインするまでの時間の過ごし方。

タイのように12時にチェックアウトして、
14時にチェックインできる国はいい。

ゆっくり昼食を取ってから移動すれば、
大体そのぐらいの時間になるので。

しかし、国によってはチェックアウトの時間が早かったり、
チェックインの時間が15時だったりする。


日本国内の旅行は、まさにこの点が不便なのは余談だが、
台北のホテルは15時チェックインのことが多い。

が、この時に予約したのは24時間チェックイン可能と
サイト上に表示されていた。

そこで12時前に泊まっていたホテルを引き払い、
次のホテルに13時すぎに到着した。

この日は天気も良くなかったし、
台北で観光に行きたい場所は周った後だったため、
部屋でのんびりするつもりだった。

しかし、フロントが告げたのは、
チェックインは18時からという一言。

ホテルズドットコムの予約時には
24時間受付可能と表記されていた旨を伝えると、
今日は台湾の休日だからいつもと違うと
にべもなく言われた。

台北はホスピタリティに優れた街だが、
この時のスタッフはそうではなかった。


5時間近く待たされるのも迷惑だし、
申し訳なさそうな態度のかけらもない対応もどうかと思い、
スカイプでホテルズドットコムの問い合わせセンターに連絡。

明らかに条件が掲載されているものと違うので、
キャンセルできるかどうか確認した。

先程のダブリンとは違い、
台北ならいくらでも替わりのホテルはある。

トラブルを我慢してまで宿泊する必要はないし、
板橋駅まで移動してきた手間こそ無駄になるが、
気分良く宿泊できる方がいい。


ホテルズドットコムからホテル側に確認するということで、
しばし待った後に返ってきた返答は
キャンセルは不可ということ。

ただし、交渉した結果、
15時にはチェックインできるように約束を取り付けられたとの話。

当日キャンセルは無理だろうと薄々思っていたので、
そこで妥協することにした。

実際、15時を迎えようという頃には部屋に案内され、
当初の話よりは3時間早く部屋に入れた。


なお、ブダペストでは14時チェックインと書いてあるホテルへ行ったら、
15時にならないと無理だと言われ、
再び15時にフロントを訪れたら
別のスタッフに16時までチェックイン不可と言われた。

最初のスタッフの話もして抗議したが、
結局聞き入れられず。

こういったトラブルは時々遭遇する。


ホテルズドットコムのトラブルは多いのか?

agodaやbooking.com、エクスペディア等の
他のホテルの予約サイトを使っても、
そもそもホテル側の不備は避けられない。

たとえば、ダブルブッキングや清掃の遅れによるチェックインのずれは
どの予約サイトを使っても同じ。

もちろんトラブルを起こした提携先を削除していくことで
状況を改善していくことはできるが、
どのサイトも似たようなラインナップになっている以上、
大きな差は期待できない。

実際、agodaやエクスペディアを使った時でも、
問題が減るという実感はない。

また、支払い関連のトラブルは経験したことがなく、
支払いについてはホテルズドットコムは
しっかりしたシステムを作っている模様。

あえて言えば、
国によっては現地払いになっているため、
そこがよく分からずにモヤモヤすることはあったが、
カード決済との二重払いになっていたことはない。


他にも細々したトラブルはいくつもあるが、
数百泊(600泊以上)した結果としてたまに起こっているだけで、
頻繁に面倒に巻き込まれているわけではない。

問い合わせをすれば誠実に対応もしてもらえるし、
今のところホテルズドットコムを使い続けている。

あまり完璧を求めて潔癖症になっても意味がないし、
そもそも海外では日本の常識では考えられないほど
いい加減な人間がスタッフとして働いていることもある。

その意味で言うと、
マレーシアと中国はひどいホテルが多かった・・・。

もはや常識の通じないカオスな人間がたびたびいたので。


長くホテル暮らしを続ければ、
時に宿泊先で不備があるのは残念ながら当たり前。

それも見越して余裕を持ったスケジュールを組むなり、
臨機応変な対応力を身につけるしかないだろう。

少なくても、これらのトラブルがきっかけで
旅をやめようか考えたことはないし、
幸いなことに、そのレベルの面倒にとどまっている。


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