ジャカルタでAmbhara Hotel近くのセブンイレブンに入ると、各国の国旗を彩ったサンダルやタオルが販売されていた。
明らかにワールドカップを意識した販売戦略は、インドネシアでも行われている。
インドネシア代表がアジアの中で特にサッカーが強いという話を聞いたことはないし、実際今回のブラジルワールドカップにしても、出場国の中に名を連ねているわけではない。
そういった意味でいうと、かつての日本のようなもので、自分の国のナショナルチームが出場するわけではないどころか、そもそも出場する可能性が実質的に今現在ではゼロというのが、インドネシアの現状。
それでもワールドカップは、商業的にしっかりと盛り上がりを見せている。
日本代表戦に関しては、ジャカルタ在住の日本人が集まって観戦するイベントも催されていた。
というのも、ブロックMにあるBite and Beerというバーでは、グループ予選の3試合ともに、観戦の集まりが催されていて、そこで得た収益の一部はインドネシアの子供たちにサッカーボールをプレゼントすることで社会に還元されるという。
ブラジルでワールドカップをやっているので、当然ながら日本と時差が2時間しかないインドネシアにおいても、夜中や早朝の時間帯にも試合は開催される。
インドネシアの時間で午前5時から、つまり早朝から始まる試合もあったはずだが、それについてもどうやら観戦のイベントがあるらしい。
こうなってくると、おそらく多くの人は徹夜をしてそこに参加することになるのだと思うが、別にそれによって会社が休みになるということでもないだろうから、徹夜をして朝方に騒いで、そのまま今度は仕事というかなりハードスケジュールになる。
治安の悪いジャカルタなので、夜中に過ごす場所や移動には注意も必要だろう。
日本で渋谷に集まって大騒ぎしているのとは、安全度が違う。
私はそういったことをするつもりはないので、いつも通り寝て、いつも通り目が覚めるまで特にアラームを鳴らしたりもしないし、日本代表戦を観戦しているわけでもない。
食事をしていると、ブロックMの場合、日本のニュースが流れていることもあるので、そういった所で得点シーンやハイライトを見たり、ネット上で試合の結果については目にすることはあるが、90分間丸々試合を観戦するつもりは特にない。
グループ予選の3試合に関して言うと、友人が現地に観に行っているが、私も今年か来年にはおそらく、一度ブラジルには足を運ぶことになるのではないかと思う。
これはサッカーとは全く無関係で、ワールドカップの時期には全く間に合わない。
かと言って、別にオリンピックに合わせていくわけでもなく、普通に何でもない時のブラジルの様子を見てきたい。
むしろ、ワールドカップとかオリンピックとか、そういった人が集まる時期は航空券を取るだけでも大変だし、当然ながら飛行機の機内でも空席は期待できず、ぎゅうぎゅうで息苦しい思いをすることになる。
町中にも人が多く、ホテルも騒がしくてメリットはないので、できるだけ何もない時期に行ってきたい。
とは言え、偶然にもバンコクの水かけ祭りに遭遇してしまったりするように、たまたまばったり何かのイベントにバッティングする可能性もあるが、基本的には大きなイベントを狙って行く予定はない。
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