シンガポールへの移住をやめた3つの理由


マレーシアに住み始めてから、
次にシンガポールに住むことも考えていたが
何度も通っているうちにシンガポールへの移住はやめてしまった。

住む上でのデメリットが目に付き始めたのもそうだし、
実際に移住して後悔した人の話を聞いて
失敗をイメージできてしまった部分もある。

ということで、
今回はシンガポールに移住するデメリットについて。


狭すぎて飽きてしまう

シンガポールの国土面積は東京23区程度。

決して広い国ではないため、
どうしても国内だけでは飽きてしまう。

オーチャードロードのように
外国人でも安心して歩けるほど
治安が良くて生活な場所が多い一方、
住むとなると退屈な部分もある。

たとえばバンコクに住むのであれば、
国内だけでもチェンマイやチェンライで
地方ののどかさを感じることもできれば、
サメット島やプーケットのようなビーチリゾートも楽しめる。

品の良いビーチならホアヒンに行けばいいし、
古都アユタヤのように趣の違う街も。

しかし、シンガポールだけでは
こうした多様性は確保できない。

そして、陸続きで行ける唯一の国は
水道橋でつながっているマレーシアのみ。


唯一の隣国マレーシアは・・・


シンガポールとつながっているのは、
マレーシアの中でもジョホールバルという街。

かつて住んだこともあるので、
この時点で目新しさもない。

かつてはマレーシアでもっとも治安の悪い街として
悪名を馳せていた時期も長く、
一部のシンガポール人にとっては
いまだにイメージの悪さも拭えていない。

近年は治安は改善傾向にあるものの、
ジョホールバルも単なる地方都市といった街で、
残念ながら遊びに行って楽しい場所でもない。

物価がシンガポールより安いため、
それを目当てにシンガポール在住者が来ることはあるが、
ジョホールバルで楽しめる娯楽の大半は
シンガポールでも提供されている。

こうしたことを考えると、
わざわざ飛行機か船に乗って旅行に行かないと
退屈を紛らわせないというデメリットがある。


物価の高さ


シンガポールは東南アジアの中でも
有数に物価が高い国。

ホーカーズのような現地の人向けの
安い食事等も提供されているが、
和食レストランで食事をすれば
バンコクやクアラルンプールの比ではない。

わざわざ同じ水準の料理に
2倍、3倍の食事代を支払うのも無意味な話。

家賃も高いため、
現地採用で生活している人の中には、
毎月の収支がカツカツで悲惨な暮らしをしている例も。

一人暮らしをするのもハードルがそれなりに高く、
ルームシェアをしている人も多い。

物価が高いデメリットを
節税メリットが大幅に上回る人以外にとって、
わざわざシンガポールに移住しても
住みやすい気がしない。


ハードルが上がっていくビザ


シンガポールのビザの取得難易度は年々上がっている。

特に顕著なのはワーカービザで、
前回更新できた人でも
基準が厳しくなったために更新不可になる例も。

移住したら終わりではなく、
その後も安定して住み続けるためにはビザの確保が必須。

この部分のハードルが高い国だけに、
いつはしごを外されるか分からないというデメリットがある。

心配性の人の場合、
ビザの不安で日頃からネガティブになってしまうのでは
移住しても悲惨な影響を受けるだけだし、
後悔の原因になりかねない。


一党独裁のリスク


なんとか長期的にビザを確保できる体制を整えたところで、
シンガポールは一党独裁の国。

政治や経済がうまくいっているうちはいいが、
どこで暴走や迷走が始まるかは分からない。

うまく行っている時はいいが、
悪くなった時に一気に状況が悪化するのが
一党独裁のデメリット。

この政治体制のリスクは無視することはできない。

1〜2年程度の移住なら問題なくても、
永住やそれに近いスパンで住むことを考えるなら
慎重に考えておくべき問題となるだろう。


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