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クアラルンプールに移住した人に元マレーシア在住者が話を聞いてみた



クアラルンプールに移住した坂田さんから、話を聞くことができた。

私もマレーシアに住んでいたことはあるが、それはジョホールバル。

首都とはまた話が違う。

実際、クアラルンプールには何度も行ったものの、ジョホールバルとは環境が別物だった。

ということで、以下は坂田さんの話。


「クアラルンプール移住のメリットですが、暑い国なのでコストが安く済むことが一つ挙げられます。

四季がないので春夏秋冬すべてのための服や靴を揃えなくて済みますし、もともと夏のものなので、冬の服を揃えるよりも安く済みます。

もともと移住先のクアラルンプールの物価は日本よりも安いので、その辺は全体的に物価が安いということでマレーシア在住者にとってのメリットとなると思います。

暑さに平気ならすごく過ごしやすいです。

住宅も安くて広いですので、日本よりも広い部屋に住めます。

あとマレーシアは外国といっても日本からかなり近いですし、日本の物を売っているスーパー、それからデパートも充実していますので、日本人として外国に移住する先としてはまったく不自由していません。

それからアジアはLCCという格安航空チケットがかなり発達しているのですが、それを使ってクアラルンプールから周辺諸国に遊びに行くことも可能です。

シンガポールやタイなどはバスで行けたりしますし、LCCを使ったらバスよりも安い値段で、プロモーションの時期に安いチケットが手に入れば遊びに行くこともできます。

もともとマレーシアの中でもリゾートでしたら遊びに行けるところはたくさんあるのですが、きれいな海やきれいな島も多いですし、東マレーシアでしたらもっと自然が豊かな野生のオラウータンが見られるようなところにも行けたりします。

クアラルンプール在住になってからは、こうした場所にも気軽に行けます。

ロングステイで退職したあとにこちらに住まわれる方は働く必要がないので、逆にそういった田舎に住まわれている方が多いのではないかなと思います。

田舎のほうがクアラルンプールよりもさらに物価が安いですし、移住すればのんびりした生活ができます。

クアラルンプールは都市なんですけれども、電車・バスがそんなに発達しておりません。

その割にはあんまり渋滞しないかと思います。

たぶん住んでいる人がそんなにいないのかなと思うのですが、クアラルンプールで例えば雨のとき、それから事故が起こったとき、そういったとき以外にひどい渋滞になったことはあまりありませんので、やはり交通事情は悪くはないのかなと思います。

あとはロングステイ先として非常に人気がある国ですので、そういったロングステイの方たちのためのフォローをする組織ですね、そういったものがとても充実しています。

ですので、何かあったときに大使館・領事館以外に頼れる機関がたくさんあるのではないでしょうか。

また、現地に在住する人たちのためのフリーペーパーもいくつか出ています。

これは日本人移住者の絶対数が多くないとなかなか海外でも発行されないのですが、現地に住んでいる人たちが、例えばお仕事ですとかレストランですとか、マレーシア生活についての情報を発信している新聞、そういったものが日本人がよく行くレストランに置かれております。

クアラルンプール在住の場合、そういったものを見て情報収集することも可能です。

そういったことから、マレーシア・クアラルンプールで日本人の方が仕事を探すのはそんなに難しいことではないかと思います。

お給料ですとか、条件に何か制限をつけて希望しない限りは、大体の日本人の方はお仕事が探せるのではないかと思います。」


クアラルンプール移住後の生活費


クアラルンプールでの生活費の内訳なんですけれども、移住してから現地で仕事を探した現地採用で、例えば給料が平均を12万円から15万円として、それで暮らしていけるのかといわれると十分暮らしていけると思います。

何か贅沢な暮らしをしない限りは、移住後の現地での生活に不便はないかと思います。

家賃を大体4万円から5万円で抑えて、あとは光熱費ですね。

これはもうクーラーを使うか使わないかでかわってくるんですけれども、マレーシアでうちはクーラーはなかったんですけれども、昼間家にいなかったこともあるんですが、夜涼しくすごせますので、そんなに光熱費はかからないかと思います。

3000円から4000円分クーラーを使ったとして、光熱費が6000円から7000円位になるのかなと思います。

あと食費もかなり安く抑えられます。

外食がかなり発達しておりますので、屋台での食事で一食お腹いっぱい食べても300円くらいで済みます。

レストランで食べたとしても、それの倍くらいしかかからないのではないかと思います。

あとは夏の国ですので、例えば洋服なんかもそんなにお金がかかりませんし、もちろん贅沢をしていろんなことをすればそれだけお金がかかりますけれども、お給料の中だけでやっていきたいという場合は、それはそれで済むかと思います。

マレーシア在住の日本人にとって高いものというと電気製品、あとはもし日本に何回も行き来したいということであれば、日本への交通費がかかります。

あとは外国人ですので、病院に行ったときに外国人専用の病院に行かされてしまった場合も、他の病院よりお金がかかります。

現地の人と同じような社会保険でまかなっている病院にいけば、かなり安く済むとは思いますが、それはそれで言葉が通じなかったり、治療はかなり、ある意味発展途上国ですのでちょっとひどい治療を受けてしまったりということがあります。

後々を考えると、病院にいくときだけは節約しないで外国人用の高い病院に行ったほうがいいかと思います。


あとはビザ費用なんですけれども、私のところでは二年間のビザで3万円くらいかかりました。

そちらの費用を会社が持つのか本人が持つのか、何年ごとのビザを取るのかというのは会社ごとの規定職種によって発行されるビザの長さと料金も変わってくるので、そちらはそれぞれの規定を調べてチェックしてみてください。

マレーシアは世界の中でもかなり就労ビザがとりやすい国ですので、費用がかかること以外はまったく問題がないかと思います。

ロングステイビザのために業者さんに20万円近く払っているケースもあるようですが、これはやはりロングステイの場合は会社勤めと違いまして、サポートしてくれる機関がありませんので、個人でとるのは英語の問題、言葉の問題もありますので、かなか難しいというところでビザ取得のためにそれくらいのお金を払わなければいけないようです。

それでもやはりロングステイでマレーシアに移住するのは、他の国に移住するよりもかなりハードルの低い簡単なことと言われています。


クアラルンプールでの移住生活に必要な語学レベル


マレーシアで生活に必要な語学レベルということですが、マレーシアの国語、それから公用語はマレー語です。

ただもともとマレーシアはマレー人、それから中国人、インド人と三つの異なる国から人々が移住してきておりますので、共通語は英語になります。

皆さんは基本的な簡単なマレー語は話すことができます。

例えば銀行、それから市役所、そういった国の関係のことは全てマレー語となっております。

書類も全てマレー語で書かれていますので、読み書きができないとそういったことに携わることができません。

ですので、そういったときには弁護士を呼ばなければならないでしょう。

三つの国の人たちが共通で話す言葉は英語ですので、マレーシアでは皆さんは英語を話すことができますが、レベルはかなり異なっています。

マレー人はもともとマレー語が話せれば全てのことが足りますので、英語の教育を受けてない限りはあまり上手ではありません。

中国人で英語教育を受けている人たちは、英語のレベルはかなり高いと思います。

ですが中国人でも自分たちの母国語の中国語、それから英語とマレー語をちゃんぽんに使っていますので、よっぽど英語を普段話さない限りは英語の中にもマレー語の言葉を組み入れたりとか、中国の言葉を組み入れたりとか、ちゃんぽんで話すことが多いです。

ですので、彼らの中で母国語という概念は余りなくて、英語が70%、中国語が80%、マレー語が60%のような形で、100%話せる言葉はないと彼らはいっております。

ですので、マレーシアで英語を使うときには日本人にとっては楽かもしれません。

文法もかなり簡略化されておりまして、どちらかというとわかりやすい英語となっております。

ただ、まったく英語が話せない日本人にとっては話しやすいのですが、英語がもともと上手な日本人にとっては英語力が落ちたという話をよく聞きます。

マレー人と話しているうちに、マレー人の英語がうつってしまうのですね。

彼らは過去形、それから現在形・未来形のような時勢はありませんし、前置詞も抜かして簡単な英語にしてしまいます。

そういった英語がうつってしまう可能性もあります。

マレーシアは日本人の英語留学先としても人気があります。

アメリカやイギリスなど生活自体にコストがかかる国ではなくて、マレーシアやフィリピンなどの安い国に英語留学に長い期間こられる方が多いかと思います。

英語学校はたくさんあります。

英語学校で勉強する分には問題ないかと思います。

先生方はネイティブの方が多いですし、私の学校ではイギリス人の先生がいらっしゃいました。

マレーシア人が教えたとしても、高い英語教育をうけた英語の上手な先生がもちろん採用されますので、クラスの中で英語を勉強する分には問題ないかと思います。

ただクアラルンプールに移住してからの生活の中で、英語がすごく上手になるかといわれるとちょっとそれはまた別問題かと思います。

もし英語がまったくゼロでこれからスタートするというのであれば、マレーシアであればマレー語を勉強したほうが上達はもしかして早いかもしれません。

マレー語は英語と比べて文法、それから発音もすごく簡単ですし、マレー語を一から勉強して自分の英語力をぬいてしまったという日本人の方もたくさんいます。

私も一度マレー語教室に参加して勉強してみたのですが、言葉も短いですし文法もすごく簡略化されています。

時勢もありませんし、それから英語のように複雑な文法もありませんので、すぐ上手になるかと思います。


クアラルンプールに移住して失敗したと思ったこと


次にクアラルンプール移住をして失敗したと思ったことなんですが、イスラム教徒の国に住むということは思ったより難しいことなんだなと思いました。

移住するまではイスラム教徒の国に住んだこともなかったし、イスラム教がどんなものかもあんまりよくわからなかったのですけど、実際住んでみて実生活にそんなに影響があるかと言われればないんですけれども、例えば女性の格好だとあまり肌を出していると、じろじろというより、じーっと見られます。

ちょっと腕を出しているとか、ちょっとスカートが短いとか、そんなに露出度も高くない日本でいると普通の格好なんですけども、イスラム教徒の人にしてみれば肌の露出が多いということでかなりじろじろ見られると思います。

見られるだけだったらいいのですけど、それを元に軽い女の人、または体を売る女の人と勘違いされて声を掛けられる場合もありますので、そういったことにも注意しなければいけません。

イスラム教が原因かどうかはわからないですけど、暑い国ということもあってかなりのんびりとした国民性です。

クアラルンプールでは急いでもしょうがないというか、暑いのでだらだらしてしまうこともあると思うのですが、のんびりしているのはいい面もありますが、悪い面は例えば何かを依頼したときにまったく急いでくれないということです。

例えばトイレが壊れたとして、トイレの修理屋さんを呼んだとしても、一回約束をしてそれが反故になって、またもう一回約束するんだけどそれが一週間後来てくれたけどもすぐ直らないで、といった具合に修理がスムーズということはありえません。

一回来てみて、それからまたもう一回修理、それからまた壊れて修理ということも頻繁にありますので、そういった国民性に慣れるためにはこちらものんびり構えて、トイレが一週間くらい壊れてイライラしないような性格にならないとマレーシアではちょっとつらいかと思います。

あとはクアラルンプールの治安は無条件に安全とはいえず、その面についてはデメリットを感じます。

神奈川と比べると、やはりピリピリしたものを感じることがあります。

あと一年中夏の国ですので、女性に関しては肌の調子が逆によくなる、冬の乾燥期がありませんので肌の調子がいいという人が多いと思いますが、その分日焼けをして色が黒くなってしまうという方も多くいらっしゃいます。

私もクアラルンプールに移住してからは日焼け止めの対策をとっていたのですけれども、やはり年中夏ということでカバーしきれませんでした。

あと多いのが、意外と髪がはやく伸びるということが多かったです。

あと水が悪いのが原因だと思うのですが、髪がよく抜けるという人が多かったです。

それからクアラルンプールはやはり泥棒が多いのもマイナス点になります。

泥棒というと金銭価値のあるお金や宝石、それから高価なものを狙うと思うのですが、マレーシアの場合はいったい何が盗まれるのかわからないのです。

やはり貧しい人も多いので、例えば外に干してあるちょっといいTシャツとか、そういった盗まれないと思っているものでも、その方たちには価値があるのか良くわかりませんが盗まれてしまいますので、自分の持ち物に対しては常に警戒しておかなければなりません。

あと医療に関しては日本以上の水準は望めませんので、もし何か病気があれば、なるべく日本で治していくこと。

移住前に歯の治療などはなるべく済ませておくことをおすすめいたします。


伝えるのが難しいこと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

伊田武蔵の変人疑惑

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