ポーランドでブロツワフとウッチという二つの町を周ってから、ワルシャワに移動した。
ワルシャワの場合は首都であり、ポーランドきっての大都市なので、これら二つの町とまったく様相が違うため、ここではブロツワフとウッチという二つの町について、比較しながら考察してみたい。
東欧の多くの町と同じように、ブロツワフは、明確な中心部となる広場が設置されている。
逆に言うと、そこを中心にして見ていけば、町をぐるっと回ることもできるし、地図を見ると、だいたいどの辺りが中心部かというのは、明確になっている。
ブロツワフの場合であれば、川や運河で囲まれている辺りが中心部だが、事実上中央広場とその周り徒歩1分ぐらいが、この町の中心であることが一目瞭然。
これに対してウッチは、全く異質。
ウッチの中心部
地図を見ても、ウッチはどこがメインの場所になるのか全くわからない。そして、町をブラブラしていても、ほとんどは地味な住宅街や寂れた商店街で、残念ながら華やかさとは無縁の場所が大部分となる。
さらにひどいことに、明らかに精神が正常ではないような目つきの男が話しかけてきたりすることも少なくないので、あまり町歩きが快適とは言えなかった。
ではウッチは、ただただ寂れた町なのかというと、そんなことはない。
ポーランドの中でもワルシャワに次ぐ人口が第二の都市で、ポーランドの五大都市圏の中では唯一人口が減少傾向にあるとはいえ、今でも多くの人が住んでいるし、観光客もたくさん立ち寄る町となっている。
そしてこの町は、広場ではなく、ピョトルコフスカ通りというメインストリートが一本あって、そこにレストランやアートギャラリー、ジェラットリア等が立ち並んでいる。
だいたい15分ほどで歩ける距離だが、南北に道が貫かれている。
もっともピョトルコフスカ通りが全てメインストリートというわけではなくて、華やかなのはその半分ぐらい。
残りの部分は他の道と変わり映えしないし、とてもメインストリートの延長線とは思えないほど地味。
ブロツワフの場合は、中央広場を中心にして回ればいいので、複数の箇所を巡るのも楽だが、ウッチの場合、一度端から端まで行くと、また同じ時間をかけて戻ってくることになるわけなので、片道が15分であっても、往復では30分とかなりの時間がかかる。
しかもピョトルコフスカ通り以外は、地味で歩いていても楽しい道ではないので、結局は来た道を戻ることになり、そういった意味でも新鮮さが失われるのは残念なところ。
私は、このメインストリートであるピョトルコフスカ通りの南端の辺りにホテルを取っていたが、マヌファクトゥーラ等の一部の見所が北側にあることもあり、何往復かすることになった。
そして、数日いるだけで飽きてしまった。
一方、ウッチは4ズオティで500mlのビールが飲めたり、2ズオティで美味しいジェラートが食べられたりと、ポーランドの物価の安さが目立つ町だった。
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