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旅の基点をトルコにしなかった理由



今回の旅は最終地点をなんとなくポーランドかチェコに設定していたし、おそらくはワルシャワに行くのだろうというぼんやりとした思いがあった。

去年は、プラハやクラクフを訪れて、どちらの都市も素晴らしかったが、特に気になっていたのはポーランドで、首都のワルシャワとか、他の町にはほとんど行っていないので、是非とも今回は見てみたいと思っていた。

まだ3月に始まる旅だったので、かなり寒く、できるだけ南の方からスタートしようと思い、そこから北上する方向でルートをなんとなく設定していたが、その時の基点としてどこの国を設定するか迷った。

例えばギリシャを基点にする手もあったし、あるいはイタリアでもよかった。

ここら辺は東欧と言えるかは微妙なところではあるし、イタリアはまず違うのだろうが、そこは別にこだわらなければ済む話だし、平均の気温を見ても比較的温暖。

しかしながら、あまり興味もなかったので省くことにした。

それ以外にもトルコという国があるわけで、トルコからブルガリアに北上し、そこからブルガリア、ハンガリーと、北に上がっていくという案もあった。

普通に考えると、ブルガリアのソフィアの空港よりはトルコのイスタンブール空港の方がメジャーなわけで、長距離便で到着するのであれば、そちらを選択する方が無難ではないかという思いもあった。

トルコやイスタンブールについては、これまで様々な人から話を聞いていて、だいたい両極端に意見が分かれる。

好きという人は、自然や歴史遺産が素晴らしいと言うが、嫌いな人はとにかくトルコという国は猥雑で、常に落ち着かず、だましに来る人もたくさんいてうんざりしたと口にすることが多い。

トルコはヨーロッパの中では嫌われている国として知られる一方で、日本からは親日国として好意的に受け止められることが多い。

正直なところ、日本人がトルコをなんとなく評価していると言っても、そもそもトルコ人のイメージがあまりなく、迷惑を被っていないからではないかという要素も加味して判断する必要がある。

様々な情報から判断するに、トルコ人の性質はインド人の性格をもう少し標準的な国際社会に近付けた感じというか、穏やかにした感じではないかと推測している。

そう考えてみると、マレーシアに住んでいた時にインド系の住人にうんざりして、インドに行きたくないと思った私にとって、トルコはなかなかストレスを感じそうな場所である。

しかも、旅の基点をトルコにするということは、いきなり胡散臭い場所に行くわけで、そこで何かトラブルに巻き込まれると、その後の旅についても持ち物等の面で困ったことになりかねない。

確かにトルコの世界遺産や、カッパドキアを初めとした名所は見てみたい気もするが、今回の旅の中で組み込むかと考えた時に本能的に拒絶感が出たので、そこは避けることにした。

トルコはシェンゲン協定の範囲外になるので、ヨーロッパに90日弱いて、そこからトルコに一度移動し、しばらく滞在した後で再びヨーロッパに戻るという使い方もある。

ただし、この場合はトルコに3ヶ月以上滞在しないといけないので、これはこれでハードルが高い。

そう考えてみると、こういったトルコの活用法を採用するのもなかなか難しく、3ヶ月というとちょっとしたロングステイぐらいの期間になるので、肌に合わなさそうな国でそれだけ長く生活するのは、おそらく人生の質を下げることにしかならないはず。


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

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