フィリピンのマカティは、10月からクリスマス色に染まり始めていた。
ごく一部のショッピングモールは
9月後半から飾り付けが始まったりも。
まだハロウィンすら過ぎる前に
すでにクリスマスを待っているのは
カトリックの国であることと
お祭り好きの陽気な国民性がそろった結果なのだろう。
かなり早い時期から
この時期を待ち望んできたことになる。
実際、オフィスビルの吹き抜け部分にも
4階や5階分の高さのツリーがあることは珍しくない。
もちろんショッピングモールに行けば、
巨大ツリーやイルミネーションを見ることができる。
ここでは、マカティエリアのクリスマスの雰囲気を一部、
紹介してみようかと思う。
オフィスビルの前には天使のイルミネーションが
コンドミニアムにもクリスマスらしさが漂う。
住んでいるコンドミニアムにも
ロビーに巨大なツリーが飾ってあるが、
他のコンドミニアムの前を通りかかっても同様。
マカティでは一般的なことらしい。
リトルトーキョーの鳥居もライトアップ。
写真で見ると違和感がないが、
実際は鳥居をライトアップしているので
不思議な感じがする。
日本に住んでいたら、
おそらく一生見ることがなかった光景。
日本なら怒られそうな気が・・・。
アヤラ通りにもイルミネーションが
やはりクリスマスシーズンということもあり、
12月に入ってますます華やかになってきた。
25日が過ぎても、
来年の正月すぎまではこの飾り付けが続くらしい。
そうなると、年をまたいで4ヶ月ほど
フィリピンではクリスマスの飾り付けが続くことになる。
実に1年の3分の1の期間。
しかも年末でも気温が下がらないので、
いまいちクリスマスの実感がない。
天変地異がない限りマニラに雪が降ることはないので、
ホワイトクリスマスとも無縁。
日本のように自宅の壁や庭をライトアップしているのは
ほとんど見かけることがないが、
普段は殺風景なオフィスビルにも
ツリーが置かれたり、飾り付けがされたりしているのを
各地で見かけた。
ヨーロッパ各国がそうであるように、
フィリピンもまた、
この時期は1年の中でも特別に華やいでいる。
もっとも、ドイツのクリスマスマーケットや
ロンドンのオックスフォード・ストリートのような
伝統に裏打ちされつつも洗練された美しさがあるわけではないが。
この数週間、一部のレストランで
クリスマスパーティー向けにダンスレッスンをしていたり、
フィリピン人が全力で楽しもうとしているのを感じてきた。
お祭り好きなフィリピン人にとって、
この時期は一年の中でも特別楽しみらしい。
クリスマス当日は閑散とする
フィリピンの中でもマニラとセブの二箇所でクリスマスを経験してきた。
どちらも共通して言えるのは、
事前の盛り上がりとはうらはらに
クリスマス当日のフィリピンは道行く人が減り、
店も閉店していることが多い。
マニラの場合だと、
マカティのグリーンベルトの3割ほどのレストランが閉まり、
開店している店も午後8時に早じまいしたりする。
セブだとセブシティのアヤラセンターが
一番のショッピングモールという扱いだが、
クリスマス当日にはアヤラセンターそのものが閉まっていた。
食事をする場所にも困る状況。
当日は家族で静かに過ごすという
カトリックらしい習慣が根付いているらしい。
前日までの様子からすると、
馬鹿騒ぎの中でクリスマスに突入するかと思いきや、
予想を裏切られる結果となった。
かつてクリスマスを過ごしたリスボンほど
街から人気がなくなるわけではないが、
明らかに普段の平日よりも人の姿がまばらになり、
25日は寂しい印象すら受けた。
そして、そのまま1月後半ぐらいまでは
ツリーやイルミネーションが飾られている。
すぐに正月ムードに突入する日本とは
このあたりの雰囲気がだいぶ違っている。
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