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留学生が就職で有利にならないのは当然かもしれない


先日、かつて大学時代に留学をしていた経験のある人から話を聞く機会があった。

彼の場合は、大学時代に2年間イギリスに留学をしていて、ロンドンで勉強した後、日本に戻ってきて就職活動を行なった。

その結果として彼が直面したのは、日本は帰国子女(彼の場合は帰国子女というほど長期でいたわけではないが)や元留学生に対する扱いが厳しいということ。

彼自身はそのことを嘆いていて、もっと国際的になる必要があるとか、海外志向でいくべきではないかと愚痴っていた。

確かに日本企業は国境を越えて外に目を向けなければいけないというのは、業態によっては私も全くの同感である。

しかし、それが留学生を優遇することに繋がるとは思えない。

というのも、一年や二年留学したくらいで企業にとって即戦力になるかというと、甚だ怪しいため。

結局日本で何もできない、ビジネス上能力が無い人が少しくらい英語を話せたところで、所詮は大した役には立たない。

そんなことをするくらいであれば現地で人材を採用したほうがずっといいし、日本の学生が少し英語を学んだとか、海外生活を経験したくらいで役に立つほど、世の中簡単に進むものではない。

私自身も二年半以上海外に住んでいるものの、ではすぐに海外で起業ができるかといえば、そういったことではない。

例えばフィリピンでいきなり起業するとなれば、この国を取り巻く社会環境とか、あるいは法的な壁に阻まれて散々手こずることは目に見えている。

こういった事情を考えると、留学生がそこまで手厚く扱われないとしても、それ自体は日本企業の悪しき体質ということにはならない。

むしろ、留学をしたくらいで自分は人生において貴重な体験をしたとか、同級生に比べて圧倒的に有利な条件を手に入れたという思い込みのほうが怖い。

どういうわけか、一部の日本人は英語力や海外生活の経験が無条件に長所や武器になると思っている節がある。

しかし、残念ながら企業が求めているのは歯車であって、上手にその会社の中にフィットするかどうかが問われている。

その中で、これといって何の能力もないのに、ただ単に英語だけ話せたところで、どれだけ活躍できるかは怪しい。

例えば営業を行うのであれば、営業力や交渉力が必要なのは当然のこと。

しかも海外であれば、文化や商慣習の違いによって物怖じしないで、そういった差異にこだわらずに交渉を進めていくタフな精神力も必要になる。

仮に英語力はTOEICで900点以上を取れるほどの力があったとしても、全く営業向きでなければそのポジションに置かれてもなんの役にも立たないことになる。

そういった基本的なことを当然企業のトップはわかっているので、留学生をそうたやすく優遇しないのは当たり前の話。

そう考えてみると、結局のところ身につけなければいけないのはビジネスの力であって、英語力や海外生活の経験はあくまでも二次的な要素として考えるべきであるというのが、海外在住者として率直に思うところ。


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