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ピーターパン症候群は意外に身近かもしれない


言葉としてはよく聞くピーターパン症候群。

これは単なる性格の問題ではなくて、実をいうと精神疾患(パーソナリティ障害)の一つに数えられている。

このピーターパン症候群というのは、基本的に男性の病気で、女性については適用しないということ。

もっとも、精神疾患としての厳密な意味ではなく、一般用語として使われることもあるため、女性の場合について語られることも一般的。

なお、女性の場合はシンデレラ症候群もあるが、こちらは王子様が助けに来てくれるような外部からの望ましい変化を待っている状態なので、女性版のピーターパン症候群と言うには少々違う。


そもそもピーターパン症候群とは?

ピーターパン症候群はアメリカの心理学者であるダンガイリー博士によって提唱された概念で、これは大人の年齢に達していながらも精神的には子供のままのことを言う。

実際のところ、精神疾患のため何かの検査によってはっきりとわかるような特徴があるわけではなくて、例えば血糖値をはかればわかるとか、そういった明確な基準はない。

症状としては妄想が多かったり、あるいは子供っぽい行動や考え方が多かったり、感情のコントロールが下手であるといったことがあげられている。

どのような原因があるかというと、幼少時の教育として甘やかし過ぎていたり、あるいは逆に幼少時に過度なストレスをためていたりしたことが原因で起こるという。

こうして考えてみると、特に二十代くらいの場合は、若干ながら誰しもピーターパン症候群の兆しがあるのではないかと思う。

どこからが大人で、どこまでが子供かというのは判断が難しいところだし、ある意味でいうと自由な立場になったところで子供っぽい言動をするようになることも多い。

実際、会社の役員などになると、年齢がもう五十代とか六十代とか、場合によっては中小企業であれば七十代の役員も普通にいるが、彼らは束縛の中から抜け出したことによって自分勝手に振舞い始めることが多い。

そうなってくると、ある意味でいうと子供と共通点があるような自分勝手な振る舞いをして、周りをてんてこまいにさせたりすることもある。

私の場合で言えば、二十五歳だったか二十六歳のときに独立しているので、それからはサラリーマン時代よりも自由に立ち振る舞うことが許されているし、仕事への向き合い方も独自のスタンスで臨むことが許されている。

そうなってくると、ある意味でいえば社会人らしくない振る舞いをすることもあるし、自分勝手に行動をすることが多くなる。

オフィスを持つのを辞めて通勤時間を0にしたり、気分を変えるために海外に行ってホテルで缶詰になって仕事をしたり、連絡手段を極端に絞って余計な依頼が来ないようにしてみたり。


自分の感情を抑圧して上手にまわりとなじんでいく必要がなくなっていって、協調性はむしろ軽く欠落しているくらいのほうが人生がうまくいくのではないかという感覚すら持つに至っている。

そうなってくると、サラリーマンであればともかく、自営業者や会社の中でも役員の立場にいるような人というのは、比較的ピーターパン症候群らしい特徴をもった言動をしやすいのではないかと思う。

では、そういった人が精神年齢が低いかといえば、必ずしもそういうことではなく、かなり判断が難しいのではないかと思う。

ピーターパン症候群に関しては精神疾患だし、社会的な生活をスムーズに送れるかどうかが一つの判断基準になるから、まわりから子供っぽいとか大人になりきれていないと見られていても、それによって問題が生じていないのであれば該当しない場合も多々ある。

もっとも、一般用語としてピーターパン症候群という言葉が使用されている場合には、そうした厳密さを求める必要もないが。


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