海外移住前に治安に関して見落としがちなリスク



治安は海外移住をする国を決める際、
ほとんどの人が重要視する要素であるはず。

日常的に銃弾が飛び交う国に住みたくないのは当然だし、
誘拐や強盗が多発している街では気が休まらない。

しかし、問題なのはその国が安全か危険かの情報が
相当に偏っているということ。

たとえば、マレーシアはなんとなく安全なイメージがある。

逆にフィリピンは東南アジア屈指の
危険な国というイメージを持つ人が多いだろう。

両方の国に住んでみた率直な感想としては、
確かに一理ある者の、
海外移住を想定するなら結果は違ってくる。

これはマレーシアとフィリピンだけではなく、
多くの国・街についても誤解されていることなので
ここで改めて語っておこうと思う。



国全体の安全度と特定地域の安全度


マレーシアの中でも日本人の移住者が多いのは、
圧倒的にクアラルンプールとなっている。

次に海で有名なペナンが続く。

東南アジアの中でも一人当たりのGDPが多く、
実はタイもしのぐほど。

もっとも人口が3000万人足らずと少ないので、
国家としての経済規模はそこまで大きくないが。


とは言え、ロングステイ財団の海外移住先の人気ランキングで
7年連続トップを飾るほどに日本人からの信頼は厚い。

たしかに国全体として見た場合、
マレーシアはそれなりに安全な部類に入る。

しかし、そこそこ裕福な国であることもあり、
全体的に治安の改善やインフラを良くしているだけで、
本当に外国人が安心して暮らせるエリアが実はない。

たとえば有名なインターナショナルスクールに子供を通わせるにも、
学校自体が侵入者に対する十分な対策を行っているか?

時間が決まっている登校時に
誘拐犯に狙われる心配はないか?

こうしたことを考えると、相当なリスクがある。

教育移住でも注目される国だが、
実は誘拐が多いことはあまり知られていない。


私がマレーシアに住んでいた時、
近所の移住仲間たちが戸建住宅に共同で住んでいた。

彼らの近所の人から聞いたのは、
数年前に子供をいつも通りスクールバスに乗せる時間になったら、
なぜか家の中に見知らぬ男がいたという話。

門の中のドアから静かに入り、
子供の近くにたたずんでいたという。

男は大騒ぎすることはなく、
家主の腕時計を指差した。

それを差し出すと、
そのままおとなしく帰っていったという。

登校という毎日のリズムが決まっている時間は
狙われやすい時間帯でもある。

背筋がぞっとするような話だが、
犯人はその後も捕まっていない。


マレーシアで危険なのは子供ばかりではない。

全体的にこんなふうに中途半端な治安なので、
大抵のところを独り歩きできる反面、
驚くような事件も意外に頻発する。

私が遭遇したのは、
コンドミニアムを出て夕食を食べに行こうとしたところ、
交差点の左側からノコギリを持った男が全力疾走で飛び出してきた。

南国の暑さでだれているところに
予告もなくそんな状況に出くわしても身体がとっさに動かないもので、
状況把握に時間がかかった。

とりあえず立ち止まって状況を見ていたら、
後ろからゴルフクラブを持った3人の男達が追ってきた。

追われているのがインド系で、
追っているのが中華系。

どちらもマレーシアではよく見かける。

幸いなことに彼らはこちらには来ることがなく、
十字路の左から来てまっすぐ右側に入っていった。

数分後にインド系の男が警官に捕まえられ、
パトカーに乗せられていた。

おそらく強盗に失敗でもしたのか、
店でのトラブルの腹いせに一悶着起こしたのだろうか。


他にも、知人が青龍刀を持った4人組の強盗に襲われ、
車の窓を割られてバッグを持って行かれたこともある。

移住仲間とクアラルンプールで2台のタクシーに分乗したら、
もう1台がおかしな小道に入り始め、
連れ去られそうになったことも。

現地の知人も同乗していたが、
外国人を人気のないところに連れて行って
強盗をする手口だろうということ。

幸い、私達が乗っていたタクシーの運転手が
クラクションをしつこく鳴らして止めてくれたので事なきを得たが、
危ないところだった。


マレーシアで暮らしていると、
治安が良い国だとはまったく感じない。

知人の部下がコンドミニアムからスーパーまで歩いていると、
車から降りてきた強盗に手のひらをナイフで切りつけられ、
そのまま仕事をやめて日本に帰国してしまった事件も。



では、より危険なイメージのフィリピンはどうか?

たしかに犯罪件数を見てみると、
明らかにマレーシアよりも治安が悪い。

しかし、マニラとセブに住んでみた実感としては、
また違った側面が見えてきた。


私がマニラで暮らしたのはマカティのレガスピ地区。

外国人が多く住むエリア。

フィリピンはしたたかな国で、
まだまだ貧しくてインフラも整わず、
島の集まりなので統治もしづらい。

そんな状況で国家全体の治安を大幅に改善したり、
インフラを整えるのは現実的ではないという事実を
冷静に受け止めている。

一方で外国人の観光客や移住者を海外から呼び寄せ、
フィリピンで消費してお金を落としてもらいたい思惑もある。

結果、外国人が集まる地域は治安を改善し、
企業誘致の目的もあってインフラも整えた。

マカティのレガスピ地区はまさにそんなエリアで、
マレーシア在住時よりもよほど安心して街を歩けた。

1年住んでみて、特に危険な目にあったこともない。


セブではセブシティという商業エリアに住んだ。

アヤラセンターから徒歩3分弱の立地。

こちらも危険な目に遭うことなく、
平和な日常を送ることができた。


ただし、セブでは知人づてで聞いた話として、
夜中に裏道を歩いていた日本人女性が強盗に遭い、
頭を殴られた失神したらしい。

ただ、その道は私も知っていたのだが
外国人が通るべきでないのは雰囲気から明らか。

昼間でもそうだし、
夜中に女性の独り歩きなんて論外な場所だった。

明るくて人の多い場所なら安全でも、
暗い裏道に入れば別の世界が広がる。


あるいは同じマニラでも、
マカティやグローバルシティは治安が良くても、
多くのエリアは安全とは言えない。

こうした地域格差が大きいのがフィリピンで、
外国人が多く住むエリアで暮せば
マレーシアよりも安全に暮らせる。

逆に家賃の安さを求めて
フィリピン人しか住まないようなエリアに行けば、
当然リスクを抱えることになる。

しかも外国人というだけで目立つので、
現地の人よりも危険は大きい。


国全体の治安を見たところで、
その国の津々浦々まで足を運ぶ人はいない。

もっと居住エリアに絞って安全かどうかを確認したほうが、
本当に安心して暮らせるかどうかへの影響は強い。

治安が良い街の中にも貧民街や
柄の悪い移民が住むエリアがある場合もある。

特にヨーロッパではそうしたエリアが増加傾向にあるし、
一見して荒んだ場所が見つかることもしばしば。

移住後の生活の中での動線を考え、
ある程度限られたエリア単位で治安がどうなのか?

この視点を持っておくと、
海外生活をより安全に、快適に送るために役に立つ。



大切なことを

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

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