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ロンドンのテート・ブリテンががっかりだった



今回のロンドン訪問の目的の一つは、テート・ブリテンという美術館を見に行くことだった。

イギリスの永住権にも興味はあるが、取れそうにはないので、今のところ、ロンドンにはあくまで旅行者として訪れる他ない。

ロンドンは初めて訪れるわけではなくて、私が海外旅行で初めてやってきた時にもすでに来た街。

そしてテート・ブリテンは、ターナーコレクションというウィリアムターナーの作品がたくさん展示されていることでも知られている。

以前にロンドンにやってきた際に、ターナーの絵画が気に入っていたので、それを見に来るのが今回の楽しみの一つだった。

しかしながら、別に私はターナーという画家の全ての作品が好きなわけではなくて、光に溢れる旅立ちのテーマで描かれている一連の絵が好きなだけで、それ以外はどちらかと言うと、嫌いな絵も多い。

そして、今回テート・ブリテンに開館時間と同時にやってきたものの、お目当ての何枚かの絵は、いくら探しても見つからなかった。

当然ながら、美術館の展示物はタイミングによって変えられるし、ひょっとしたらどこかの国でターナー展をやっていて、テート・ブリテンから何枚かの絵が提供されている可能性がある。

どういった事情かはわからないが、今回私のお目当ての絵、同じような構図の港から船が出港している様子の絵は、1枚も見つからなかった。

これらの絵は、光溢れる旅立ちをイメージさせるので、旅をしている途中に見ると、とても明るい気持ちになる。

逆にこの絵がないと、テート・ブリテンの魅力が半減するし、実際今回行ってみたところ、もう一度来たいとは思わなかった。

その後はブラブラしながらウェストミンスター寺院を眺めたり、ロンドンの国会議事堂やビックベンを通って、さらに北上してトラファルガー広場まで行った。



ナショナルギャラリーへ

トラファルガー広場に面してナショナルギャラリーというイギリスの国立美術館がある。

ナショナルギャラリーも見てきたものの、ほとんどの作品は素通りするだけで、それほど感銘を受ける絵は多くなかった。

その中で群を抜いて目を引いたのは、モネとゴッホだった。

モネの絵画については、睡蓮ではなくて、ずっと田舎道が続いていて、その向こう側が見えなくなっている構図の絵だった。

この木々の間をくぐっていったら、どこか別の世界へ行けそうな錯覚を起こさせる空気感があって、その絵には思わず引き込まれて長い間見入ってしまった。

それに対してゴッホの絵は、同じ部屋の反対側の壁に掛けられていて、有名なひまわりもあったし、糸杉と麦畑の絵もあった。

最初はこの糸杉と麦畑は、ゴッホに影響を受けた画家がデフォルメをしすぎたのかと思って作者名を見たら、まさかのゴッホ本人だった。

躍動感がある絵で、おそらく日本の浮世絵の影響を受けてからの作品なのだろう。

結局、ナショナルギャラリーにおいては、この二つの絵をじっと見ていたというのが実際のところで、それ以外はルーベンスやセザンヌ等の有名な画家の作品も展示されているものの、あまり長い時間じっと見続けることはなかった。

ナショナルギャラリーも二回目の訪問だが、前回とは違う絵に注目することができて、時の変遷や自身の内面の変化を感じることができた。


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