フィリピン、マニラ在住者が感じた台風30号の影響


台風30号、ハイエンがフィリピンを襲ったことで、
私の元にも安否を気遣う連絡が数多く寄せられた。

経路は主に2種類で、メールかフェイスブックで。



メルマガを出していると無事を気遣われるのかと思ったり、
フェイスブックでも色々な人がコメントやメッセージで
困っていないか心配してくれたりして
人の心遣いを感じることができた。

結論から言うと、
同じフィリピンでもマニラはまったく影響を受けていない。

どうも台風30号が直撃しなかったらしく、
その夜に雨が降ったものの、
土砂降りでもなければ強風でもなかった。

折り畳み傘を広げて平然と歩けるレベル。

近くのイタリアンレストラン、Sala Bistroで食事を済ませ、
コンビニでミネラルウォーターのvivaを買って帰ったぐらいなので
こんなに大惨事になっているとは知らなかった。



フィリピンのテレビを見ているわけでもないし、
グリーンベルト等のショッピングモールでも
支援を呼びかけて募金を集めたりもしていない。

ハイエンなんてなかったのではないかとすら思う。


ネットでYahooニュースを見たり、
YouTubeの動画で台風30号の爪痕を見て
マニラに住みながら驚くのが現実。

散乱した瓦礫や自宅の床上まで泥水に浸水したのを見て、
たしかにショックを受けた。

同じ国でもこれほどの惨状になっていたとは。


その一方で疑問が生じるのは、
レイテ島をはじめたとした被害地域の元の姿。

少なくても日本人の感覚で思うほどに
台風の前も整った環境ではなかったのではないか?

そうなると、我々のイメージするところよりも
災害後とそれ以前の落差は小さいのかもしれない。



特にフィリピンで産業のない島は貧しいので、
そうした可能性も現実的に有り得る話。

具体的にレイテ島がどうなのかは訪れたことがないので分からないものの、
そうした報道がされないのも片寄っていると思う。

元の姿はふせておいて、
一番衝撃的な建物が崩れた光景等を映すだけでは
真実の姿は見えてこない。

報道ではなく、エンターテイメントに徹するのなら
それでも非難されることではないだろうけど。


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