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移住前に日本で行うべき手続きについて。
これは至ってシンプル。
市役所に行って、海外移住する旨を伝えると、住民票を抜くための手続きをしてくれる。
この際、移転先の記載は国名のみでいいので、正確な住所はわからなくていい。
現地に渡ってから住むところを探す場合にも、まったく問題ないことになる。
その時に健康保険の停止の手続きをし、健康保険証を返還した。
返還後は治療を受けても全額負担になるため、持病があるなら薬を多めにもらっておくとか、歯科検診を受けて歯の状態をベストにしておくとか、そうしたことをしておいた方がいい。
海外だと医療の面で最初は不安もあると思うので、まずは日本でやれることをしておくと、安心して移住できる。
また、一時帰国の際に治療を受けるにも健康保険が使えないので、その意味でも先に治療や予防はしておいた方がいい。
住民票を抜いたら、住民税の手続きをするために別の窓口へ行くように言われた。
住民税は1月1日に日本に住民票がある限り、年の途中で移住してもその年の分は支払うことになる。
私の場合、2月の移住なので住民税はかなり損することになってしまった・・・
以上が市役所での手続き。
少ない人は、これだけで手続きは終了。
日本国内での引越しと手間は変わらない。
移住理由を聞かれることもなく、引き止められる事も何なく、私は1時間ほどで手続きが終わった。
この他に、個人事業主なら廃業届・青色申告の届けの取り下げ等を税務署で行うことになるが、これは実際に行けばその場で教えてもらえる。
なお、年度途中での移住の場合、移住日までの分の税金を先に支払うこともできるし、納税管理人を立てて翌年の確定申告の時に納めることもできる。
私は仕事柄、毎日収入が入ってくる関係で、移住前に納税額を確定させられず、納税管理人を立てることにした。
ちなみに、この管理人は税理士等である必要はないので、家族でも友人でも可。
翌年の確定申告の時期に、通常通りの申告を行い、納税すれば終了。
書類をこちらで用意し、それを納税代理人に提出してもらうか、電子申告をすることで、実質的にこちらで対応できる。
この他に、子供がいれば学校の手続きとか、自分で送れない荷物があれば運送業者の手配がある。
私は手持ちの荷物だけで済ませたし、子供もいないので、市役所と税務署の手続きしかしていない。
なお、マレーシアの場合、家具・家電は備え付けのため、わざわざ日本国内での引越しのように、自前で持っていく必要はない。
移住先においては、在留届を出す必要がある。
旅券法第16条によって、
特定の国に3ヶ月以上滞在する場合、
在留届を提出することになっている。
もっとも、住所または居所を定めての滞在なので、
単なる長期旅行の場合は話が別。
マレーシアに移住する場合には、
在留届の提出が必要だが、
オンライン上で手続きを済ませることができる。
電子申請については及び腰な日本の行政だが、
在留届については便利な状況を整えてくれている。
マレーシア移住が難しくなる可能性も
現状、マレーシアに住む上でのハードルとしてビザの存在がある。
現地で働く場合は別として、
私のようにMM2Hビザで移住する人も多い。
ただし、このMM2Hについては、
取得要件を厳格化する方向での発言が
政府側の話として繰り返しなされている。
もしビザの条件が厳しくなれば、
日本人にとって移住先人気国だったマレーシアが
一気に手の届かない存在になる可能性も。
しかも、現在はマレーシアの不動産投資ブームも終わり、
撤退した日系不動産会社も出てきている。
日系の不動産会社やビザのエージェントが撤退したら、
マレーシア移住への熱心な需要喚起も下火になるだろう。
そうなってくると、
一気に移住先としてのマレーシアの人気や
存在感が薄れていくかもしれない。
マレーシアに住んでみて、
この国の移住先としての人気の一部は
利害関係者によって作られたものだと感じざるを得ない。
関係者が撤退すれば、
地力が露呈するのではないだろうか。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
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日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
![](https://ijuusya.com/immigrate-book.jpg)
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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