
私はマレーシアに住んでいながら、実はタイの方が好きだったりする。
ただし、現在ではビザの条件が厳しくなり、リタイアメントビザが取れる50歳以上にならないと、簡単には住めない。
タイの魅力としては、人が優しいこと、食べ物が美味しいこと(日本食のレベルをマレーシアと比べても、明らかに違う)、首都バンコクならクアラルンプール以上の発展していること(個人的な感覚として)などがある。
バンコクは中心地からスワンナプーム空港まで1時間もあれば、電車でもタクシーでも行ける。
エアアジアは古い空港であるドンムアンを使っているが、こちらもアソック等の街中からの所要時間は同程度。
ただし、スワンナプームとは違って、電車のみではたどりつけないため、最寄り駅からはタクシーかバスを利用することになる。
バンコクは市内を走る地下鉄やモノレールもきれいだし、移動も楽。
東南アジアでトップクラスの和食の充実度だし、物価も安い。
タイと言えばASEANでは経済が発展しているイメージがあるものの、スタバ等のバイトの人件費を見ても、マレーシアの半額程度。
マッサージも1時間1,000円を切っていたりと、タイの物価の恩恵を受けることができる。
ビザの問題さえなかったら、真っ先に移住先として選んでいた国だろう。
バンコク以外の選択肢が多い国
今住んでいるマレーシアの場合、今後住む場所の候補はクアラルンプールとペナンぐらいで、
基準をゆるめにしてもマラッカが入ってくるぐらい。
マレー料理がまずいこともあり、
外国人が暮らす環境が整っていないと話にならない。
そのため、マレーシアでMM2Hビザは取ったが、
実際に住む場所の候補は少ない。
それに比べてタイの場合、
日本人を含めて外国人が移住者・旅行者共に多く、
様々な街で便利な状況が整っている。
たとえば、バンコク以外でも
プーケット、チェンマイ、パタヤあたり。
他にもチェンライやシラチャー、アユタヤも
それなりになら利便性が確保されている。
あるいはラオスとの国境が近いウドンタニでも、
そこそこに快適な暮らしができそうだった。
1つの街にしか価値を感じないと、
その街に飽きたらビザが価値を失う。
複数の選択肢があって、
しかもそれぞれに居住地としての性質が違うのは理想的。
大都会のバンコク、
古都チェンマイ、
ビーチリゾートのプーケット、
静かな暮らしができるアユタヤやチェンライ、
といったように。
こうした観点で見ても、
タイは移住先として興味が尽きない。